- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480421746
感想・レビュー・書評
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月舟町にあるつむじ風食堂に集まる人達の話。
タイトルにあるように、みんな夜に食堂に集まって話したりするし、なんとなく読んでるとしん、とした雰囲気がある。
でも主人公と父親の話とかはふんわりとした気分にもなる。
ときおり、クスっとするような場面があったりもして、気持ちが穏やかになる本だと思います。
「大人が全速で走るのは、何か怖いことが起きたときなのだ。でなければ、走っているその人が怖い。」など。
夜遅くまでやってる食堂っていいですね。
クロケットが食べたいなぁー -
あっさりとしたお話。
ずっと軽いままで最後まできちゃった。
多分、思い出すこともないような気がする。 -
もし私が小説を書くならこんなのを書きたいって思った。
普通の人々が普通の日々を淡々と丁寧に生きてて、そこで交わされるどことなく哲学的な会話。
何が起こるわけでもないけど、人生の大切な問いかけがある、そんな小説。
この著書の言葉の選び方が好き。 -
情景が浮かぶ文章
暗いけれど穏やかな夜という感じ
珈琲屋の二代目がいい -
少し想像がしにくい所があったりしたけど、
吉田さんらしい本だなぁと思いました。
心に残ったフレーズが何箇所かありました。
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月舟町にある、つむじ風食堂に集う人達の、なんともいえない不思議な感じの会話。今より少し前の時代は、こんなつきあい方があったのかもしれないとおもいつつ、するすると読めた。
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何年も前に買って読まずにいたか、途中でやめてしまったか。記憶にないがお正月休みに少し読書をするのにちょうど良いかと思って手に取った。
「月舟町」「つむじ風食堂」「月舟アパートメント」など文字だけでほっこりとあたたかい気持ちになる。語り手の「私」は、ライターで、父親は手品師。月舟アパートメントの屋根裏に住み、つむじ風食堂の常連。食堂の常連客との交流、子どものころ父親に連れて行かれた喫茶店のエスプレーソなど、ささやかな日常や思い出が淡々と綴られる。
個人的にこうした小説も好みのものはあるのだが、本作は掴みどころがなく、もう少しインパクトのあるエピソードが欲しかったなという印象。 -
なんかホワーンととらえどころのない話で、あまり自分にはあわなかった。
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ゆったりと、のんびりと日常が流れていく。
ラストがとても素敵でした。 -
ハラハラドキドキというより、のんびりとした世界観
ゆったりとした気分になれる
奈々津さんがオセロに「やい、オセロ」「黒か白かはっきりせい」と話しかけ...
奈々津さんがオセロに「やい、オセロ」「黒か白かはっきりせい」と話しかけてるところとか、ちょっと森見登美彦さんを思い起こしました。
なので今は有頂天家族を読み返してます。
ふはふはの毛玉に触りたいw