- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334737450
感想・レビュー・書評
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最高、文句なし
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最初は、少々とっつきにくいかと警戒していたのが、杞憂に終わった。 コレよ、コレ。 石持さん、私はこういう本を読みたかったワケですよ(笑) 石持作品は、基本的には好み。 推理の過程を楽しませてくれる、数少ない作家だと思う。 しかし、あと一歩のところで塩加減が足りないことがあり、残念に思うことも多々あるのだが、読後感も併せて、今作の味付けは絶妙だ。 頭の切れる男性は、やはり素敵なのだ。
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だいぶ前に読んだので記憶が薄れているが、「ブッシュミルズ」が何者なのかが気になって、一気に最後まで読んでしまった覚えがある。
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ちょっぴり読んでから寝ようと考えて手に取りましたが…甘かった。
一気に読んじゃいました。面白かった〜。リスペクト石持氏! -
北アイルランド問題にからめたお話。レイクサイドハウスでの殺人事件、宿泊客と宿の女主人、従業員誰が犯人なのか警察を呼ばずに全員容疑者の立場で解決していく。テンポが良く、面白く読めた。それにしても、フジがなんであんなにキレ者なのか。日本人作者だからか(笑)。
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とっつきにくそうな題材でも、いつもすいすい読ませてくれる石持さん。殺し屋の正体が、ああ… という感じだった。
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『アイルランドの薔薇』(石持浅海、2004年、光文社文庫)
アイルランドを舞台としたミステリー推理小説。
南北アイルランド統一による和平を目指す武装組織NCFと、それに反対する内部勢力との軋轢が生じていたところ、NCF副議長は殺し屋によって殺されることになっていた。しかし、殺し屋に殺される前に、副議長は宿屋で何者かに殺されてしまう。容疑者は8人。
一体だれが副議長を殺害したのか。NCFの内部犯か宿泊客か、または外部犯か。警察・探偵不在の状況下で、冷静な日本人科学者フジが事件を解いていく。
一体だれが犯人で、だれが殺し屋なのか。犯行の動機は何か…等、最後まで楽しませてくれた。
(2010年6月26日 大学院生) -
正直冒頭で登場人物の名前がカタカナで覚えられず焦りました。
けれど読むにつれてフジを中心とする人々の個性が見えてきて、思ったよりか読みやすかったです。
個人的には殺し屋がもう少し絡んでても良かった気はしますが。
確かに三度くらい驚かされた一冊でした。 -
前半は少し「扉は閉ざされたまま」と同じ匂いがして期待はずれか?と思わされたのだけど後半の流れのよさにはやはりグイグイと惹き込まれた。
これがデビュー作ということなので、これが進化した物が「扉~」のような気がする。
殺し屋の正体…レビューではわかりやすいと書かれてるけど私は最後まで気付かなかった…浅いね。 -
密室殺人ものが得意な石持浅海らしいストーリー展開。