世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478000496

感想・レビュー・書評

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  • かなり以前に読んていましたが、改めて読み直しました。

    やはりわかりやすさが半端ない!
    頭の切れる方が、物事をシンプルにされているのを読むのは大変爽快です。

    全ての若い世代が、こうした課題発見〜解決〜行動の力を育む必要性を強く感じます。

    何しろ、もうこれまでの当たり前が全く通用しない世の中が到来しているからです。誰もが世界中の課題を解決せずには生きられない。そんな時代の必読書と言えます。

  • 問題解決と聞くと、自分に足りない能力なんじゃないか?とか、自分には身につけられない能力なんじゃないか?と、自信のなさから一瞬アレルギー反応が出ていたが、本書はすごくハードル低く(わかりやすく)、でも本質をついた書き方がされていて、勉強にもなるし、変な苦手意識や劣等感も薄まった気がする。

    問題解決能力を身につければ、主体的に生きることができる。多面的に物事を見る力、本質を見極める力、打ち手を具体的な行動に落とし込む力を鍛えることができるから。


    ■問題解決をする
    ツール①分解の木
    原因をもれなく探し出せる
    内手についてアイディアを幅ひろく具体的に洗い出せる

    手順
    アイディアをリストアップ
    →似た者同士をグループ化
    →他には何があるか?具体的にはどういうものか?
    を繰り返す

    ■原因を見極める
    ①原因としてありえるものを洗い出す
    ②原因の仮説を立てる
    ③どんな分析をするか考え、情報を集める
    ④分析する

    ツール②はい、いいえの木
    ツール③課題分析シート
    課題 | 仮説 | 根拠 | 分析・作業 | 情報源
    分析・作業・・仮説を確かめるために、どんな情報を集めて分析する必要があるか?

    ■打ち手を考える
    ①打ち手のアイディアを幅広く洗い出す:分解の木
    ②最適な打ち手を選択する:マトリックスで優先順位付け
    ③実行プランを作成する:WBSにする

    ■目標を設定し、達成する
    良いプランを立てる×実行する

    ①目標を設定する
    具体的な目標:条件、期日などが明確
    ex.どうすれば、半年以内に、6,000円の〇〇社の中古パソコンを、人にお金を借りずに、お金を貯めて買うことができるか
    ②目標と現状のギャップを明確にする:定量化
    ③仮説を立てる
     1.選択肢を幅広く洗い出す:分解の木
     2.選択肢を絞り込んで仮説を立てる:分解の木を優先順位付け

    ツール④:仮説の木
    並列型・・結論とそれを支える根拠や方法を並べる
    解説型、三段論法・・2つの前提から結論を導き出す

    ④仮説が正しいかチェックする:課題分析シート
     1.仮説に沿って情報を集める
     2.データを分析し、チェックする

    ■意思決定ツール
    ツール⑤:良い点、悪い点リスト
    手順
    選択肢を洗い出す
    →各選択肢について、良い点と悪い点を書き出す
    →書き出した各項目について評価する
    →最も魅力的な選択肢を選ぶ

    ツール⑥:評価軸×評価リスト
    手順
    選択肢を洗い出す
    →各選択肢について、評価軸を書き出す:自分にとって欠かせない条件、あったほうがいいものなど
    →各評価軸の重要度を決める
    →各選択肢を評価する
    →最も魅力的な選択肢を選択する

  • ティーン向けの様相であるものの、学びがある本。
    解決ツリーは実際に使っていこうと思う。
    理解できると使いこなせることは多大なギャップがある。その中で読者に行動を促せる本は良書。

  • わかりやすい。
    基礎的な内容の復習になる。

    思考法は知っていても実際に日頃使えていないと意味がない。改めて、この基礎のツールや思考法を日頃アウトプットしていこうと思った。

  • 自分の頭で考えられない人(どうせどうせ子ちゃん、評論家くん、気合でゴー君)は成長しない。
    自分の頭で考える人(問題解決キッズ:具体的な目標、前向きな姿勢、問題の本質を探る、実行力、状況確認→進化)は圧倒的に成長する。


    本書のヒット内容ベスト3
    ・問題解決のプロセス
    【現状理解→原因特定→打ち手の決定→実行】

    ・思考ツール(あくまでも考えるツール)
    【分解の木、はい・いいえの木、仮説の木、課題分析シート、よい点・悪い点リスト】

    ・解決策は過去に見たものや経験したものがベースになる。

  • 中高生向けとのことだったのであまり期待していなかったけれど、挙げられていた問題解決ツールや意思決定ツールは学びになった。中学生の頃にこの本を読んで内容を理解していたら、かなり進路に影響していたと思う。サクッと読めて良かったので続編も読んでみよう。

  • 子供の頃にこんな問題解決方法を学んでいたら、その後の人生の選択も、悩み方も違っていただろう。考えるための手法が分かったので、このフレームワークを使って問題を分解、分析、原因を探り、この先何をすべきか解を導き出せるようになれば、自分で考え、決め、行動することが出来るようになる。知れた事に感謝。

  • 内容は日常の話をテーマにしていてすっと頭に入ってくる。

    問題解決の流れ
    ①現状の理解②原因の特定③打ち手の決定④実行  
    4つのサイクルを回し続ける


    ①現状の理解
    具体的にいつまでか目標をもつ。なぜ問題がおいたのかの本質追及。適度に状態チェックしながら修正していく。

    ②原因の特定
    分解の木を利用。枝分けすることで物事の細かい部分まで見える。    

    ③打ち手の決定
    マトリックス利用。
    実行しやすく、効果が得られやすいことから手をつける。また効果が少なくても実行しやすいものは手をつける。

    実行しにくいものに対しては、得意な人に任せたり意見を聞くことで実行しやすくする。

    ④実行
    作業を書き出し。逆算してスケジューリング。

  • 普段、プログラムを書いているときはできてそうなのに日常ではまだまだ出来てないなと改めて認識できました。
    日常でも出来るようにならないと……。

  • 中高生でも分かると評価で言われてる通り、本当に初歩の初歩から書かれていて、ある程度ロジカルシンキングについて学んだ人には物足りなく感じるかもしれない。
    改めて初心に立ち返ってロジカルとは何かと考えた時に読みたい本。
    1時間もかからずに読み終えることができるため、後輩にも進んで勧めたいなと思う本。
    読むのにそこまで時間も使わないし分かりやすいため、とりあえず読んでみてほしい。
    イラストも豊富でかわいい。

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