- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763136077
感想・レビュー・書評
-
大切な人のために、嘘をついた話。幸せになるために生まれてきたのだと伝えるために。「嘘」ではあっても、大事な本当の気持ちが伝わったのですね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<泣>
この『コーヒーが冷めないうちに?』の のっけの作品を僕が読んだのは2017年らしい。その事はこの読書コミュが教えてくれた。第二作は2017年の発行。ということは第一作はまあ発売から少し経ってから読んだのだなぁ、と今更思った。第一作を読んだ時に強烈に覚えているのは ”メチャ泣けて泣けて もうどうしようかしら ”と思ったこと。
過去に行って遣りたいこと。それは大概の場合は死んだ人に再び会う事。でも過去のその人は・・・という設定からほとんどの話は成り立っている。定番/鉄板/みじろぎ無しのTV時代劇 『水戸黄門』と安心感がいっしょってわけさ。んなら面白くない訳は無い。で、作者の方針で ”泣かせること” に目的を定めているので、そりゃ読者(僕のことです!)は泣くわな。まあ程度のモンダイもあるけど僕はかなり泣くわな。うちには僕以外誰もいないからそりゃ周りを気にせず泣くわな。で、泣くとしばしばスッキリ気分良くなってぐっすり眠れてりする。なのでやはり躊躇せずに泣くわな。という作品です。皆様もどうぞ。
本書は4つの短編からできている。泣く泣くと書いたのにこの4つの中で一つだけ僕が読みながら涙を流さなかった作品がある。さてそれはどれでしょう?!って,そんなの知るかっ だよな。いや済まなかった。すまぬ。 -
悲しいと思われる現実も、心の持ちようでは暖かい気持ちで受け入れることができる、安心感を与えてくれるような作品でした。スローリーダーの私でも一気に読んでしまいました。登場人物がみんな個性的で、みんな素敵♪
-
母に会いに行くお話と妻に会いに行くお話は涙なしでは読めなかった。
特に母に会いに行くお話は、子を想う親の愛がとても温かく、自分が今まで母から与えてもらったたくさんの優しさを思い出して涙が止まらなかった。
大切な人を亡くして、後悔したり自分を責めたりする人は多いけれど、亡くなった人は自分を責めてほしいなんて思ってなくて、むしろ幸せになることを願っていると気づき、前を向いて歩き出す登場人物たちの姿がとても印象的だった。
起きた現象に善し悪しはなく、自分がどう意味づけするか。
だから、亡くなった人との思い出を後悔や悲しみで覆うのか、幸せで彩るかは自分次第。
もっと○○しておけばよかったと後悔するくらいなら、あの人のおかげで私は幸せだと言えるように生きていくと決意できる人でありたいと思った。
私はまだ大切な人と死別したことはないけれど、このことは覚えておきたいと思う。
-
前作より好きかもしれない。
「親子」が1番好きかな。やっぱり母親と息子の関係ってなんか泣ける。
それに「親友」もかな。これも子供がからんでるし。
幽霊になってしまった要と、幸せになってはいけないと思い続けた数の関係も。
これってまだ続くのかな? -
このシリーズは読みやすく、半日で読了出来る分かりやすい内容ながら感動出来る短編集で、個人的には難しい本の間に読む息抜きとしてもいい。あまりファンタジー性の強い強引なストーリーの本は苦手だけど、感動出来る内容なので強引な設定は許容範囲に思える。
-
自分のせいで大切な人が亡くなったと責めるのではなく、これからの自分の生き方が亡くなった人の幸せを作るって考えると、
前を向いていける気がするし、
凄く素敵な言葉だなと思った。
 ̄君がこれから幸せになれば、その子は君を幸せにするために命を使ったことになるんだ。その子が命を授かった意味を作るのは君なんだよ。_ -
作品の中で、いろんなひとの死に触れるから悲しい気持ちになるけど、ここは過去に戻れる喫茶店。「伝えられてよかった泣」っていう喜びの感情で終えることができる。
私としては倉田くんのあの言葉に出会えたことだけで十分。
人の死に直面したとき、周りの人が苦しんでいるときに思い出したい。きっと救われる。
いつか、自分に何かあったときにも、大事な人たちに読んで欲しいな。 -
「コーヒーが冷めないうちに」未読。
非常に読みやすく、すぐに読み終わる。
登場人物も多くなく、悪い人も出てこない。あまり本を読まない人にも入りやすい作品だと思う。
けれど「コーヒーが冷めないうちに」他、シリーズは読まないとおもう。
おもろない寄りの普通。