顔 FACE (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198922337

感想・レビュー・書評

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    横山秀夫作品は「影踏み」で初めて出会った。やはり、好きだ。

    単に私がミステリー慣れしていないからかもしれないが、とにかく終始不安にさせられる人物設定、ストーリーの妙があり、心理描写、世界が実に繊細である。

    何が好きかと言えば、やはり主人公を応援したくなるのだ。ミステリーと言えば、事件と解決が主菜と言う印象があるが、著者の作品は、事件によって醸し出された主人公の心を読むことが楽しい。主人公の心の事件と解決に味わいがあるのだ。

    そういう手法が普通なのであれば、申し訳ない。

    著者の本をまた読みたい、そう感じさせてくれる作品だった。

  • なし

  • 2019.7.17-236

  • やりきれないくらいの超男社会の警察の中で、傷つきながらも奮闘する婦警、平野瑞穂、23歳。彼女の連作短編集。第1章の『魔女狩り』はピンとこなくて、やはり横山さんは男性が主役の方が面白いのかな、と思った。しかし、章が進むにつれてどんどん引き込まれていき、ラストの『心の銃口』は秀逸。瑞穂は正義感強く・正直でありたい故、かなり職務逸脱しとるな~と突っ込みながらも....弱さと強さのバランスが、人間らしい婦警像で興味を惹かれた。またそのせいか、今まで読んだ横山作品の中で一番読み易かった。シリーズものとはつゆ知らず。

  • D県警シリーズ。似顔絵婦警。10年前にドラマ化されてたとは知らなかった。

  • 安定のおもしろさ。横山さんにはもっと女性が主人公の話書いてほしいと思った!

  • いまひとつ共感できず。
    そしておもしろいはおもしろいけど
    期待ほどではなかったかなぁ。
    女として日々感じる
    男尊女卑の現実と
    植え付けられている意識の矛盾は、
    すべてがそうだとは思わないけど
    おおよそ描かれているのかも。

    もし犯人を目撃したとしても
    似顔絵を描いてもらえるほど
    記憶できる自信がまったくない。

  • 警察内部の描き方が巧い。面白い。

  • いまいち。

  • 横山秀夫の警察小説。
    若い婦警を主人公に、警察内部の状況と主人公の葛藤の描写が相変わらずのリアリティ。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。新聞記者、フリーライターを経て、1998年「陰の季節」で松本清張賞を受賞し、デビュー。2000年、第2作「動機」で、日本推理作家協会賞を受賞。2002年、『半落ち』が各ベストテンの1位を獲得、ベストセラーとなる。その後、『顔』、『クライマーズ・ハイ』、『看守眼』『臨場』『深追い』など、立て続けに話題作を刊行。7年の空白を経て、2012年『64』を刊行し、「このミステリーがすごい!」「週刊文春」などミステリーベストテンの1位に。そして、英国推理作家協会賞インターナショナル・ダガー賞(翻訳部門)の最終候補5作に選出される。また、ドイツ・ミステリー大賞海外部門第1位にも選ばれ、国際的な評価も高い。他の著書に、『真相』『影踏み』『震度ゼロ』『ルパンの消息』『ノースライト』など多数。

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