女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 558
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049101

感想・レビュー・書評

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  • 心の拠り所となるお店があるのは、とても幸せなことだな
    わたしも、自分のマカンマランを見つけたい
    シャールさんのように、寄り添える言葉を紡げるようになる日は来るのだろうか

  • 冒頭からグサグサ刺さりましたわ。
    前作よりも好きでした。

    特に好きなフレーズは
    「目一杯頑張ったなら、もうそれ以上頑張る必要なんてない」
    「一旦力を抜かなきゃ、新しい力は湧かないもの」
    「皆、寂しくて、一生懸命」

    シャールさんに出会いたい。

  • 一作目同様、人生に悩んだ人がマカンマランにやってくる。
    どことなく自分と重なるモヤモヤをシャールは受け止め、本物の美味しいご飯で包んでくれる。
    自分を飾らず受け入れてもらえる事ってとても大事だなぁと思う。
    ジャダも柳田さんもそれぞれ形は違うけど、人を大切に思っていて温かい気持ちがいっぱいでした。

  • さくさく読めて1日で読み終わりました。

    新しい登場人物や、前作から引き続き登場する人物がさらに深掘りされたりでさらに楽しめました。

    当たり前だけど、自分以外の他人にもひとりひとりにストーリーがあるんだなぁと。
    どんなに嫌に見える人でもその人なりに頑張ってるんだなって勉強になりました。
    自分はまだ経験ないこともあるけど、周りが見えなくなるくらい頑張るのはやめて、たまには楽するのも大事だというのはこの先も忘れないでおこうと思います。


  • 今回も美味しそうな食べ物たくさん。
    最初は、こっちまでネガティブに引っ張られそうな、ネガティブ思考にどっぷりはまってる登場人物が美味しいものと、シャールの言葉で変わっていく。
    シャールの言葉が一番効くけど、美味しい物でお腹を満たすのも大事。
    美味しいは正義!

  • マカン・マランは癒されるな。
    こういう居場所があったらとても素敵。

  • 初めの章の真奈の気持ちがわかりすぎる。

    二章目の兄へのコンプレックスを胸に抱いた裕紀さんの話も着地点が良かった。大好きで大嫌いな兄
    時に複雑になる家族との問題を抱えた青年の話。

    今回はシャールさん自身の家族のことも含めて、家族(一番近い他人)にまつわるお話が多かった。

  • 二作目。今回の迷い人とは、悩みとか、共感する点も多く、シャールさんの言葉もすとんと腹落ちできた。親子は一番近くにいる他人。サポートは当然としても、価値観を押し付けるのは傲慢だし無責任なんだと改めて思う。


  • マカン・マランシリーズ二作め。
    「シャール」で刺繍の小物を買ってみたいなぁ…。

    「蒸しケーキのトライフル」のシャールさんの言葉は、帯にもなっているけれど、やはりすてきでした。

    おばあちゃんだけが、あたたかく、ありのままののびのびした自分を見守ってくれていたけれど、それをなくして、友達がいない、つまらない、自分に、
    価値を認められない真奈。
    シャールさんは、そんな彼女に、自分のことを、ただの、とか、つまらないって言っちゃだめ。あなたが支えている人や、あなたを支えている人に失礼よ、と言ってくれました。
    自分も一緒に慰めてもらえたようで、穏やかな気持ちになれました。


    「秋の夜長のトルコライス」も、この一冊のなかでは特に心に残りました。
    一所懸命に、完璧主義になって、こだわりやがんばりを捨てられず苦しむ専業主婦の未央。
    がんばったけどどうにもならない、これ以上どうがんばったらいいのか、分からない。
    そんな未央に、シャールさんがかけてくれた言葉が染みました。
    じゃあもうがんばらなくていいんじゃない、
    目一杯頑張ったなら、それ以上、もう頑張る必要はない、という。

    ついつい、がんばりすぎてしまって、力を抜くことが出来ないので、
    がんばる、それでどうにもならなかったら、がんばらないで、力を抜いてみる。
    息抜きをしてみる、それはサボりではなくて、うまくいかない今を変えるために、前に進むために勇気をもってサボる、前向きなサボりなんだなぁと思えました。

    • 陽心さん
      陽心です¨̮♡
      素敵なコメントありがとうございました。
      どうやってメッセージを返せば良いのか分からずここでお返事しています。
      良い本に出会っ...
      陽心です¨̮♡
      素敵なコメントありがとうございました。
      どうやってメッセージを返せば良いのか分からずここでお返事しています。
      良い本に出会った時には気持ちがふわっとしますよね¨̮♡
      マカンマランはまさにそんな本ですよね(*゚▽゚)*
      2022/10/14
    • しろくま みかんさん
      わ、ありがとうございます、早速お返事をいただいて。
      ええ、ほんとうに…大切な本になりました、マカン・マラン。
      エミリの包丁も、読んでみます。...
      わ、ありがとうございます、早速お返事をいただいて。
      ええ、ほんとうに…大切な本になりました、マカン・マラン。
      エミリの包丁も、読んでみます。
      よかったら、また本のお話、させてくださいませ!
      2022/10/14
    • 陽心さん
      エミリぜひ読んでみて下さい。エミリだけで無く森沢明夫さんの本はみんなイイですが「大事なことほど小声でささやく」もとても心に沁みます¨̮♡
      メ...
      エミリぜひ読んでみて下さい。エミリだけで無く森沢明夫さんの本はみんなイイですが「大事なことほど小声でささやく」もとても心に沁みます¨̮♡
      メッセージ下さりありがとうございました!
      ただ思った事をさらっと書いていただけだったのでこんな風に誰かの目に留まるなんて、コレもまた心がふわっと軽くなる出来事でした〜(*゚▽゚)*
      2022/10/14
  • そっと寄り添ってくれる本。
    シャールさんに会いたくて、つい夜中に読んでしまう。

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

「2021年 『山亭ミアキス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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