- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334737450
感想・レビュー・書評
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2007
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評判の高かった「扉は閉ざされたまま」がそれほどでもなかったのと、「月の扉」「水の迷宮」とともに大したことないかな〜という印象だったので全く期待せずに読んだ。
が、かえってそれがよかったのかどうか、なかなか面白く読めた。
デビュー作が一番好きかも。 -
読了
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外国人の名前が苦手なうちには、登場人物の名前が定着するまでが困難でした・・本名だったり通称だったり・・偽名だったり・・。読者が考えなければならないのは、まず犯人と殺し屋の正体。アイルライド問題に明るくなく、なんとなくIRAというテロ組織の名前は聞いたことあるっていう程度の知識でも、十分に楽しめる!!NCFっていう武装集団は本当に存在するのかと思ってしまいましたが、やっぱり架空だそうで。そりゃネタにするには根深すぎか。でも本当にそういう組織があるのかと思えるくらいに、ストーリーにうまく溶け込んでいました!!ただ武装組織の幹部が一般人に対等に牽制されているのには戸惑いましたが、今思うとみんなそれぞれ何か抱えていたわけで。その「何か」が関わってくる、解決したーって思ったあとの二重三重に畳み掛ける真相には驚かされました。しかしフジは絶対ただの科学者じゃない!!座間味君はまだ一般人ぽかったんですけれど・・。石持さんが書く探偵キャラは魅力的。
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7月21日読了。
アイルランドのとある宿に泊まることになった学者とテロリストと殺し屋他の人たちの話。 -
ものすごい裏工作から始まったので、ハードボイルド???とか思っていたら、全く違う推理小説でした。しかも典型的な封鎖型(っていうのかなぁ?)外部からの接触なし!イメージとしては雪山山荘殺人事件(笑)
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アイルランドの田舎の宿で反政府組織の一員が殺されて、宿泊客全員にその嫌疑がかけられた。生き残った組織の構成員は警察の介入を拒否して犯人を捜そうとするが、そこで探偵役を買って出たのはたまたま宿泊していた日本人の青年だった。残された時間は少ない、彼は犯人を名指しできるのか?
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2004年9月25日読了
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これが初めて推理小説読んだ記念すべき本。
これ以来嵌ったのだ・・・! -
南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!
本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!