- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575241051
作品紹介・あらすじ
その肉体さえも国家に捧げる女スパイ・黒江律子、新たなる敵は過激新興宗教! 警察庁の公安秘密組織「十三階」は、かつて地下鉄テロを起こしたカイラス蓮昇会教祖の死刑執行が迫り、揺れていた。そんなとき、母親がカイラス分派団体に入信してしまい、律子は単独捜査に乗り出す。緊迫のスパイサスペンス「十三階の女」シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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エグい
もうね、とにかく律子さん好き
古池も好き
他は全部嫌い
以上
いや、以上って(ーー;)
いやー間違いなくスパイ小説です
確実にスパイ小説のひな形は守ってます
そこがまずすごい
裏切りに次ぐ裏切り、誰が味方で、誰が敵か
ギリギリの命のやり取り、危機一髪の連続の主人公
お色気に、潜入に、愛する者の死
いや、ほんとにジョン・ル・カレとか読んで!
マジでベースは一緒だから!
これらスパイ小説の基本を守った上でめちゃくちゃやっとります
すげーのよほんと!
吉川英梨さんの非凡さがあふれ出てる一冊だと思います
いや、ほんとに分かってる?
マジですごいんだって〜
「十三階のモンスター」律子さんは、さらにステージが上がって次作へ!
ついて行くっす!く(`・ω・´)
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律子さん第二弾
初っ端から飛ばしてます。
何の捜査か分かりませんけど医療関係の捜査で合コン潜入中の刑事をたぶらかしてます(。-∀-)
前作は連合赤軍をベースにした話でした。
さて今作はオウム真理教です。
あの日本中を震撼させた一連の事件をベースにしてます。
教祖逮捕、死刑確定、教団解散…
その後別の宗教団体に分かれたものの公安の監視は継続中です。
その中のある宗教団体に律子さんの母親が入信してしまった…律子さんピンチです(*_*)
さらに愛する?古池が家族と共に消息を経ってしまい…とまぁ律子さん一人での凄まじい闘いが繰り広げられます。
どんでん返しの連続でもう誰も信じられない。
読んでるこちらもわけわからん笑
今回の事件の収束は律子さんを更に不幸のドン底に突き落とします…もうボロボロ!
が!まだまだシリーズ続きます。
今作も登場人物達にブツブツとツッコミながらも夜中の三時まで読んでしまいました…
ここまで腹を括った律子さんを全力で応援します笑
律子さんにハマってるんでしょうね(。-_-。)
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2023/06/15
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2023/06/15
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2023/06/15
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律子さんの長い夜、の一冊。
シリーズ2の今回は地下鉄テロ宗教vs 13階モンスター。
やっぱり律子さんは案の定のご登場の仕方。
実家の母の宗教入信、潜入捜査、そして古池さんの危機となんだか休まる暇がない。
この序盤がそれぞれこう繋がるのかと、読み手もこの構成のうまさ、惹きつけ方に栞を挟む暇がない。
誰が黒幕?誰も信じられない状況と、今回も二転三転、ストーリー展開が面白い。
そしてついに迎えた長い夜。
これはヘビーだわ。
次から次へと…この時点で折れそう。そしてラスト、こんなぼろぼろな哀しみを背負った律子さん、大丈夫かな。 -
面白い!
