烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫) (文春文庫 あ 65-2)

著者 :
  • 文藝春秋
4.13
  • (370)
  • (450)
  • (183)
  • (22)
  • (4)
本棚登録 : 3791
感想 : 341
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903831

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 単体でも楽しめるし、前著と合わせるとまた深みの増す良作。雪哉には中央に残ってほしかったかなぁ。

  • 八咫烏シリーズ2作目。この2つの作品でsideA,sideBみたいな関係性。
    1作目が作品の性質上あまり好きじゃないのかなと思いきや最後の最後急にミステリ感が出てきて、それを踏まえた上での裏事情の回なので最初から楽しめた。
    仕掛け自体がそんなに凝ってるかっていうものでも無いんだけど、ただ読んでて楽しいのはキャラクターが生きてるからなんだろうなぁ。

  • 八咫烏シリーズ気になりつつも読めていなかったのでこんな感じなんだ〜と雰囲気を知れてよかった。こちらは2だったのを読み終わった後に気づいたけど全然ついていけました。読みやすく、後半になって真相が明らかになっていく様が面白かった。けど他の中華ファンタジーほど心惹かれるものはなかったから続きを読むかは迷い中。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/704861

    2024年春にNHKでアニメ化!

  • 皆阿呆を演じているのが本当に策略めいている。作中の「穏健派」と「過激派」がラストでひっくり返った。性格に騙された。1巻で出てきたシーンの裏が読めてようやく納得出来た。姫のことを蔑ろにしてた訳ではなかったのか。雪哉の減らず口とサディスティック若宮のコンビ最強。

  • 前作「烏に単は似合わない」とは裏表をなす対となる作品でした。
    どちらも宮廷内のどろどろとした陰謀劇を描いていますが、今作の方がスカっとした見せ場やバトルシーン、丁々発止の論戦など、小説として更に面白くなっています。

    また前作ではやや唐突感のあったどんでん返しの謎解きシーンも、今作は自然な感じで作品に組み込まれ、違和感なく驚かされました。

    雪哉のキャラ萌で評価2、3割増です(≧▽≦)

  • 読み始めからおもしろかったし、1巻の裏側が見られたのもおもしろかったです。歴史のメインストリームを見ると、そんな事あるの?という感じだと思うけど、正直なところ、兄上の気持ちもすごくよくわかる。最後、えっ?雪哉そうなの??で終わりましたが、本当にそうなのかな?3巻もすぐ読みます。

  • ファンタジーってどんどん世界が広く深くなっていく感じが好き。

  • よかった。
    大奥じゃない 笑
    微妙に前作とリンクして、なるほどやっと面白さがわかってきたかも。

  • 前半部分と後半部分で一年近く空いてしまったため、後半何についての種明かしをされているのかを、かなり考えねば思いつけず、しっかりと押して読めていたら評価も違ったかも知れないと思う。

    ==ここからネタバレ=====

    心理描写が詰まっているからこそ、信じていいのか
    または
    地の文までが饒舌だからこそ信じてはいけないのか

    ということが、まったく信用できず、最後まで楽しく考えて読めたと思う。

    話の筋としては目新しくないものの(思い出せる限りでは太陽を抱いた月などもこの手の話だった)だからこそ面白く読ませるのは困難だし、約束された展開だからこそカタルシスがあるので、とても書く方は難しい話だったのではないかと思う。

全341件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿部智里の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×