世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- ダイヤモンド社 (2007年6月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478000496
感想・レビュー・書評
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漠然と仕事をしている社会人におすすめ。
問題解決の研修を何度も受けたりしたが1番わかりやすかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
問題解決の基本を分かりやすく、がテーマで書かれている。もっとこれ系で複雑な書籍はあまたあるが、シンプルに考えたい時に目次的に使えるか。
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問題解決の考え方を子どもがわかるレベルの問題に置き換えただけで、内容は問題解決のロジックがきっちりと書かれている。すべてのツールが適用できるわけではないが、ピックアップして自分なりの問題解決プロセスに取り込めそう。
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感想
手法を実際に試してみる。要因はあまりに複雑で個人によってバイアスがかかっている。いかに客観的で全員が納得する分析を展開するか。 -
学生向けとの事ですが、社会人としても大変学びになりました。
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表題のとおりやさしく読みやすいと思う
内容はある程度働いて研修を受けたりしていると普通。
対象年齢がもっと低いのだと思う -
問題解決は現状とあるべき姿/理想とのギャップを埋めることだと思いました。現状を特定するための方法として、分解の木を作ること、分析をすることがらとても重要であると感じました。これらを簡単に理解することを可能にする良書です。
本の内容は誰にでもわかりやすいように書いてありますが、実際に行うと本に書いてあるほどには簡単ではありませんでした。扱っている問題の規模によっては、自分だけでなく他の方と協業して分解の木を作ることがあります。そこには色々な思い込みや他の方との関係性に配慮したしつつも、客観的な事実だけを追究することを徹底することが重要だと感じました。 -
問題解決とは限界まで分解し、打ち手を生み出し実行すること。
関厳さんのYouTubeチャンネルで拝見した本の内の一冊。問題解決入門に続いて読了。
本書が主張する問題解決のポイントは3点。
①マインド
主体的に生きること。
問題を嘆くだけのどうせどうせ子ちゃん、
評論のみで実行皆無の評論家くん、
気合いと精神論のみで犬の道へ突き進む気合いでゴーくん
を引き合いに、何事にも自分で考え、行動できる問題解決キッズのマインドが前提となる。すなわち主体性である。
②分解の木・・・細かく分ける
どんな問題も小さくしていくことで、問題に対する理解、それに対する打ち手が浮かび上がる。
本書ではキノコloversという3人バンドを例えに、集客問題解決が描かれる。
打ち手の中からマトリックスを用いて優先順位を決めるが、制約条件を動かす(例.他者に頼る)視点も重要である学びが新鮮だった。
③スケジュールと実行
せっかくの分析も実行なければ絵に描いた餅。
実行にはスケジュール(期日)と担当が必須。
特に組織で問題解決する際はこの点の重要度が増すと思う。 -
問題解決なので、原因追及し、仮説立て、情報収集と分析をし、打ち手のアイデアを出し最適な打ち手を選択して、実行プランを立てる。
このように細分化して考えるべきプロセスが小学生にもわかるように書かれている。
特に、最適な打ち手を選択する際、レバレッジをかけると「実行のしやすさと効果のマトリックス」が全く違うものになる、というのは肝に銘じる必要があると再認識。
国際人として必要な資質は、語学力よりもむしろ思考の総合力だ、という言葉があったが、非常にその通りだと思う。
社会人になってから、賢い人ほど仮説思考に優れていると感じる。
間違っているかどうかよりも、一度仮説を立て検証するフェーズに入るのがとにかく早い人は言うことが具体的なので、深い。
目標設定をした後、この本と『数値化の鬼』を駆使すれば、なかなか良い方向に進める気がする。
自分はまだ仮説検証の部分を怠りがちで決めつける癖があるので、データに基づいた分析とチェックをするように変えていこう。