グレート・ギャツビー (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102063019

感想・レビュー・書評

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  • 30歳をまたぐ主人公たちのの青臭さが絶妙。
    最後の数ページの余韻が残っているうちに、最初に戻って読んでみるのを勧めます。

  • 枯葉 訳で読んだ。

  • 初めて読みました。面白かったです。映画も見てみたい。

  • いつか読まねばと思っていたのでようやく読めたとひと安心。わざとなのかもしれないが「その人」というのが誰を指しているのか分かりにくい部分が多いのがしんどかった。
    純愛ではあるが、過去や手に入らないものは美化される、幻想は幻想のままが一番よいのかもしれない。トムは自己愛の強い嫌なやつだが、ディズィのしたたかさの方が鼻につく。

  • 高校生の頃、宝塚の舞台放送を観たことで原作が気になったので読みました。
    宝塚だからまぁ美化されているだろうと思ってはいましたが、原作のギャツビーの執念深さ執拗さは想像以上で読みながらかなり引きました…
    少し大人になった今読んだらまた違った受け取り方になるだろう思います。
    村上春樹訳も気になることだし、また読みたい。

  • 人の弱さ、人の強さ。

  • 正直難しく感じた。ふんわり理解した程度でしか読めなかったが、初めて触れられたアメリカ文学がこれで良かった。
    なぜギャツビーは偉大なのだろうか。彼の偉業なのか、執念なのか、クレバーさなのか。もやもやしてしいるので、しばらく時間を空けてもう一度読みたい。

  • ディカプリオの映画を観たから本にも手を出したけど難しかった。

  • 2016.10.21
    んー先に映画で見たことがあるからか、あまり関心を持って読むことができなかった。情景描写が多くてちょっとうんざりしちゃったとこもある。けどやっぱり、ギャッツビーの人間性の描写は、それでものめり込むところがあった。中学生の初恋のエネルギーを、大人であるという知性と財力を手に入れてなお、持ち続けるというか。そのど直球さは、心打たれるものがありました。

  • 決して恵まれない状況からのし上がった富豪が、最後は初恋?のビッチに振り回されて破滅するお話。というとだいぶ語弊がありそうですが。。

    多分これはアメリカの歴史的・地理的背景に精通してる人じゃないと厳しいのかも。そもそも主人公たちが持ってるコンプレックスがよくわからなくて、根本的なとこがよくわからなかった。禁酒法とか軍隊の歴史とか、西部と東部の文化・価値観の違いとか、なんとなく聞いたことはあれど、よくわからず。のし上がったギャッツビーの姿はアメリカンドリーム的な感じで感情移入されるのかな。
    ニューヨークという都会の、はかなさは現代にも通ずるのか。
    そういう意味で、アメリカ文学の名作、なんでしょうね。

  • 2016/09/01 読了

  • 中国産のプラスチック米とやらを思い起こさせる模造小説。作者は米という設定で作ったのならそれは米だとプログラムされてしまった人に思われる。おそらくは人生のかなり初期の段階から人として死んでいるのだろう。模造に何ら後ろめたさや焦りや疑いや恨みが見て取れない。外部と切断された世界で何の変化も許されず、ただただ、よりそれらしく見えればそれが喜びとなるだけの構造のようだ。ここがそういう仕組みの世界だと脳が理解してしまったというところか。
    映画では作者=ニックだったが、実際のニックは世界を見せかけるための方便で、作者の脳=ギャッツビーだったらしい。そして作者はどこにもいなかったと。

    生まれるのに失敗する存在を何の役割として定義づければ良いのだろう。

  • 純文学であり、恋愛小説であり、ミステリィであり、犯罪小説。筋立てと人物描写が見事すぎる。

  • 「三十歳―――今後に予想される孤独の十年間。独身の友の数はほそり、感激を蔵した袋もほそり、髪の毛もまたほそってゆくことだろう。」(pp.225)

    フィッツジェラルドの文章は読みにくくて最後までなかなかすっと物語が入ってこなかったが、(物語の本筋とは全く関係ないが)「感激を蔵した袋もほそり」という表現がいい、凄くいいなと思った
    30代を間近に控えた微妙な感情を救い上げるこれ以上ない表現だなと思った

  • 村上春樹さんのエッセイを読んで、気になり古本屋で購入。
    その後、村上春樹さん訳の本も購入。
    映画も観てみたい。

  • 愛と虚勢は簡単に人を狂わせる

  • 二度目です。
    一度目は、読み終えることに集中してしまい、内容をあまり楽しめなかった印象がありました。今回は、内容を楽しめたのでよかった。

    前半はニューヨークに住む上流階級の華やかな生活ぶりが描かれている。後半は劇のようだ。すべてが劇的に描かれていて、うっとなる。
    主人公の人物設定が成功していると思う。主人公から見たニューヨーク、主人公からみたギャッツビー、冷静に、距離をとって見ている。
    いろいろな楽しみ方がある本だと思う。