ここまでやるかとはちゃめちゃな所もあるけれど、すっかりはまってしまった十三階シリーズ。
独特の暗い雰囲気と、女性が書いたからか恋愛的な要素も強くて癖になる。 -
警視庁の公安秘密組織「十三階」に属する刑事・黒江律子が凄い。
体を使ってまで捜査に邁進する姿はモンスター級である。
ここまでやるのか…と思わずにはいられない。
家族がこれまた、なんで、…と思うほど運がないのか、不幸というべきなのか、とにかく死んでいる。
それでも感情の一欠片も見せない黒江律子に終始圧倒される。 -
公安秘密組織、十三階の女・黒江の第二弾。かつてテロを起こした宗教団体に黒江の母が入信してしまう。信頼を寄せる上司・古池も行方不明に。母を脱会させるべく、宗教団体の暴走を止めるべく、黒江は奔走するが…。黒江に関することは、今回もかなりハードな内容だ。それは置いておくとして、全体として誰が敵か味方か、真相はどうなのかで最後までハラハラドキドキ。黒江と古池の絆、人間としての弱さ、読ませました。宗教にのめり込む理由、黒江が十三階で働く理由、誰もが何かに入れ込んでいるということ、同じだということ。しかし、古池とのことは良かったですが、最後まで家族があんなになるなんて辛い結末です。いやもう、どうにかしている世界だけれど、小池との仲も見守りたいし、その後の世界も読みたいし。黒江の激しい生き様に今回も圧倒です。
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十三階の女の2巻、オウムをモデルにした教祖の獄中死により、その分派団体のテロを阻止するために公安は暗躍する。
前回同様、公安捜査員なのに恋愛感情が表に出すぎ。主人公が体を使った捜査をまたやる。最後のほうは誰が見方で誰が敵か、二転三転して1巻よりは面白かった。さらに結末は主人公にとってかなりキツイ終わり方だった。 -
なんなんですかねぇ、流石に、ないないない、これはあり得ない、のオンパレードなのに、やめられないのは。なんかへんな中毒みたいな作品です。
どんでん返しがぜんぜん鮮やかじゃない。お前まさか敵だったのかーが最後までパタパタやるので途中でどっちでも良くなってくる。どーでも良くなる中で信じられるのは主人公だけになってくる。この主人公の必死さとなりふりの構わなさに手を引かれて最後まで読んでしまう、というところだろうか。。。
物語はオウム真理教を意識した、ってかまぁまんまオウムのことだよね、っていう宗教法人をめぐっての事件と彼らによるテロの阻止作戦を主人公が遂行する、ってのが一応本筋。本筋だよね。。。?
個人的には黒江より不死身の古池さんの方が怖いですw死ぬって普通。
でも最後のやり取りは嫌いじゃない、いや、結構好物でした。
2023.9.13
156 -
「十三階の…」シリーズの第二弾
この話は誰が読んでも「オウム真理教」を思い浮かべてしまうよね。
黒江が吹っ切れた様で、でも、そこは女。
女のサガ見え隠れする様子が刹那くて、また、そこが面白いのかもしれません。
『神』は側にいる。
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「十三階の女」の続編。
前作は日本赤軍の話がベースになっており、今作はオウム真理教の事件がベースになっている。
前作で完全に捜査の為ならば、誰とでも寝る女になってしまった律子。序盤から飛ばしてくる。
しかも、律子の愛する古池は投入の最中に家族共々、拉致されたようなので、その行方を探るよう新しい校長・寺尾から指示される。
前作の終わりで、律子に自分の素性を語った古池だったが、それが嘘で、班長が行方不明になってしまった三班は、ほとんど機能していない。
そんな中、律子の母がカイラス教団に入信していたことが分かり、教祖の死が近づく中、新たなテロが起こる可能性が出て来たことから、母の付き添いと言う形で妹の萌美を教団に入信させる。
この作品が出版された時には、まだオウム死刑囚の刑は実行されてなかったと思うが、時期が時期だけに小説と割り切れない部分も。
裏切り者が二転三転し、そこまで恋愛要素も多くなく、スリリングな公安作品として楽しめるけど、実在の事件に頼りすぎな部分があるような気がする。
次作があるならば、オリジナルで挑んで欲しい。
って文句を言ってください笑
って文句を言ってください笑
一巻があって、以降がないならまだ分かるけど
なぜ二巻だけ(?_?)
一巻があって、以降がないならまだ分かるけど
なぜ二巻だけ(?_?)