世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000496

感想・レビュー・書評

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  • この本は高校生向けに書かれたという問題解決の教科書です。
    論理的に考えることについて、非常に分かりやすく書かれていることが特徴です。
    具体的には、本書では、ハンペン君、ナスビ君がバンドを組み、学内ライブを行い集客するまでの問題を解決するなど、読み手を意識した趣向を凝らしています。

    まず、『問題解決を日々するメリット』
    →成長率が、問題解決を諦める人より早いこと。
    →「どうせどうせと諦める人」と3年間で22倍の差がつく。(年間成長率10%対1%の差)
    さて、問題解決力をつけるぞ!という気持ちになります。

    そして、問題解決には、【現状理解】【原因の特定】【打ち手の決定】【実行】の4つの行動が必要となるそうです。

    4つの課程をクリアするために、
    「現状理解の方法」(分解の木、YES・NOチャート)
    「目標の立て方」
    「現状になる原因の仮説」
    「仮説の検証するためのマトリックス」
    「現状解決に必要なアイディアの効果的な出し方」(早く、重複無く、多く、出すことができるための、課題解決シートと分解の木)
    「アイディアの効果を検証するマトリックス」
    「実行の大事さ」
    「実行プランの立て方」

    以上のことを、わかりやすく学ぶことができることが特徴です。

    唯一欠点があるとしたら、以上の方法は見ていて「へぇ」となりがちなことです。
    学習者が以後継続して、フレームワークを使い慣れるよう考えて努力しない限り(どのフレームワークを使うかは、問題によって違うため考える必要があります)、学習者が
    問題解決キッズにはなれないということです。

    しかし、どのような本も読んで終わりでは意味がないことですよね。
    『自助論』の中で、サミュエル・スマイルズは「読書を自己啓発の手段と思いこんでいる人は多い。だが実際には、本を読んで時間つぶしをしているだけの話だ。」「単なる知識の所有は、知恵や理解力の体得とはまったくの別物だ」と言っております。つまり、どの本も読むことで学習者の知識にはなるが、知恵や理解は獲得できないということです。

    最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

  • 問題解決能力を育てるために目標の立て方から実行するまでの方法を具体的な例をもとに説明している。
    この方法を実践していけば最も大切なセルフイメージもプラスのものに変わってくるかもしれない。

  •  とっても分かりやすかった!!タイトルの通り、問題解決の過程(現状の把握と目標設定→原因の特定→計画の策定→実行)のそれぞれが分かりやすく、その際に気をつけなければいけないこと・やりがちなことが書いてあって非常に勉強になった。中高生にも分かるように、と謳っている様に文字少なめでサクッと読めた。

  • 問題を把握し、原因を分析し、施策を打ち、効果を確認する。基本的な改善の流れが、小学中学年向けの文章や事例で書かれている。新たな知見は特にないが、分かりやすいので将来子供にも読ませたい。

  • 久しぶりに再読。
    ビジネスでも使う問題解決の考え方を子どもにもわかる平易な言葉とケースで説明されている。
    言葉は優しくても本質的なことはきちんと含まれているので大人でも十分に役立つし、難しいことを削ぎ落とし誰にでもわかる形で伝えるとこうなるのか、という点でもとても勉強になる一冊。
    学生の時にこんな本に出会っていたらなぁと思う。

  • とても勉強になる内容でした。学生の時に読んでおきたかったな。
    今でも資格試験などで勉強することがあるので、分解の木を思い出してきちんと分析しながら考えて勉強しなければと思いました。
    考えるって大事!

  • 問題と課題の違い。色んなツリー。
    ますます混乱してきました。
    この問題を解決したいです。

  • 子供向けだけど改めて読むと解決までのプロセスが事細かく書いてあるのでまぁ読んで損はないかぁと

  • 問題解決の方法を中高生向けに書いた本。題材や文章の構成が明らかに未成年対象になっている。
    内容はとてもシンプルで、樹形図を様々な使い方をして直面している問題を細かく分解する手法で、それを物語形式のような格好で紹介している。
    さらっと読めるので、難しい同種の本を読んでわかった気になるより実践的に使えると思った。

  • 短時間で読める問題解決手法の一つ。
    中高生とか向けに良いかもしれない。

    ・具体的な目標を持つ(数値目標など)
    ・前向きに
    ・真因を探る
    ・具体的な解決策を出し、実行に移す
    ・進捗チェックを常に行う
    ・物事を細かく分解し、分析し、進めていく

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