アイルランドの薔薇 (光文社文庫)

著者 : 石持浅海

• 光文社 (2004年9月10日発売)

感想・レビュー・書評

[marowsさんの感想 · 2011年11月28日]

石持浅海ってほかになに読んだんだっけ？でも確か面白かったからこれも買ったんだよなぁ。文化や国民性が土台にある本が好きです。だからこれも面白かったです。

[satohu200xさんの感想 · 2011年11月19日]

泊まった宿で殺人事件が起こって謎解きするみたいな話
おちがなかなか好き

[nur1202さんの感想 · 2011年10月29日]

処女長編とは思えない達者さ。
登場人物と状況の意外性もありますし、犯罪解決の処理、後日談と、最後の最後まで愉しんで読めました。
殺し屋が紛れ込んでいるくだりは必要だったかなぁと思いますが、それこそ処女長編でがんばっちゃった感じでしょうね。
比較的甘めな結末には賛否有りそうですが、これはこれで。

[aokiiwさんの感想 · 2011年10月6日]

若菜から借りた本。

アイルランドのとあるリゾートホテルで怒った事件。

[takakyonさんの感想 · 2011年10月1日]

発見！この人の海外ものいいな～

[pokopoko0713さんの感想 · 2011年9月14日]

アイルランドの歴史は全然知らなかったけど
割と丁寧に説明もされてるので、その国の歴史を知らなくても楽しめる。

犯人もやられたって感じだった。

ラストも良かった

[yokovicさんの感想 · 2011年6月9日]

アイルランドの湖畔にある宿で宿泊客が殺された。
殺された男は北アイルランドの武装組織NCFの幹部で
数日のうちにも身内の依頼で殺し屋によって
秘密裏に闇に葬られるはずだった男だった。

状況を考えると内部犯なのは間違いない―。
手の届くところで監視していた人物が
予定と違う形で殺されるという失態を演じた
NCFのトムは自らの手で犯人を捕らえることを誓う。

南北アイルランドの政治的問題も絡み、混迷を極めるなか
早いうちからこの宿や宿泊客に違和感を感じていた
日本人科学者のフジが犯人捜しに挑む。

トムとフジ、先に《犯人の真意》に気付いたのはどちらか。


海外が舞台、出てくる人物がほぼ外国人という小説を
普段あまり読まないので新鮮でしたわ〜。
トムとジェリーってw 仲良くケンカしなww

日本の世界地図って変なんだね〜。
そりゃそうか、考えたこともなかったw

石持さんのミステリはやっぱり動機が他とはひと味違うよね。
なんか規模がデカイというか思想的というか何というか。

[眼鏡さんの感想 · 2011年4月29日]

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長がスライゴーの宿屋で殺されます。
物語には殺し屋のブッシュミルズという人物も絡んでくるのですが、読者は犯人と殺し屋が誰かといったフーダニットを楽しめます。
私は殺し屋に関しては早い段階で分かりました。
最後にはさらに登場人物の１人の驚きの正体が明かされます。
探偵役の日本人科学者フジが賢くて切れ者で素敵です。

[sekinobuさんの感想 · 2011年4月24日]

図書館読み。『こいつが犯人だろうなあ』と思っていながら、やはりそれが外れました。外国が舞台で時代背景とかわからなくても十分に楽しめます。

[ニコルさんの感想 · 2011年3月25日]

北アイルランド問題も絡めた事件に登場人物達は外国人、犯人とスパイ探しの両方が楽しめますが、話は決して複雑ではなく、むしろあっさりとしていて読みやすいです。
スパイにいたってはロジックなしでも状況描写だけであたりがつけられる分かりやすさ。

伏線ひろいまくって余りなし、といった気持ちのいい読後感でした。

著者プロフィール

１９６６年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。２００２年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。０３年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第１弾となった０５年『扉は閉ざされたまま』（祥伝社文庫）が 「このミステリーがすごい！」第２位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』（祥伝社刊ノン・ノベル）。本作は『Ｒのつく月には気をつけよう』（祥伝社文庫）の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう　賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」