Numbers Don't Lie: 世界のリアルは「数字」でつかめ!

  • NHK出版
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140818534

感想・レビュー・書評

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  • 作者の知の巨人ぶりには吃驚させられ数字で考えることの大切さがよく分かった。深く広く物事を見て、多角的な視点から数字で考える、事実をはっきりさせる、ハーバーボッシュ法、脱炭素社会、アンモニアの大切さ、ムーアの法則、トランジスタ、変圧器等食からハイテクまでのイノベーション全般にわたって興味深かった。

  • 数字を元にした、世界の人、国、食、環境などの雑学。
    石を持ち上げるのに必要なエネルギーと人間の労働エネルギーから、ピラミッドを作るための延べ人数を算出していたが、1日10時間の重労働は働かせすぎに思う。

  • カーボンニュートラルやエネルギーなど、直近の世界の関心ごとについて本を読んでも、数字の規模にピンとこないことが多い。数字について学ぶとともに、現在の世界が抱える問題について楽観的すぎず悲観的すぎず捉える方法としては数字が適するのだと思える本だった。

  • 71 Things You Need to Know About the World
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000818532021.html

  • 304||Sm

  • 70pから

  • つまらなかった。

  • 帯にビルゲイツの推薦文があって、「人々がスターウォーズの新作を待ち望むように、私は著者シュルツの新作を待つ。彼は徹底して数字を尊重し、すべてのトピックをデータで例証している。〝博識〟とはまさにシュミルのためにある言葉だ。」というので買ってしまいました。そして、確かに。何でこんなに詳しいんだと思えるほどに次から次に、それも様々な分野の数字を示し、解説する。「博識とは正にシュルツのためにある言葉だ」は本当にアグリー。テーマは「世界の人々」「世界の国々」「食」「環境」「エネルギー」「移動」「機械」。日本に対する記述も多い。改めて、日本はいい国なんだなと思ってしまった。もちろん、幸福度の高い国はほかにもあるけど。シュルツは日本をこう書いている。
    「現代の日本。数字の上では豊かだが、人々は狭苦しい家に暮らし、満員電車に長々と揺られて通勤し、夜遅くまで残業を強いられる上に、休日は少なく、今だに大勢の人が喫煙していて、因習的なヒエラルキー社会に従うよう大きな圧力を掛けられている。そのうえ、常に大地震に見舞われるリスクがあり、国土の大半で火山が噴火するおそれもあり、季節によっては巨大台風や熱波の脅威にもされされている。北朝鮮が隣国であるという脅威も言わずもがなだ。それでも日本人の平均寿命はどの国よりもい。」

    ボロクソだけど、そうでもないって思ってしまった。長寿の結論は「腹八分目」の食生活という結論だったけど、その前に「物質よりも精神を重んじる考え方」という指摘もあって、多分それが「腹八分目」にもつながるし、ある種の幸せにも通じているような気がする。「食」の章にあった「長寿国日本の食生活の秘訣」に書いてあったこのことがこの本全体で一番印象に残った。
    「環境」から先は主に技術て的な話がほとんど。一つ一つ面白かったし、シュルツの博識ぶりが凄まじい。とても面白い本でした。

  • 既に知っている事がまとまった本という印象を持った。今の置かれている世界を知るという観点では、読みやすくて良いと思う。

  • 本書の中で触れられているが、この本は、筆者であるパーツラフ・シュミル氏がIEEEの機関紙にて2015年1月から連載されていたコラムに、新たに幾つかを追加して全部で71項目で出版されたもの。
    大きく、世界の人々、世界の国々、食、環境、エネルギー、移動、機械という分類がされていて、個人的に面白かったのは食と環境、エネルギーの章で、効率的な肉は鶏肉とか、脱炭素社会に向けての数字の捉え方、現時点ではガスタービンが最も効率が良いという話や、機械の章に収められている「奇跡の1880年代」かな。
    事実の捕まえ方としての数字なんだと思うけど、単位当たりの効率で評価って、味気ない感じをかなり受けた。持続可能な社会を目指す上ではある程度同じ物差しで比較することは大事だと思うけど…

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著者プロフィール

カナダのマニトバ大学特別栄誉教授。エネルギー、環境変化、人口変動、食料生産、栄養、技術革新、リスクアセスメント、公共政策の分野で学際的研究に従事。研究テーマに関する著作は40冊以上、論文は500本を超える。カナダ王立協会(科学・芸術アカデミー)フェロー。2000年、米国科学振興協会より「科学技術の一般への普及」貢献賞を受賞。2010年、『フォーリン・ポリシー』誌により「世界の思想家トップ100」の1人に選出。2013年、カナダ勲章を受勲。2015年、そのエネルギー研究に対してOPEC研究賞が授与される。米国やEUの数多くの研究所および国際機関で顧問を務める。これまでに米国、カナダ、ヨーロッパ、アジア、アフリカの400以上の会議およびワークショップに講演者として招待されるとともに、北米、ヨーロッパ、東アジアの多くの大学で講義をおこなう。日本政府主導で技術イノベーションによる気候変動対策を協議する「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)」運営委員会メンバー。おもな著書に、『エネルギーの人類史』(青土社)、『エネルギーの不都合な真実』(エクスナレッジ)。

「2021年 『Numbers Don't Lie』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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