模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822248956

感想・レビュー・書評

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  • 参考文献:イノベーションと説得 ビジネス員サイト45号20−33P

  • 思考の整理ができてすごく良かった。またちょっとしたら読み返そう。

  • 本質的に優れた経営は時代も業界も超えて伝承されて発展していくものである。Viva模倣!

    経営学の本は過去の事例が沢山タイプか経営「学」のフレームワーク説明のようなものが多くてどれも同じ感じがするんですが、この本は良かった!
    もー面白くて一気に読んでいしまいました。
    ベストセラー?になった「ストーリーとしての競争戦略」も良かったですが匹敵する面白さです。

    この本は優れた経営というのは業界を超えて模倣できるものであるとし、その模倣の事例や、模倣(モデリング)の手法について説明しています。

    クロネコヤマトと吉野家、TSUTAYAと金融業界、トヨタとスーパーマーケット。異業種で一見なんの関連性もないような組み合わせですが、経営的に模倣、モデリングされている。うーん、なるほど。。。異業種から新しい発見をしてそれを自分の業界に組み込んでいってるんですねー。
    成功の要因が何かを抽象化させて、モデル化して応用する、事例を通じてよくわかりました。
    KUMONが模倣できそうでできない理由(仕組み)というのもなるほど。。
    しかしこの仕組み自体は異業種では模倣できる可能性あり、ですね。

    こういう模倣系は劇的なイノベーションはないかもしれないけれども、社内でも比較的取り入れやすいし、日本企業が取り入れやすい分野でもあると思うので、意識的に組み込んでいくと意外といけるかもしれないなー。希望がもててきたかも(笑)?

    久々に面白い経営本でした、オススメ!

  • 何となく分かるところもあるけど、何となく違うかな、というところもあり、微妙なところ・・・

  • 模倣することの素晴らしさを伝える一冊。人生は短いので先人を模倣することはとても大切なこと。ヤマト運輸、スターバックス、ドトール等々身近な企業は模倣から出来ている。遠いところからの模倣がイノベーションを起こす。

  • 製品レベルの模倣と仕組みレベルの模倣がある。

    〈遠い世界からの正転模倣〉
    ①単純にそのまま持ち込む
    ②状況に合わせて作り替える
    ③新しい発想を得る

    〈ビジネスモデルの要素〉
    ・ポジションの取り方
    ・提供している顧客価値
    ・課金の仕組み
    ・主要業務の活動
    ・鍵となる経営資源

    〈モデリングの手順〉
    ①自社の現状分析
    ②参照モデルの選択
    ③あるべき姿の青写真を描く
    ④現状とのギャップを逆算する
    ⑤変革を実行する

    どこの起業を模倣するか?
    どの部分を模倣するか?
    単純摸倣?反面教師?横展開?自己否定?
    どのように自社に生かすか?

    一見ん単純に見えるビジネスモデルに置いても、深く分析することが重要。

  • 昨今、アナロジー思考やアイデアは既存の組み合わせという話しがよく書籍なりで話題に上がる事が多かったため、経営で具体的に模倣して成立している会社に興味があったので読んでみた。
    模倣はクリエイティブであるというのが筆者の主張であり、具体的事例や模倣の要素まで取り上げられていたので興味深かった。

    模倣の要素としては
    ・良い教師
    ・反面教師
    という発想で、良い教師とは
    ・他業界で成功している企業
    ・海外で成功している企業
    ・過去の歴史や変遷
    で、悪い教師というのは
    ・うまくいってない企業や業界、おかしな慣習
    などである

    良い教師の要素としては、アナロジー思考と同一の考えである。
    また、模倣するレベル間でいうと、見た目や商品レベルではなく、仕組みを模倣する事が重要であると書かれてい。

    これは、ストーリーとしての競争戦略と近しい内容であった。要は、見た目の模倣は簡単だが、うまくいっている企業は、模倣ができない何らかのストーリーがくまれているのでその本質が重要であり、そこを見抜けずに模倣するとほぼ失敗するという話しである。

    ここは、公文の話しがおもしろかった。

    ビジネスモデルの構築を考案する人は、アナロジー思考やストーリーとしての競争戦略と本書をセットで読むと理解が深まると思う。

  • クリエイティブな発想や活動は模倣(イミテーション)から始まることがほんの根幹と感じました。筆者の言う「モデル」が本質的に何を指すのかが気になりました。

    日本語の模倣が必ずしもimitationと同一ではないと感じました。まなぶはまねぶから来ているとも言われますが、真似ることがいいように思われていない実情がかなりあると思います。

  • 単なるビジネス書としてではなく、広くクリエイティブについて書かれた本だ。猿まねと模倣は違うのだ。

  • 模倣といっても、何を模倣するかにクリエイティビティが

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2022年 『キャリアで語る経営組織〔第2版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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