  • 2015年12月の課題本でした。
    (リバイバル読書会)

    開催レポート
    http://www.nekomachi-club.com/report/29168

    *****************************

    ニューヨーク郊外の豪壮な邸宅で夜毎開かれる絢爛たるパーティ。シャンパンの泡がきらめき、楽団の演奏に合わせて、着飾った紳士淑女が歌い踊る。主催者のギャツビーは経歴も謎の大富豪で、その心底には失った恋人への焦がれるような思いがあった…。第一次大戦後の繁栄と喧騒の20年代を、時代の寵児として駆け抜けたフィッツジェラルドが、美しくも破滅的な青春を流麗な文体で描いた代表作。
    (「BOOK」データベースより)

  • 数年の想いが夏のひとときで弾けとぶ、狂想的な恋の物語。ミステリアスで、きらびやか。その印象だけで終われたらどんなに良かっただろう。

    身の丈が釣り合わないものは、どんなに情熱的でもいつかは破滅してしまう。当時の成金と名門の対立みたいなものが見えてくる。

    それでもタイミングが良ければハッピーエンドの道もあったわけで、辿れたかもしれない、でも実際には叶わなかったもしもの光景を夢見ている彼が悲しい。

  • 映画では見たことがあったのですが、原作を読むのは初めて。しかしなんと美しい文章なんでしょう。映画の何倍もデイジーが魅力的に思われます。そしてそれを得ようとしたギャツビーの人生は一瞬の光のようです。取り巻く人々もそれに輝きと影を与えています。自分にないものをあまりにも強く求めて、疾走してしまったような悲しくも美しい物語。訳がすばらしくて、フィッツジェラルド×野崎コンビのファンになりました

  • 昔の恋人を取り戻そうとして、執念で大金持ちになって帰ってきた男の話?

    「わたしはきちんと内容を把握出来てるんだろうか?」と最後まで首をひねりながら読んでおりましたが…

    大金持ちになるまでしてカムバックしたくせに、当の恋人に対して押しが弱くね?コイツ…
    と思いましたが…
    ロマンがあるのかもしれないですね、「アメリカンドリーム」の裏側に潜んだ愛の物語…みたいなかんじで…いや、わからんけど…

  • 2年前は全然読み進められなくて10ページくらいで挫折していたけど、今回は意外と面白く読めた。

    アメリカンドリームの産物?
    ギャツビーの虚栄心は愛すべきもの、
    トムとデイジー(デイジーは可哀想と思っていたけど)は、結局似た者同士で一緒にいるのね〜〜と思った。
    裕福にわがままに育った子供のような金持ちに、みんなが振り回されてる。

    エンタメとしても結構面白かった。

  • 名作らしい。

  • 15/04/11、ブックオフで購入。

  • 翻訳が読みづらい・・・・・
    「セレブになりたい」「セレブなんてくそくらえ」という羨望と僻み、それとギャツビーと、ウィルスンの、一途な愛を描いたお話かなと。

  • 何年も前から繰り返し、繰り返し読んでいるのに、それでも飽きない

  • これが名作なの?まあ古典としてはそうかも知れないが、あらゆる悲劇を毎日見聞きする21世紀に生きる人間からすると、あくびが出るような内容だ。

  • 読み終えたときは読みづらいなと思ったけど、映画も合わせて観るとそういうことかと後で補完しました笑

  • 3度目。実際のところ、僕がアメリカ文学に対して持っているイメージの大部分は、この『グレート・ギャツビー』によるものなのである。

  • ギャッツビーの人柄に、その面影に泣きたくなる。切ない物語。

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著者プロフィール

1896年ミネソタ生まれ。ヘミングウェイとともに「失われた世代」の作家として知られる。大学在学中から小説を書きはじめ、『グレート・ギャツビー』を刊行して一躍時代の寵児となる。激しい恋愛の末、美貌の女性ゼルダと結婚、贅をつくした生活を送る。しかし、夜ごとの饗宴を支えるため乱作をはじめ、次第に人気を失い、ハリウッドの台本書きへと転落の道を辿る。1940年、再起をかけて執筆していた『ラスト・タイクーン』が未完のまま、心臓発作で逝去。

「2022年 『グレート・ギャツビー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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