- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102063019
感想・レビュー・書評
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一人の女に全てを捧げた男の栄華と破滅の物語。ギャツビーという男はアメリカを体現する人物であり、そこに優雅さと儚さを感じる。非常に美しい文章と表現で、実際に20世紀前半のアメリカにいるような、そんな気分にさせられた。
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#英語 The Great Gatsby by Francis Scott Key Fitzgerald
ディカプリオ主演の #映画 もよかったが、小説もよい
小説の展開のほうが救いがあると思いました -
ギャッツビーの一途さと純粋さ、周りの人間の薄情さが対比されていると感じた。
「正直者が馬鹿を見る」という諺を体現したような作品。
生々しいリアルな人間観が、描写されている点がとても魅力的で引き込まれるものだった。
読み終わると、少し切ないような、寂しくなるような感じがした。
個人的に少し読みづらいと感じ、読み終わるのに時間がかかってしまった。
しかし、先に映画を見ていたこともあり、ストーリーはすんなりと理解出来た。 -
学生時代に初めて読んだ時は全く良さが分からず途中で挫折したんですが、社会に出てしばらくしてから読んだらまぁ、どハマりまして。解説本とかまで読みました。訳は村上春樹よりこの野崎孝訳が私は好きです。
初読では冗長に感じた比喩比喩比喩のオンパレードも、経験を積んで想像力にも幅が出たのか、再読時は、なんと豊かな情景や心情を詩的に描くのだフィッツジェラルドは!表現力やば!となりました。私が比喩表現で感動したのは三島由紀夫とフィッツジェラルドです。
ギャツビーのある意味無垢で純粋な思いの行く末、人生のままならなさ、そして絢爛豪華なひと時の無常さ。米文学の中では一番好きな小説です。
映画もロバートレッドフォード版、ディカプリオ版両方見ました!映画はフラッパー時代の可愛いビジュアルも堪能できるのでオシャレムービーとしてもおすすめ。 -
冒頭のニックの語りと、夏の日の(初夏のイメージ)気怠く爽やかな部屋、その部屋での魅惑的なデイズィの叙述に、胸が躍った。私は主観的な感覚描写が好きなんだな。
前半はふわふわと心地良く読んでいたけれど、後半スピードを増して読み進めてしまった。
ギャツビーが哀しく愛しく哀しい。読後感は爽やか。
村上春樹が好きでこの本を探したけれど本屋に野崎訳しかなくてとりあえず購入したのだが、とても良かった。村上訳も続けて読みたい。
ニックとギャツビーと同世代ということもあり、過去がある程度の重層感を帯びてきたこと、鮮やかな記憶のように若くはないこと、でも確たる未来を進めているわけでもないこと等に思いを巡らされた。
もやもやも増したがそれでも前へ進まなければという思いも生まれた。
緑の光の描写が好き。
次はじっくりと読みたい。 -
外国文学は苦手な私でも割と読みやすかったです。
訳(特に女性のセリフ)は「何で?!」と感じる箇所がチラホラ。
村上春樹訳のも読んでみたいと思います。 -
「女の子は、ばかなのが一番いいんだ、きれいなばかな子が」
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決して大統領選のただなかだからってわけじゃあないんですが、どうにもその感じと気分が似ているというかなんというか、祭りの後? その空虚さといったら……。
というか読み切れんのですよぉ、アメリカ文学史上の傑作ってマジですか? どこらへんが? が、なぁ『ホテル・ニューハンプシャー』の核にいるんですよこのギャッツビーが。アメリカ人も好きなんでしょう? 夢、ですかね? かの黄金時代=狂想の1920年代に想いを馳せているんでしょうか?
だいたいデイズィって誰なん? ギャッツビー、なんでそんなに惹かれたん? 謎すぎる。エドモン・ダンテスを袖にしたメルセデスですか? このお話ってフィツジェラルド版『モンテクリスト伯』なんじゃないですか!?
とかいって作者スコット・フィツジェラルドと妻のお話らしいですね。どんなに富や名声を築いても彼女を我が物にできなかった虚しさ、か。うーむ、読み切れん。なにか読み落としてんのかなぁ。映画からやりなおします!
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ストーリーが全く頭に入ってこなかった。もし名作だというなら、別の訳で読んでみたい。
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高3以来の再読。文章が非常に美しく、後半の疾走感が素晴らしい。繰り返し読むべき小説。
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新潮文庫、翻訳は野崎孝さん。
クラクラするぐらい気持ち良い文章だった -
10年振りに再読。また10年後に持ち越したい。
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ノルウェーの森からある登場人物の会話の中に本書が登場したことから興味を持ち読んでみた。しかし、情景描写を説明する言葉の列を理解することに苦しみイメージすることが困難であった。また登場人物の心情理解にも苦しみ、全体として小説の世界に深く入り込むことができなかった。時間をあけてもう一度読むか、映画化もされているので鑑賞してみようと思う。
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2020年4月
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かなしいけれどロマンチックな物語。ギャツビーが純粋すぎてかなしいけれど美しい(ようこ)
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/
図書館・請求記号 933.7/F29/7/ -
アメリカらしい大味で豪快な登場人物や出来事を繊細に描写している、というような感じか。最後の場面描写は原文を確認したくなる。他の訳者のものも機会があれば読みたい。
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好きとか嫌いとかではなく、文学的に素晴らしい作品。創意工夫がこれほどまでに施されている小説に出会ったことはない。設定とかも全てが意味のあるもので最後に強烈な皮肉となるのがまたいいね。
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豪奢なパーティーを毎晩のように催し、そこには著名人らが多数出席しているが、主催者であるギャッツビーは純粋で一途に1人の女性を思い続ける好青年である。
男が女に振り回されるのはいつの時代も変わらない。また、一見華やかに見える世界であっても、そこにはそれぞれの苦悩や闇があるということを感じさせる作品でもあった。 -
20世紀初頭、第二次大戦前のアメリカ好景気を背景に、もともとの富裕層たちと、なんらかの方法で富裕層に成り上がった人々の物語です。
豪奢で華やかな描写が多いですが幸せな物語ではなく、どちらかというとノルウェーの森のように、一種の救いの無さが特に後半に現れています。村上作品の場合、そのネガティブな部分を含めて全体的にはどことなく解決策を模索しているようなところがあり、それが一種の優しさのように感じられるのに対し、もっと苦しい印象が残る作品です。 -
アメリカの当時の世相を理解するには格好の小説だと思う。しかし、この作品が評価されるポイントの一つである言葉の美しさは、翻訳によって味わうことができないので、翻訳版には評価されているほどの価値はないと思う。
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文学
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自分も歳か青春のやわらかな景色をほほえましく思う一方で徒そこへたゆたうに苛立たしくもなる
どんな時代も文化も主義も宗教もそれが人間のものである以上暮れて移って変わっていくのに気付くときは
諦めと周知である前途への安堵でもある -
2017.06.10 シミルボンより
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きらびやかな世界で繰り広げられる甘い夢。
人気と孤独。
過去の世界に浸りながら今を生きることは果たして幸福なのだろうか?