女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび

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著者 : 古内一絵
  • 中央公論新社 (2016年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049101

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女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたびの感想・レビュー・書評

  • OLグループの中で孤立を怖れる派遣社員、優秀な兄に劣等感を持つ漫画家志望、小1の息子の発達に悩む専業主婦、高2の娘の進路を認められない中学校教員。
    生きるのが窮屈に感じている人たちにシャールさんが心と身体に沁みる料理を振る舞う。
    春夏秋冬に合わせた四章、全て号泣。
    全く違う境遇の4人全てが自分のことのように感じるのは、心情の機微を丁寧に重ねて響合わせたから。主人公が救われるのと同時に自分も救われるような物語でした。

  • シャールさんにまた会えて嬉しい。
    職場やご近所の人間関係や、家族間の確執、最近メディアで取り上げられることが増えてきた発達障害など、身近な悩みを抱えた人々が登場する。
    シャールさんと、マカン・マランの空間と料理が、疲れた人々の心を優しく包み癒していく様子に、読んでいて気持ちが安らぐ。
    そのシャールさん自身も深い悩みを抱えていることに、やるせなさと、染み入るような心の痛み、そして共感を覚えた。

    マカン・マランのような店があったら、どんなに落ち込んでいても、また前を歩いていこうという気持ちになれそう。料理の内容も、悩める登場人物にぴったりで、シャールさんの愛が感じられ、癒される。

    人との関係に疲れたとき、自信を失ったとき、に何度でも読み返したくなる本だと思います。

  • シャールが帰ってきた! 
    こんな人が近くにいたらいいなあ。
    物語全体の暖かさは続編でも。
    みんなままならないけれど、一生懸命なのよね。今回は、いろんな親と子の関係について、シャール自身のも含めてね。
    また続きが読みたい。

  • ままならない日々を送る人たちが、ホッと息を付けるような夜食カフェ、マカン・マラン。今回もそれぞれのお話で涙が出ました。皆多かれ少なかれ苦悩を抱えていて、それを表に出さないように頑張っている。だから一見能天気に見えるあの人だってこの人だって、うんと辛い境遇にいるかも知れない。そんな想像力を決して失わずに人と接していかねばなあ…と、いつもシャールさんに教えられます。でも自分が切羽詰まっているときは、どうしても人に優しくできないこともある。全ての人の近所に、マカン・マランがあればいいのに。

  • OLグループの集団ランチから抜け出すのが怖い派遣社員、兄の後継を迫られた出来損ないの弟、子どもの発育に悩む母親、鬱々としながらも他人が作った殻の中にいる人たちを、ドラァグクイーンのシャールが自らの存在をもって、殻を溶かしてゆく。
    幻想的な存在で描かれていたシャール自身も一人の人間として、様々な葛藤の中で生き、また他人に支えられて生きている。
    誰もが自分を自由に解放することができ、誰もが人を支え、人に支えられている

  • マカン・マランシリーズ第二作。
    派遣社員の孤独感、漫画家を目指す青年の劣等感、発達障害児の母親の焦燥感、ベテラン教師の娘に対する理解不能。
    シャールさんが帰ってきてくれて良かった。
    今の寛容な時代でもやはりトランスジェンダーや同性愛に抵抗ある人は多いのだろうけど、やはり切ない。
    シャールさんが作るのはコジャレたセレブや意識高い系の人たちのためじゃなくて、疲れた人たちを癒すマクロビオテックだから温かく感じる。
    母親の話は発達障害に関わらず育児全般に繋がる話で身につまされた。最後の柳田の話ではシャールとの良い友人関係が感じられて素敵だった。

  • 派遣先での人間関係に悩むOLや、夢を諦めて郷里に戻らなくてはならなくなった青年、一生懸命子育てしているのにどうしてもうまくいかないママ、娘の進路に悩む柳田先生。今日も悩みを抱えた人たちがドラァグクィーンのシャールがふるまう夜食でほんのり元気を取り戻す物語。

    シャールさん無事で良かった!!お帰り!!!マカン・マランシリーズ本当に好き。普段嫌ミスばっかり好んで読んでいるとたまにこういう優しくてちゃんと良い人たちの話を読むとものすごく沁みる。今回は全編通して親子の話。どれも良かったけどグレーの子の母の話が特に沁みた。柳田先生も良い人。激烈に励ましてくれるのではなく、そっと寄り添って凝り固まった心をほぐしてくれるシャールさんに私も会いたい。ドラァグクィーンたちも、お料理も、物語上必然の存在で、メッセージに沿った描かれ方をしているところがとても好き。

  • 下町の路地裏にたたずむ小さな一軒家。
    そこは、昼は社交ダンスのド派手なドレス店『シャール』、夜は体に優しい夜食が食べられる店『マカン・マラン』になる。
    前作で、ガンの治療のため入院し、店を閉めていたドラァグクイーン・シャールが帰ってきた!

