- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760180
感想・レビュー・書評
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ITベンチャーの社長が病児保育事業を立ち上げるまでのお話。
非常に読みやすい文体でかいてあります。
社会のニーズを広げて、社会問題として認知されるまで尽力されている
駒崎さんの姿勢がうかがえる素敵な1冊です。詳細をみるコメント1件をすべて表示 -
著者がどのように社会起業したのか。きっかけから実際の活動まで、詳細に描かれています。楽しく読めました。
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NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏の著書。
自身の半生、フローレンスを作っていく中での
様々な出来事を時系列につづったストーリーである。
当事者が一人称で書くだけに、現場で見ているかのような
リアリティがあっておもしろい。
NPOに絡む資金問題、行政支援のへんてこ具合、企業連携の難しさ、
そういうことも具体的に伝わってくる。
NPOを立てて社会貢献をしたい! と思う人は、
必ず1度読んでおくべきだと思った。
いや、そうじゃなくても、社会に何がしかの貢献をしたいという
気持ちがあるならば、こういう人が毎日試行錯誤を重ね、
組織運営で苦闘しながら、日々ミッション達成に向けて邁進している
現実があることを知ることはとても大事だと思った。
私は少なくとも、
「自分は何がしたいのか?」を強く考えるひとつの契機をもらえた。
駒崎氏の問題意識がとにかく強烈だ。
そして、それを実行に移すパワー。
周囲を巻き込んでいく魅力。それを感じる。
「困っている働く親に手も貸せないような地域になっちゃって、
それでいいのかよ」
(p.70)
政治家や官僚だけが世の中を変えるのではないのだ。「気づいた個人」が事業を
立ち上げ、社会問題を解決できる時代になっているのだ。
(p.227)
もし社会貢献を・・・
「適切な問題設定がなされていない、けれど明らかに困っている人がいる、
そういう難しい状況に光を当てて、解決の道筋を描き、実行する」
というレベルで行いたいならば、
著者のような「明確なビジョン」「実行力」「魅力」が欠かせないと感じる。 -
著者はNewsweekly日本版「世界を変える社会起業家100人」に選ばれた方。
全国初の保険病児保育サポートシステムのNPOを設立。
社会事業とは何か?を考える良い本。
大学生に読んで欲しいですね。 -
後から出た「働き方革命」に先に出会ったのですが、フローレンス立ち上げまでの苦労がわかるこちらの方が、今の自分には学ぶもの大きいです。
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同い歳で動機づけられるのとビジネス以外のはたらく、ということについて知れたので気づきあって良い本。
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26/156
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もうちょっと早く読みたかった。ゼミ大会の時に読めていれば。
ユーモアがあり、とっつきやすい。
それだけではなくキチンと考えを持っている人で、デキる人というイメージ。
起業を考えている人には読んで貰いたい。起業する上で考えるべき事へのヒントがある。 -
社会起業モノの導入として
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将来どういう生き方、仕事をしたいかと決めていくにあたって自分にとってはすごく有意義な本だった。
やりがいのある仕事ってなんだろ?と考えていた中で笑った顔を見れること、感謝されること、自分の存在した意義?といろいろ思いつめていたときにそのヒントはこの本に隠されていた。
駒崎さんがITベンチャー社長をやめて苦戦しながらNPO法人フローレンスを立ち上げていく日々。日本のいや社会というものがどれほど冷たいものであるのかというのと同時に人間としての温かさも描かれている。
地域を変えることが日本を変えていく、そして問題の対処だけでなく根本にも挑んでいく必要性を訴える。
自分たちの手で公共をつくる、変革していく!社会起業家とは砕氷船なのだと理解できた。
僕は今の日本が好きだとは言えない。自分の息子、孫たちに住んでいる地域を日本を社会を好きと言ってもらえるように自分も頑張っていきたいと思った。
子供に胸を張って言える仕事ととはそういうものなのだと僕は思う。