老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫 SF ス 17-1)

  • 早川書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150116002

感想・レビュー・書評

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  • 75歳以上しか入隊できない志願制軍隊、発想が面白いですね。楽しめました。

  • 王道でいいんじゃないかと

  • -

  • 75 歳以上の老人しか入隊を認めないコロニー防衛軍。
    B 級臭漂う設定だが、
    面白く読める作品に仕上がっているスペースオペラ。
    設定、展開に突込みどころもあるが、
    サクサクイッキ読みさせてしまう、
    ハインラインの「宇宙の戦士」へのオマージュ。
    シリーズ物で続きがある、読んでみたい。

    2006 年 ジョン・W・キャンベル新人賞受賞。

  • この間図書館に行ったのでちょっと気になっていた本を色々借りてきました。文庫が置いてある図書館はあまりないので重宝しました。これからはリクエストして借りよう。うん。

    タイトルを見るとヘミングウェイかな~と思ったのですが
    ハインラインの宇宙の戦士の影響を強く受けているそうです。とは言え宇宙の戦士は読んでないんですが…

    それにしても痛快娯楽読物、なのでしょうがいまだに他の惑星に行くとそこの生態環境を破壊し、地球化し、知的生命体を壊滅させるって…
    大航海時代と何も変わらないじゃないか…と苦々しく思いました。
    いまだに西洋だとそういうイメージなのかなあ…。
    敵の異星人に殺される前に殺せ、って…まあ主人公も疑問に思っている時もありますが。
    ちょっと前、同じSFと言うジャンルでコロンバスが南アメリカに到着した後、そこの文化を尊重できるようになれば、と言う本を読んだのでえらい対照的だと思いました。

    アイディアは面白いし奥さんとのラブストーリーもあるし
    読みものとしては面白いかもしれません。
    その裏にある色々を考えなければ…。

  • 65歳で夫婦揃って“志願”。だが妻はまもなく死亡。75歳の誕生日にひとり、ジョン・ペリーは“入隊”した。健康状態不問、入隊資格はただひとつ。75歳以上であること…の『コロニー防衛軍』に。

    宇宙に進出し、他の惑星へと入植を開始した人類は、宇宙がすでに多くの異星種族によって支配され、激しい紛争が続いていることを知る。人類もまた、未知のエイリアンたちと宇宙での居住地(コロニー)を奪い合う、終わりなき戦闘へと突入していく。
    コロニー防衛軍に入隊したペリーには新たな仲間と最長10年の兵役、そして様々なエイリアンたちとの苛烈な戦闘が待っていた――。

    R75の最強の戦闘部隊。しかし、老人たちはどうやって“兵士”となるのか?


    75歳にして志願して地球を離れ、宇宙へと旅立つ“新兵”。宇宙での対エイリアン戦争のなかで彼らが兵士として成長していく姿を描きだすミリタリーSF。

  • なにより、75歳にならないと入れない軍隊、という設定が面白い。
    宇宙戦争ものであり、内容的にはシビアな展開もありますが、全体に漂うコミカルな雰囲気のおかげか、軽く読めるようになっています。
    最後はちょっときれいにまとまりすぎな気もしなくはないですが(キャシーが云々のあたり)、文句なく楽しめる作品です。
    さまざまなエイリアンが出てくるあたり、ペリーローダンシリーズを思い出しました。

    アランが死んでしまったのは残念。オイボレ団の中で一番好きだったのに。
    それにしても、知的種族が、見た目はだいぶ違うとはいえ、知的種族を食料としてみなすというのは、実際ありえることなんでしょうか。
    いや、実際も何も、意思疎通のできる知的種族に出会ったことはないわけですが。
    それとも、そう考えてしまうのは人間的思考で、違う惑星で違う発生を遂げたエイリアンとはメンタリティも違って当たり前ということなのかもしれません。

    ゴースト部隊の中身については、結局どういうことだったんでしょうか。ある日目覚めたら何もかもを知っていたということは、やはり基礎となる人格みたいなものが入れられるようになっているのかな。
    それとも、意識を転送しなくても、実際には作られた体には、もともと意識の芽生えがあるものなのでしょうか。転送はそれを上書きしてしまうだけ、と考えると、なかなかシュールです。
    続編でそのあたりが語られるのかどうか。

  • 図書館

  • タイトルのあまりの秀逸さについ購入。
    主人公が乙女だった。

    乙女な爺、略して乙爺の時代の幕開けかと思った。

  • ジョン・スコルジーという人はきっと
    無類の SF 好きでありミリタリー好きなんだとおもう。
    ハインラインの「宇宙の戦士」のオマージュ作品で
    ある事は疑いもないが、装備/戦略について
    明らかに現代から見た未来予測になっている。
    訓練のシーンはより、ハインラインの方が泥臭くて
    好みではあるけど、こちらは無駄がない冷徹な雰囲気が
    伝わってくる。近代的な軍隊の匂いといったらわかりよいか。

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