ココ・シャネルの言葉 (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 327-3)

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479306726

感想・レビュー・書評

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  • 嫌いなことに忠実に生きる。ココシャネルの生き方。

    女友達はほぼ1人。結婚もしなかった。ただ、彼氏はたくさんいたし、なぜか結婚まで考えるほどの大好きな彼氏は交通事故にあって亡くなったり、心臓発作で亡くしたりと、愛した男とはなかなか一緒になれなかったが、ピカソやダリと付き合ってて、同年代。

    って聞いたら、シャネルってすごい昔の人のように感じるのに、シャネルのブランド自体は今尚お愛され続けてることがとにかくすごいよね。

    そして、彼女はある意味究極のミニマリストだったのかも。

    シャネルが残す言葉の中に、常に除去し続けること、つけたしは絶対にいけない。

    過剰、やりすぎは下品!という感覚が常にあって、あの時代の服はとにかく付け足しだったのを、色は黒一色でどんどん引いていった。

    この潔さが今尚人気の秘訣なんだろうなぁ。

  • それまで喪服でしかなかった黒をシックでモードな色とし、長い髪が女性の象徴だったのに対してベリーショートにしたりと、まさに女の生き方の革命家だった。僕は女性ではないですが、強く生きようと思った。(余談だけど、自分はジェンダーレス男子に分類されると思った。メンズメイクはするし、よく女性と間違われる。そーいった意味では自分も革命してるのかも。p.s.ミニマリストにも読んで欲しいこれは。

  • 著者がいうように、常にシャネルの言葉が効くというわけではないと思う。
    シャネルのように、常に自分に厳しく生きることはできないと思うから

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • CHANELというブランドのイメージが変わった。
    孤高なココ・シャネル。
    自分に自信がほしい時、心を強くしたい時CHANELを身につけたい。
    読み終えてCHANELの真っ赤なリップを購入した。
    ココ・シャネルのような強い女性に憧れて。

  • シャネルの考え方、生き方を垣間見れる本。
    強く、才能に溢れ、与えられた生を存分に生き切り、でも晩年は孤独だった事実。
    幸せとは言い切れないが、美しさを感じる生き様だと思った。

  • この本を読むまで、シャネルの人物像を全く知らなかったです
    ついNetflixでシャネルの映画をみてしまいました
    シャネルの名言に著者の言葉が添えられている形なので、忙しい方にも読みやすいと思います
    読み進めながら、背筋が伸びる思いでした

  • 以前に同作者山口路子さんが執筆された「オードリーヘップバーンの言葉」を読ませて頂いたこともあり、気になって購入することとなった。
    名言とその名言とミラーリングする人物の人生が書かれており、サラッと読むことのできる内容であった。
    強くも傲慢で芯のあるココシャネル。傲慢さを口に出し、仕事に生きた女性。現代の女性でも「女は結婚すべきだ」や「女はうちに入って家事をするべき」などと言われる。現代でも言われる言葉であるにも関わらず、仕事に生き、日曜日に死ぬことを決めたココシャネル。
    最後まで「自分の道」を歩むことを決めたその姿に格好良いな、と一言。それ以外無い。
    私はココシャネルのように強く自分のことを信じることなど出来ない。けれども、その時々でシャネルの言葉を借りて、背筋を伸ばし、自分の意見を言っても良いのかな、と。
    とても良い作品でした。

  • p141〜
    「人」に投資する
    物を所有すること、物に執着することを嫌っていて、それは金にも当てはまったのだと思う。
    ただ、自分の認めた人にだけは執着して、投資して。シャネルは、この世で一番価値のある物だけを見ていたんだなあと思った。


    p.177〜
    「謙虚」の裏にある「ごまかし」
    謙虚さは世間的にはプラスのイメージがあって、自分でもそうだった。けれど、シャネルはこの謙虚さを「楽な道を選ぶ姿勢」と考えた。確かにそうだなと思った。私は受動的な性格で、自分からよく話すのは本当に仲がいい人くらい。集団だと謙虚で控えめになってしまうのが少し短所だと思っていた。控えめになってしまうのはどうしてかと考えてみたら、「余計なことを言って場を鎮まらせたらいやだな」とか、「楽しそうに話してるところに自分が割って入ってしまうのではないか」とか、そんな考えがあったのだと気づいた。これはただ自分が楽でいたいだけのようで、シャネルの考えと重なった。

    シャネルの軸というのは一切揺らぐことがなく、自分をしっかり持っているにも関わらず、自己主張が激しいわけでもなく、程良く、そして引き際は美しい。そんなシャネルの生き方はやっぱりかっこいい、

    シャネルは多くの人に魅了された人物。どんな人物か全く知らなかったが、やっと理由がわかった。

  • ココシャネルという人物は性別問わず憧れる生き方の一つ。
    多くの男の人が魅了されたのも納得。
    本としては一つのは名言に対しての説明が端的にあり、読みやすい一冊。

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著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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