貝と羊の中国人 (新潮新書 169)

著者 :
  • 新潮社
3.97
  • (67)
  • (69)
  • (55)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 578
感想 : 87
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101694

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 貝の殷、羊の周という二つの文化が並存する社会から始まった中国。その起源も漢字に残されている。また、人口動態と王朝交代の関連性を議論しているのも面白い。目からウロコの読了感。

  • 人口動態と王朝交代を結びつけるのは新鮮だった。天下をとる→社会が安定して人口増加→人口が生産力を上回り混乱・人口減少→王朝交代→以下繰り返し。

  • ちょっと古いので、今の中国とはまたちょっと違うんだろうな。と思うところもありつつ、非常にスラスラ読みやすい本です。例えも分かりやすい。
    改めて、お隣の国が、大陸ならではの歴史背景をもった国民性なんだな。と。で、ありかながら、ホンネとタテマエを持つところなど、日本人と同じところもありつつ、欧米圏の人から見た中国人の人物観が、まんま日本人と同じやんけ。やっぱグローバルで見たら似てるんだなぁ。

  • これはおもしろい。一読を勧める。

    (著作)
    京劇 漢文力 西太后 漢文の素質

  • 小飼弾氏の「新書がベスト」でおススメされていなかったら手に取る事も無かったですあろうが、非常に良かった。

    中国の歴史を俯瞰し、中国人の精神構造、政治、日本との関係等についてとても分かりやすく書かれてある。またここに書かれてある内容は、私個人の中国・中国人との交流における経験とも一致する。

    何だかんだ言っても日本と中国は歴史的に1番長い関係にある。近代化の流れの中で必ずしも同じ価値観を共有出来なくなってしまった。今でもそのギクシャクした関係は残っているが、相手の事を理解して大人同士の交流をスタートさせるための手引書として非常に優れていると思う。





  • 歴史や文学がメインだけど、政治、経済、人口学などいろいろな視点から中国を見る切り口がユニーク。いろんな意味でヒントになることがある。

  • 中国人を知るに、最適な書。中国人の二重性を理解せずに接するのは危険と思った。

  • #dokusyo #dokusho <blockquote>中国に対するロシアの軍事的脅威の復活、朝鮮半島統一により朝鮮が高句麗の旧領土割譲を要求、インドと中国の国境問題の再燃、どれかが実現しただけでも日中関係は劇的に好転するであろう。日中関係は周辺諸国との関係のなかで見てゆく必要がある</blockquote>



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】
    ・新書がベスト

  • 2017/11/16 18:24:34

全87件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

1963年生まれ。明治大学法学部教授。専攻は中国文学。主な著書に『京劇――「政治の国」の俳優群像』(中央公論新社)、『西太后――大清帝国最後の光芒』(中公新書)、『貝と羊の中国人』(新潮新書)、『漢文力』(中公文庫)など。

「2023年 『西太后に侍して 紫禁城の二年間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤徹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×