愛おしい骨 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 116
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488195120

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物みんな弟の失踪にかかわる秘密を持っているそぶりで、ドキドキしながら読んだけど途中からドキドキし疲れた!
    どんでん返しとか叙述トリックとか、鮮やかなギミックのミステリーを読み慣れた若者には少々退屈かもしれないけど、なんともいえない味わいがあり私は好きだな

  • KL,CL 2011.1.16-2011.2.1
    面白かったけど、回収されていない伏線があったような。

  •  最初から最後までハンナさんに夢中でした。家事の腕はもちろん完璧、隅々まで抜かりなく気遣いが出来て、男の子がやましいことを考えてたら口に出さなくても気づいて叱り、家宅捜査で家を荒らした警官に一睨みで言うことを聞かせられるミステリアスな家政婦って、惚れるしかないやろ……
     ハンナさんに夢中だったぶん、他の部分の魅力には気づけなかったかも。事件自体にさほど謎はなく、人間ドラマが主題。主人公も容疑者の一人なので事件を探ってるのかどうなのかイマイチ共感できなかったのが残念。色々面白そうなことはたくさんあったけど、そのせいでどれに注目すればいいのか逆にわからなかった印象。
     オーレンさんの運命が歪んだ理由は「ちょ……!」という感じでした。いや、弟の死という出来事よりずっと前に起こっていた歪みと聞いて一体何がと思ってたら、そんな……いやまあ、イザベルさんにしてみればそりゃ根に持つわ、会うたんびに攻撃するのも納得だわな出来事ですけれども。
     一番好みだったのは弁護士夫妻の愛憎かなあ、やっぱり。あの結末がクライマックスすぎて、事件の方が霞んじゃったかも。

  • この本をくれた人からは、文学的すぎてどうかなぁといわれていましたが、冒頭からぎょっとするようなはじまり方で、そのあとも何が次に分かるのかどきどきするような展開で、一気に読みました。面白かったです。

  • 家政婦のハンナがとても素敵なキャラをしている。
    愛おしさと憎らしさが共存している狂気さが
    読んでいて切なくなる。
    読んでとても満足

  • 解説にもそんなことが書いてあったが物語を好きな人なら面白いと感じるだろう。癖のある人々が暮らす町を舞台にした過去の事故の真相をめぐる物語。登場人物の誰もが何か秘密や謎を抱えており、表に見えてくる関係の裏にどんな糸が張り巡らされているのかがとても気になる展開。

    『クリスマスに少女は還る』のときも感じたが、オコンネルの物語は少しファンタジックで現実感が希薄な気がする。現代の物語のはずなのに、クリスティーとかクイーンとかの古典的、舞台劇的な雰囲気を漂わせているような。
    自分的にはその変がちょっと違和感を感じたり、伏線の回収の仕方がミステリとしてもう少し頑張ってほしかったりするのだが、物語的に”おもしろい”と言える類の作品。

    ■このミス2011海外1位

  • キーになる会話が始まるとき、「はいここ重要!」と言う予備校教師のように注意喚起がされるところがどうも。風呂敷を畳むのにかける枚数の少なさもどうも。星は三つだけれど、どちらかというと2.5。

  • 2011/1/7購入
    2011/1/13読了

  • 核となる事件そのものもそうなのだけれど、登場人物たちも最初は遠目にぼんやりとその姿が見えているにすぎなかったのが、徐々にくっきりと焦点を結びだすといった風なのが面白い。
    そうしたなかで、最初からくきっと際立っているハンナ・ライスとおバカ犬ホレイショーに出会えただけで、もう満足。


      Bone by Bone by Carol O'Connell

  • このミス2010、1位

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