    前作からの常連さんたちに加え、また今夜もさまざまな悩みに胸を塞がれた人々が、シャールの人柄と、思いの込められた優しい夜食に、心とお腹を満たされて、自分を取り戻してゆく。


    シャールが戻ってきた喜びと、変わらずじわっと美味しそうな料理。コレですよコレ!と、常連さんたちも舌鼓を打ったことでしょう。
    あぁ、私も食べに行きたい。

    今作では、いつも人々を癒す側にいるシャールに、実父との辛い別れが。
    いつも、皆に“ありのままでいい”と語りかけるシャールが、実父には自分を受け入れられず、絶縁されたままだった辛さ、やるせなさ…
    そんなシャールに寄り添い、ありのままでいいと語りかけるのは、ジャダと猫、そしていつもヒネくれた受け答えばかりの旧友、柳田。
    あっぱれ!

  • シャールさんが戻ってきました!元気そうな様子でよかったなぁ。心を解きほぐすシャールさんのお料理、シャールさんの言葉、私にも欲しい。

  • 1話
    前回の話を少しおりまぜつつ
    派遣社員の真奈のはなし
    蒸しケーキ
    ジャダがお店を守りつつシャールが帰ってくるまで

  • 相変わらず読みやすく美味しそう

  • 『マカン・マラン』の続編は前回以上に心に染みた。

    皆が心配していたシャールさんの帰還。
    そのシャールさんの周りには年齢も性別も境遇も多様な常連客がいつも集まり、穏やかで温かい夜の時間が流れている。

    「それだけで、充分よ」
    「もうそれ以上がんばる必要なんてないのよ」
    またしてもシャールさんの相手を思いやる優しいセリフに泣けた。

    この世の中は儘ならないことばかり。
    でも一旦力を抜いたら、また新しい力も沸いてくるはず!
    目の前にある大切なもの、私も掴みたいな。
    「マカン・マラン」には今夜も、美味しそうな夜食の匂いと共に、迷い人のための灯りがほんのりと灯されている。
    勿論第3弾希望‼

  • 出てくる人たちの悩みがもどかしくて、彼らがマカン・マランにたどり着くとほっとする。シャールに会えば、大丈夫。助けてもらえるよ。冬至の七種うどん、食べたいな。

  • 派遣のOL,売れない旅館の次男のぼんぼん漫画家,発達障害かと子供のことで悩む奥様などを,自然体で癒すシャールは健在.ヤンキーなジャダや親友?の柳田先生も相変わらずの存在感.とっても素敵なマカン・マラン.特に「冬至の七種うどん」が良かったです.

  • やっぱりいいなぁ、マカン・マラン。
    シャールさんおかえりなさい。

  • あのシャールが帰ってきた。
    ここには相変わらず色々な人がやってくる。前回登場した人物も脇役として登場するのでなお嬉しい。
    でも、一つの別れが訪れる・・・。

    第二作もクオリティそのままです。この後も、シャールがまた登場するのか楽しみです。

  • 大好きやったマカン・マランの続編!はじめの派遣社員の彼女の話からひきこまれて読んでるうちに、シャールが登場したときのやっぱりこの安堵感!会社での人間関係、お互いいい大人になった同級生との関係、親子の関係、深くなればなるほど難しい。わたしもこれからまた見知らぬ人たちとの関係を築いていくんやろうが、この本を読めば勇気がでる。がんばろう。

  • ほっと一息つける場所があることが良いことだと感じる。派遣社員の女性がシャールと出会い、自分を持つことが大切だと感じ、マクロビ料理のケーキ作りを通して、前向きになっていくのが良かった。派遣同士、女性同士の面倒なやり取りにも臆することなく、心を持っている女性社員とともにケーキを食べる姿にほっこり。教諭の男性と店主が幼馴染であり、お互いの境遇、家族間のことなどに切なくなり、皆で冬至のうどんを食べ、親睦を深め、また明日からも頑張っていこうと感じる。シャールの言葉によって、訪れたお客様が元気づけられるのが良い。

  • シリーズ2。キャラが多くなりすぎてるがまぁ楽し。 2017.7.11

  • 前回に引き続き 今回のシャールさんのお手製の料理も お言葉も 胸に来るものがあった。 まだまだ続いてくれたらなぁ(ㅅ´ ˘ `)

  • マランカラン続編。
    心配していたシャールさんの病気も落ち着いて一安心。
    このお話しは、ほんとに情景が浮かんできて、近くの商店街の路地裏に、実はあるんじゃないかと思ってしまう。というか、あってくれという願望が湧き上がってくる。
    相変わらず料理が美味しそう。シャールさんに、私も悩みを相談したい。

  • おかえりなさい、シャールさん!!
    私もここのお店の常連のように、シャールさんの帰りを待っていました。
    秋の夜長のトルコライス、子を持つ母として共感できる部分もあり泣けてきました。

    2017.6.28読了

  • 好きだ、この本。あったかい。こんなカフェがあればいいのに。ドラマにもできそう。

  • ふたたびから読んでしまった。
    ゆるくて心地よい人とのつながりは
    幸せですね。
    こんな場所が近所にあったらな。
    マカン・マランも読みます!

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