ローマ人の物語 (14) パクス・ロマーナ(上) (新潮文庫)
- 新潮社 (2004年10月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181646
感想・レビュー・書評
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ローマ人の物語初代ローマ皇帝アウグストゥス編のスタート
カエサル編までが、激動の時代だったのと比較してだいぶまったりとしてまいります。(読んでてちょっとつらい)
カエサルが動の人とするなら、アウグストゥスが静
カエサルが織田信長で、アウグストゥスは徳川家康といったところですね
考え方にしっかりとした芯があり、芯をぶらさずに妥協点を見出す能力に長けた人です。どこかの国の9か月でやめた総理大臣によませてあげたい。(読んでるかもしれないけど)
★★★★★:超おすすめ。読まなきゃ損
★★★★ :面白い。もう一回読むかも
★★★ :普通。ブックオフ行き
★★ :いまいち。読まなくてもよかった。
★ :最悪。時間と金を返してほしい詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでいるのにちょっと間があいてしまった。
(以下、面白いなぁと思ったところを引用しますが、しかし、こういう引用って何か意味があるのだろうか・・?
常備軍がなぜ必要かとか。さ。
新聞記者になるわけでもないのに。いまさら。)
・・・・とかいうことを考えてしまうのが、最近の私です。
読書は、間違いなく私の人生に彩りを添えていますし(吐き気がするような常套句!)
知識は必要です。
しかし、ある程度、自分の「好み」の方向性が定まりつつあって、
しかし、「時間」の必要性が増してくるであろう今後、
そしてまた「自分」が、純粋に働く・働きかける側の立場にたとうとしている(つまり学生でなくなる)
時期に、「好み」だけで本を読み続けるのにもしんどさを感じてしまう。
ローマ人の物語、は、いかにも私の好きな(似非も含めた)教訓を得られる類の本で、
しかし、その「教訓」なるものは、まぁ少なくとも私という小人にとっては実践的ではないわよね。
なんて。
そういうために読んでるんじゃないだろう。
(つまり、殆ど思い出すこともない中高の数学の学習を「論理力を鍛えるため」に必要というような意味で。)
(もちろん、そういう意味での、自分にとっての読書の必要は、大いに認めるところではあるのですけれど。)
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必要に応じて軍を編成するやり方でも長く不都合でなかったのは、共和政時代のローマは覇権の拡張の時期であったからだ。
攻撃するのならば、目的が決まった段階で軍団を編成し、それを充分に訓練してから出撃しても遅くない。
いや、これをやっている間にそうと知った敵が観念し、軍を進めただけで敵の恭順をかち得るという利点さえあった。
しかし、最大の目標が防衛に変れば、従来のやり方では不都合になる。
敵はいつ襲撃してくるかわからない。
ゆえに、それへの対応手段は常に準備しておかねばならない。
アウグストゥスは、防衛を目標とするからこそ常設軍事力が不可欠であることを理解し、それを実践したのである。
(82項)
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カエサルに比べて、アウグストゥス時代の話は少々退屈。
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2004/12/15読了
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いよいよ始まりました、本格的なローマ帝政時代。と、いってもオクタヴィアヌス自身を皇帝だとは言ってません。
あくまで「第一市民」として謙虚に、それでいてすべてを自分の思い通りに、というなかなか難しいことをやってのけてます。
その配慮は色々なところに感じられます。思ったよりも元老院が尊重されてます。
ちゃんと仕組みも権限も残って、形の上では共和制。でも、議会もオクタヴィアヌスの手の者ばっかり。激しく反対するような人間もいない。
カエサルの後継者で、目指すところも似てるんだけどやり方というか、行動を貫く意思がカエサルとは大分異なる印象です。
彼の統治のうまさを見ながら、中巻へと続くのでした。 -
カエサルの意思を受け継いだ、オクタヴィウスが淡々とその地盤を固めていく様が描かれている。
塩野さんも作中で書かれていたけど、資料があまりないみたいで、事実を淡々と外から眺めたような内容になっていて、カエサル編のような躍動感が無いなぁ。しかしながら、アウグストゥスとなり元老院を面従腹背の姿勢で着々とその権力を固めていっている仕事の進め方がとても参考になる。きっとものすごく論理的で先見性に富んで、人の心が上からも下からも分かる人間なんだろうな。地味だけど、すごい人間だ。 -
Fue interesante como siempre!
Este libro, como siempre, es un marabilla!!! -
アウグストゥス!
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2009/04/11 読了
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初代皇帝アウグストスについて。
皇帝と言うと悪というイメージが付きまとってしまうと思うけど。
ホントに、いろいろな意味ですぐれた人なんだと思う。