生霊わたり (クロニクル千古の闇 2)

  • 評論社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (465ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566024120

感想・レビュー・書評

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  • 仲間が一作目よりたくさんでてきます。そしてトラクはがんばってます。もちろんウルフも。

  • 「オオカミ族の少年」の第2巻。やっぱりこの物語を読むと「アリューシャン黙示録」を思い出してしまいますね。
    今回は、アザラシ族やクジラ族が登場するため、余計“黒曜石”や“誰”を思い出してしまいました。
    アザラシ族という事で、そう、森に住むオオカミ族のトラクが海へ渡るのです。
    それは不可解な病が流行りだし、病を治す薬を探してトラクが旅に出る所から始まり、トラクの過去や父親の事が少しだけ分かったり、新たな敵と対峙したり、新たな仲間もできます。
    もちろん愛すべきウルフとレンも活躍してくれます。
    全6巻という事で次の発売が待ち遠しいです。

  • 彼は特別な存在でした

  •  『オオカミ族の少年』に続くシリーズ第2弾。 ヨーロッパが深い森で覆われていた紀元前4000年のヨーロッパ北西部が舞台のこの物語、続く第2巻では、森に蔓延し始めた恐ろしい病の治療方法を探さんと魔導師を探す旅に出たトラクとその仲間−ウルフとレン―の苦難の道のりを描きます。 トラクの後をつけ、トラクの命を執拗に狙う謎の人物が登場したりして、最後の最後までハラハラドキドキ。手に汗握る展開になっているばかりか、「2巻目でこんなスゴイこと、バラしちゃっていいの!?」衝撃の事実まで明かされちゃうんですよね。 うーん。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開だわ。3巻目以降、どうなるのかしら。 なんといっても、深いアミニズム信仰に支えられた物語世界の描写が、魅力的。ページを開いた途端に、一気に物語世界に引き込まれてしまいます。 2巻では海を越えたアザラシ島に住むアザラシ族まで登場。森の民とはまた違う「母なる海」への信仰を生きる人達を生き生きと描き出してます。 トラクと、トラクに一方的な敵がい心を持つアザラシ族の少年ベイルの間に次第に信頼が芽生えていくようすも、今作品の見所の一つかもしれません。 トラクの前に立ち塞がる謎の「7人の魂食い」について、その謎の一部分が明かされたのがちょびっと嬉しい。1巻に登場した“巨大なクマの姿をした悪霊”に、こんだけ深い事情があったとは!ビックリ! ただ、1巻を読んで面白いと思った点、“主人公トラクがオオカミ語を解する以外は魔力など特別な力を持たない、自分の力だけが頼りのごく普通の無力な少年だというところ”がそうではなく、悪の存在である魂食いから羨ましがられる「生霊わたり」の能力の持ち主で、かな〜り残念。一般人だと思ってたの。ま、実はスゴイ人じゃなかったら、物語の先が続かないけどね(苦笑)。  これからトラクはどうなるの?魂食らいについて、もっと知りたい!オオカミ族の人々は登場しないの?トラクとウルフの友情の行方は?トラクとレンの間に、友情以上の感情が芽生えるのか?などなど、気になる気になる。早く3巻目が読みたいよ〜!

  • 「オオカミ族の少年」の続編。紀元前時代を舞台にしたファンタジー。
    酒井駒子さんの表紙目当てで読み始めた本だけど、この本の表紙は少しいまいち。
    話の方は、前作よりも設定が分かっているからか読みやすかった。
    敵に襲われたり、妙な風習を押しつけられたり大変な目にあっていて全体的に暗めの話だったが、最後に、ひねたりしないでまっすぐに成長している姿は読んでいて清々しくてとても良かった。
    仔オオカミのウルフとの兄弟愛にホロリとさせられた。動物好き、ファンタジー好きの人にはオススメの作品。

  • 購入予定。未読のため、★5つ。

  • 紀元前4000年を舞台にした少年の話。特技はオオカミ語と生霊わたり。

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