- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102100042
感想・レビュー・書評
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高校生以来の再読。歳を重ねても良さはわからなかった。
解説にあるように男性的ということなのか…気合いだけで全て乗り切る、みたいな無鉄砲さに辟易。
沖に出るのに食料は持たず水も少ししかないし手袋や毛布すらなくて無謀すぎ、とか、少年と面と向かってはあまり話さないのに沖では「あの子がいればなあ」ばっかり言ってたり、滑稽ですらある。
ただ、解説は文学者的で難解だけど背景や作品の立ち位置などがわかり、すごく上質だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
存外嫌いじゃない内容だった 他のヘミングウェイ作品も読んでみたいと思った
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八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが――。自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。
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あらすじにも出ているのですが、不漁だった老人が、大きな魚を数日かけて釣り上げます。
こんなのが釣れた日には大金持ちになるとか、色々な夢がわきあがるのですが、釣った魚をどんどんサメが食べてしまうという話です。
薄い本なのですが、描写が細かいです。
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キューバの老漁師が3日かけて18フィート(5.49m)ものカジキを釣り上げる話。老漁師は84日間も不漁が続き、運がないと言われていたが大物のカジキを3日かけて見事釣り上げるも、港に帰る間に多くの鮫に食われてしまい、帰った時には骨しか残っていない状態になる。カジキとの対峙は緊迫感があり面白かった。カジキと漁師は絆みたいなのができており、鮫から一生懸命守ろうとする漁師の姿は健気に見えた。