- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798101521
感想・レビュー・書評
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ビジョナリー(進歩派)で構成される初期市場から、多数の実利主義者で構成されるメインストリーム市場への移り変わるところにある、キャズム(深い溝)があり、それを乗り越えたものが財をなす。ハイテク関係者のためのマーケティングの本。
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・10年前の書籍だが、普遍的な法則のため、筆者が変わらないことが確認できた。
・商品は、「テクノロジーサイクル」を意識したマーケティングが必要だ。
・「テクノロジーサイクル」とは、新商品に対する人の関心のある層の数
(偏差値グラフとほぼ同様として扱う)
最も早く購入する層
イノベーター
アーリーアダプター
アーリーマジョリティー
レイトマジョリティー
ラガード
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キャズム理論といわれる、製品のライフサイクルについて述べた本。
目次
<blockquote>ビル・ゲイツが億万長者になれるなら
ハイテク・マーケティング 錯覚
ハイテク・マーケティング 悟り
Dデー
攻略地点の決定
部隊の集結
戦線の見定め
作戦の実行
キャズムを越えて
</blockquote>
少し難しい本ですが、一読の価値はあります。
キャズム理論についての詳細は本ないし関連リンクからどうぞ。
ただ、その理論だけ有名すぎるけど、後半は実践する際のことに関して、結構独特の理論を並べてる。だから、前半は理解しやすいけれど、後半は難しいっていう印象を持った。キャズムの溝がなかなか超えられないからどう切り抜けるのかという点に関して、ものすごいページを割いてる……と思う。
それだけ、この理論を知ったからといって、簡単にブレイクするわけじゃないって事なんだろうね。
ただ、世の中の流行を教材に、この理論を当てはめてみたりすると面白い。
そこから、少しだけ解った気はする。 -
某取引先の方から,「あんたらこれくらい読んどかなきゃ」と言って推薦された一冊。これは面白い。何が面白いかって,某取引先の方の言動がこの本のビジョナリーそのものなところ。さらに,別の取引先はほぼ実利主義者。このニ者は考え方がかなり違っているんだけど,そこもしっかり描かれていて目からウロコ。自社の状況を読み取られているみたい。
多分キャズムにいる自社製品の進め方についてイメージが湧いてとても参考になった。現在成長中の商材を抱えている方は読むと得られるものが結構あるんじゃないかと思う。 -
本の厚みほどの手強さを感じさせず、とても素直に読めていけた。
おそらく原文の質、訳の質の両方がいいのだと思った。
数ヶ月前に読んだ「アジャイルプロジェクトマネージメント」のエレベーターテストステートメントは、ここが元ネタだったのね。
大事な事がいろいろ書いてあって、とても勉強になりました。 -
ビジョナリーと実利主義者の違いと戦略について細かく書かれていた。
マーケティングに限らず、プロダクト戦略、販売戦略、組織戦略など
事例に基づいて書いてあったのが分かりやすかった。 -
キャズム理論では顧客を「イノベーター」「アーリーアダプター」「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」「ラガード」の5つのタイプに区分している。
著者はまず、ニッチ市場を席巻し、そこを橋頭保として、メインストリーム市場にうってでることを勧める。
だが、その間には「キャズム」という、変革を求めるアーリーアダプター、進化を求めるアーリーマジョリティーの間の深い溝がある、と述べ、豊富な事例と共にそこの乗り越え方を指南している。
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Vol.79
生き残りのための大前提?適者生存のイノベーション戦略。subとして紹介。
http://www.shirayu.com/letter/2010/000153.html -
上司に借りた。
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ビル・ゲイツが億万長者になれるなら
ハイテク・マーケティング 錯覚
ハイテク・マーケティング 悟り
Dデー
攻略地点の決定
部隊の集結
戦線の見定め
作戦の実行
キャズムを越えて