イラクサ (Shinchosha CREST BOOKS)

  • 新潮社
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感想 : 72
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105900533

感想・レビュー・書評

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  • 正直淡々とした文章が読みづらく…疲れました。空気は嫌いじゃないのですが捕らえにくい。そういう瞬間を表現した感じです。

  • 初めて読んだアリス・マンローの本。
    知らない場所の普通の人の生活が題材の本が好きだから、面白かった。普遍的。時代もひとむかし前の話が多いから、時間の流れがゆったりしてていい。心洗われる気分。

  • [ 内容 ]
    旅仕事の父に伴われてやってきた少年と、ある町の少女との特別な絆。
    30年後に再会した二人が背負う、人生の苦さと思い出の甘やかさ(「イラクサ」)。
    孤独な未婚の家政婦が少女たちの偽のラブレターにひっかかるが、それが思わぬ顛末となる「恋占い」。
    そのほか、足かせとなる出自と縁を切ろうともがく少女、たった一度の息をのむような不倫の体験を宝のように抱えて生きる女性など、さまざまな人生を、長い年月を見通す卓抜したまなざしで捉えた九つの物語。
    長篇小説のようなずっしりした読後感を残す大人のための短篇集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • カナダを舞台にした短編集だ。
    様々な時代、様々な立場の女性たちが登場する。
    作品は、なんとも形容しがたい。安易な単語でまとめられるような内容ではないのだ。
    わかるようでわからない、またその逆でもある女性の心の機微が、少し皮肉げに、しかし衒わずに、仰々しさも派手さも必要とせずに描かれていて、なぜだか心に残る。

  • アマゾン古書を購入。

  • 主に男女の不可思議さや人生の機微を描いた短編集で、興味を引く取っつきやすい入り口ですが、にしてはずっしりとした読み応え。タイム誌で世界に影響を与える100人に選ばれたとか。初めて読んだ作家ですが〜さすが、年輪を感じる複雑な味わい。

  • Hateship,Friendship,Courtship,Loveship,Marriage
    by Alice Munro

  • 「クマが山を越えてきた」が、サラ・ポーリー脚色・監督、ジュリー・クリスティ出演の「アウェイ・フロム・ハー」の原作なので読みました。味わい深い短編集ですが、まるでフランス映画のように突然ぶちっ、と終わります。そこがまたいいのかしらん。映画が楽しみです。人生って辛いけれど、生きていくしかないですもんね。

  • 映画の原作が何作かは言っている作品集ですが映像にしたくなる気持ちがわかります

  • ★★★★★

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著者プロフィール

Alice Munro
1931 年生まれ。カナダの作家。「短編の名手」と評され、カナダ総督文学賞(3 回)、
ブッカー賞など数々の文学賞を受賞。2013 年はノーベル文学賞受賞。邦訳書に
『ディア・ライフ (新潮クレスト・ブックス) 』(小竹 由美子訳、新潮社、2013年)、
『小説のように (新潮クレスト・ブックス)』(小竹 由美子訳、新潮社、2010年)、
『 林檎の木の下で (新潮クレスト・ブックス)』(小竹 由美子訳、新潮社、2007年)、
『イラクサ (新潮クレスト・ブックス)』(小竹 由美子訳、新潮社、2006年)、
『木星の月』(横山 和子訳、中央公論社、1997年)などがある。

「2014年 『愛の深まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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