ボクたちはみんな大人になれなかった (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101003511

感想・レビュー・書評

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  • 深夜ドラマで阿部寛さん主演でやってた「すべて忘れてしまうから」で知った原作の燃え殻さん。
    読んでみたくて、一作目のこの本をまず読んだ。
    文章のフレーズも、使われる単語も、どこかやるせないような切ないような作品の雰囲気も、とっても好きになりました。一度サラッと読み終えたあともう一度味わって読みました。
    次に「すべて忘れてしまうから」も読む予定。

    自分より好きになった彼女とはどうして別れちゃったんだろうね?ずっと同じ気持ちで好きでいることってやっぱり難しいもんね。そういう事だったんだろうね。
    でもあの時どれだけ彼女の事を好きだったかは忘れられないんだろうな。

  • とにかく好きだった。

  • 人生は悪あがき。
    生まれて生きて、
    どうしようもないことがあるって知って、
    それでもあがかずにはいられない。
    恵まれた人も、そうでない人も。
    運が良い人も、運に見放された人も。
    俯瞰してみれば
    大して変わりはないように思えます。
    みんなそれぞれ
    重荷を背負って生きているんです。
    悪あがきしながら。



    べそかきアルルカンの詩的日常
    http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
    http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
    http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 久しぶりにエモいと思う本に出合った。

    20代の私にはまだ分からない世界も
    きっと沢山あるんだろうけど
    過去の自分が出来事がかるから
    現在の自分があって生きているのは分かるから
    心をぐっと掴まれるものがあった。

    歳を重ねてからまた読むと
    また違う感じ方をするのかなぁ。


    そして
    いつか主人公のボクのように
    20代の頃の自分をほろ苦い思い出として
    思い出す時が来るんだろうなぁ。

    何となく気になって手にとった本だけど
    読み終わって調べてみたら
    #netflix映画 になって劇場公開もされてたんだね。

    全然知らなかったや。

  • みんながみんな、男の子になれない。
    凹凸の男女じゃなくて、△と☆みたいな組み合わせでもいいんじゃない?

  • 自伝があまり好きではないのかもしれない。
    元カレを思い出したせいか夢に出てきた。

  • あいみょんがアンサーソングを書いているため読み始めた。

    77ページが好き。

    今までの私は幸せな結末ばかり望んでいたけれど、
    これもこれで人生。
    ふと思い出せるだけでもいい。

    思いつきの旅がしたい。適当に新幹線に乗りたい。
    オザケン!♡


  • あの頃の自分より好きになったたった1人の人
    リズムアンドブルースの長い曲を聴いているようだ

    この2つの言葉に惹かれて読んだ。
    時代は違えど自分に重ねてなんともならない昔の想い人、もう会えない人のことを考えた。

    今時間を共にしてる人、
    パートナーや家族、友人や同僚
    すべての人と出会えて時間を共にできることは
    奇跡だなと改めて思わされた。

    そして別れも予定されたものもあれば
    いきなり一生会えないなんてことも当たり前で

    でもそれをずっと考えながら生きていくことは辛いから頭の隅に追いやって生きていくしかないんだよね、、、

    素敵な文章だった。映画も見てみたいな。

  • ★切ない過去の失恋の物語。どこかふわっとした感じの世界がリアルでおそらく実話と思われる。
    ★がっちりした大恋愛や大失恋ではなく、ふわっとしたまま始まり終わった切ない恋愛
    ★世代が近いので懐かしい感じが思いきり刺さった
    ●美味しいもの、美しいもの、面白いものに出会った時、これを知ったら絶対喜ぶなという人が近くにいることを、ボクは幸せと呼びたい
    ●ただその時に寄り添ってくれる人が1人いれば、言葉なんておしまいでいい
    ●どこに行くかじゃなくて、誰と行くかなんだよ

  • やっぱり本はいっきによまなくちゃ

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著者プロフィール

1973年生まれ。小説家、エッセイスト。
2017年、小説家デビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』がベストセラーとなり、2021年秋、Netflixで映画化、全世界に配信、劇場公開された。
小説の著書に『これはただの夏』、エッセイ集に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』『相談の森』『断片的回顧録』がある。最新作は『それでも日々はつづくから』(新潮社)。

「2022年 『ココロギミック 異人と同人3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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