- Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393332658
感想・レビュー・書評
-
「外来コードを内生モードにする日本」p202
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間は一本の弱い葦に過ぎない、人間は考える葦である
特許の世界にも画一性の波が押し寄せています。これ程ネットワークが進化し、情報の距離が縮小しているにも関わらず、各国個別に手続を取らなければならないのはあまりに不合理です。
各国の利害関係が絡み合っているので、一概には進まないでしょう。残念ながら、政治には合理性は通じません。
文化と言ってしまえばそれまでです。しかし、特許に文化など必要ありません。技術は世界共通です。ただ、あまりに共通化すると、先進国と途上国との問題が顕在化します。 -
17歳のため、というタイトルですが、大人が読んでも面白いです。あらためて日本を世界の一部として見直す、分かりやすい内容でした。気楽に読めますし、オススメです。
-
思考の枠組みがジワーっ広がっていくような感覚。
若いうちにこういう話をしてくれる人が身近にいたなら、もっと楽しく歴史を学ぶ事が出来だろうなと思う。 -
高校生向けに、世界と日本の文化の違いなどを記した本。高校生向けとはいっても、今まで知らなかった内容もたくさんあり、勉強になりました。
まだまだ知らないことがたくさんあるなぁということが分かりました。でも歴史全体を網羅しているわけではなかったので、それぞれの項目は、私ではつなげられませんでした。
もっと勉強しないとだめだなあと思わせるような本でした。高校生向けだしね。歴史を勉強しないとなあ。 -
キリスト教と戦争の関係とか、仏教と神道とか、いまいちわかっておらず(興味は持ちつつ)のところ、これは解りやすくてヒジョーに明快でした。いいですね、こういう編集解説。
-
あくまで入門書。最近流行りのまとめサイトみたいなもので、博覧強記の人が一側面から歴史を編集した本。
-
残念ながら、誤謬が散見される。
仏教の話で、四門出遊は、出家のこと、と言っているが、一般的には、そういう解釈ではない。
縁起の説明も独創的。縁起によって、悟りが開ける?
禅の止観をヘーゲル・マルクスの止観と比較しているけど、ヘーゲル・マルクスは、止観ではなく、止揚では?
面白かった点。
神話学者ジョセフ・キャンベルの「英雄伝説」から解読する、物語として人を惹きつける宗教
イラン=アーリア(高貴な)人の国という意味。
アンチキリスト=悪魔=異教徒の神。
アンチ地母神、アンチ母系社会としての魔女狩りとマリア信仰。半信半疑ではあるが。
一遍時宗 世阿弥 能・田楽・庭師・立花
天文法華の乱 狩野派・等伯・宗達・光悦
広い知識はあるが、何か、平べったく、胡散臭い知、と感じるのは、なぜだろう?多くの本から得た知識の受け売りでしかないからか?万巻の書を読破した著者なら、もう少し、鋭い切り口を期待したいところ。 -
とても面白かったです。
読み始めのころは、語り口に読みづらさを感じることがあるかもしれませんが、すぐになれます。大学での講義を記録したものなんですね。「(笑)」が連発されるのにはちょっと辟易しますが。
歴史をたどって「いま」みられる現象や問題の根っこを探るのはとても興味深いですね。結局のところ、その時々に必要だったり好都合だったりしたことを人間がはじめて、人間が継続してあるいは変質させたものが、いまに影響しているということが分かります。
日本人である自分のことを考えてみると、やっぱり日本の風土の中に身を置いているんだな、と思ったりします。なんか、色々な“考え方”がしっくりくるんですね。
タイトルに惑わされることなく、大人だって全然問題なく読めるし、読んで唸る内容ですよ。
<目次>
第一講 人間と文化の大事な関係
第二講 物語のしくみ・宗教のしくみ
第三講 キリスト教の神の謎
第四講 日本について考えてみよう
第五講 ヨーロッパと日本をつなげる -
色んな知識が前提になってて難しい。最初の五年を10人と集中して取り組む。編集、関係を意識してものを見る。
時分の花を意識して、目指すはまことの花。