あつあつを召し上がれ

著者 : 小川糸

• 新潮社 (2011年10月31日発売)

感想・レビュー・書評

[よめさんの感想 · 2012年10月14日]

食を通じてのさまざまな思いが込められた短編作品。それは、それぞれの人たちだけの美味しい食事であり、それぞれの人たちだけの思い入れがある味。その美味しさを文字だけで伝える小川糸さんの文章力の素晴しさや温かみを感じるなぁ、と。秋に読むと良さそうな１冊です。

[kamekiti0083さんの感想 · 2012年7月13日]

短編集。どれも食べ物に関する話で、読んでいてお腹が空きます。特に印象に残ったのは、「こうちゃんのおみそ汁」です。いつかモデルになった家族のドキュメンタリーをTVで観た気がします。他には「親父のぶたばら飯」「季節はずれのきりたんぽ」も気に入りました。

[sorairokujiraさんの感想 · 2012年7月10日]

ちょっと切なくて、暖かい。
誰かと一緒に何かを食べるということの意味をふっと考えさせられる作品。
大切な人に食べさせる食事を大切に作りたくなる本。

[mi3king3636さんの感想 · 2012年6月17日]

7つの短編集。

大切な人と食べた料理は、いつになってもそのときの大切な思い出を甦らせる。
音楽はそういう効果が強いって思ってたけど、確かに料理もそうだって気づかされた。


小川さんは短編よりも長編が好き。でも料理しなきゃって思った。

[のりぞさんの感想 · 2012年5月4日]

短編集です。
「食堂かたつむり」が良すぎましたね。
食べ物の描写は秀逸ではありますが、話しとしては前ほどではなかったかなと思います。

[shihtzuさんの感想 · 2012年5月2日]

おいしい料理とちょっぴり切ない物語。
料理って人と人とを繋ぐ力を持ってるよね。

[ちょこさんの感想 · 2012年4月20日]

ショートストーリー集なので凄く読みやすかった。
胸の熱くなる話ばかりでした。

[calla-lilyさんの感想 · 2012年4月15日]

小川糸さんの小説は、いつも食べ物にまつわる内容だ。家族や大切な人との何気ない食事のひとときに、幸せがギュッと詰め込まれていることを改めて感じる。当たり前のように一日三食食べているけれど、食べ物の恵みに感謝、平和な日常に感謝できる人と一緒になりたいなぁ。

[もでーん カピバラさんさんの感想 · 2012年4月15日]

あったかい食べ物が話の中心に登場する短編集。

食堂かたつむりみたいな感じを想像して読んだので、期待はずれ。

なんていうか…食べ物がいかしきれてないのかなぁ。

[コンセントさんの感想 · 2012年4月14日]

珠美といると、幸せなんだよ
パートナーを決める時は、一緒に食事をしろって

著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」