バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]

監督 : エリック・ブレス  J・マッキー・グラバー 
出演 : アシュトン・カッチャー  エイミー・スマート  エリック・ストルツ 
  • ジェネオン エンタテインメント
4.06
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本棚登録 : 3900
感想 : 744
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102176136

感想・レビュー・書評

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  • タイムループもの。一昔前に流行ったサウンドノベル(選択肢によって未来が変わる)を思い出しました。
    この映画の主人公は(恐らく彼の父親も)特殊な能力を持ってしまったが故に未来を変えようとします。
    しかし一つの選択肢が別の不幸を呼び、なかなか上手くいきません。
    彼が最後に選んだ選択肢は…
    自分の存在が大好きな人を不幸にするならば全てをなかったことにするというもの。
    これまで何度も過去を変え、様々な選択肢と過去が混ざり合い、元の世界に戻ることも出来ない。主人公にはこの結末しかなかったんだと思います。
    ラストは切ないけれど、それぞれが自分の人生を送っています。これはこれで良かったんだと思いました。
    ちなみにエンディングは他にいくつかあるのですが、私はこの終わり方が1番しっくり来ました。
    人生は一度きり、決して戻れない。後悔しても前に進むしかない。全て思う通りにしようとしても必ず綻びが生まれてしまう。
    自分の人生についても考えさせられる良作です。

  • 彼は、過去を修正する力を使って、何を手に入れたのだろうか?
    愛した彼女の幸せ、じゃ月並みだな。

  • 自分の過去に戻る能力を知ってしまった主人公が、自分や大切な人の不幸な運命を変えるため、過去に戻って運命を変えようとする話
    最後の決断はちょっと悲しいかな
    大切な人を守るためには、ああするしかなかったんだろうけど、まるで出会ったことが間違いみたいでさ

  •  その哀しくも美しい結末が話題になったタイムスリップサスペンス。
     タイトルのバタフライ・エフェクトとは科学用語で、「A地点での蝶の羽ばたきが、やがてB地点での異常気象につながることもある」 つまり、最初の僅かな変化が、時として別の場所での大災害の原因となるという、未来予測の難しさ、カオス理論の必要性の説明としてよく用いられる寓話である。日本では似たことわざで「風が吹けば桶屋が儲かる」があるが、それは桶屋が儲かる一方で、別の誰かが大損をしていたり不幸になっていたりしているということでもある。
     善意の一言が巡り巡って誰かを不幸にするかもしれないし、悪意の暴力が巡り巡って誰かを幸福にするかもしれない。だが自分の一挙手一投足、一言が巡り巡ってどうなるのかというのは、ラプラスの悪魔が実在していないかぎり誰にもわからないだろう。
     エヴァンは未来を変えないという選択はせず、誰かが不幸になる未来を変えようと行動し続ける。これは映画の中だけでなく現実でも同様のことが言える。自らの意志で考え行動することで未来は変わる。親の遺産にあぐらをかいたり白馬の王子様のようなものを待っていたりして動かないでいては、緩やかに下り坂を転げていく可能性もある。
     本作は優れたサスペンスであると同時に、行動することの大切さ、そして行動することがいかに覚悟がいるものかを教えてくれる作品でもある。迷いや悩みがあるけれどもなかなか行動できない人に、ぜひ観ていただきたい。

  • 噂通りの良作でした。ずっと見ようと思ってやっと手にした作品。上がったハードルをきっちり飛び越え綺麗に着地した感じ。

    タイムリープして未来を変えるなんてよくある設定だけど、すごく繊細に作られてて楽しめた。

    ストーリーを無駄に派手にせず、テンポよくかつ雑ではなく、人物のキャラがちゃんと作り込んで厚く観せる。

    伏線を回収していく過程でだいぶ魅入ってしまっているのでハッピーエンドを疑わない。でも裏切られる。ハッピーエンドだけど。

    幸せって目の前にあっても掴めないなんだな。最後は心の中で小さな悲鳴に似たような声が出てしまった。

  • とにかく切ない

  • 今観てもおもろい

  • 「蝶の羽ばたきが竜巻を起こす」というバタフライ効果を題材にしている。タイムトラベル映画の中でも秀逸な作品。

    エヴァンは、7歳の頃から短時間記憶を喪失することが時々あり、精神科医の勧めで日記を書き始める。やがて大学生になった彼は、記憶喪失は起こらなくなっていたが、過去の日記を読むとその時の自分に戻れる能力があることに気づく。

    ある時、自分が幼馴染ケイリーの人生を狂わせたことを知り、過去に戻って運命を変えることを決意。何度も過去に戻り彼女が幸せになれる人生を模索するが、過去を変えることで、現在の自分や救おうとした誰かに不幸が襲い掛かってしまう。

    精緻なパズルのようなストーリー展開に、最後まで目が離せない。愛する女性の幸せを願い、エヴァンが選んだ最後の行動が胸を打つ。悲しすぎるハッピーエンド。Oasisの曲が、切なさをより際立たせる。

  • 少年時代の約束。幼馴染みのケイリーのもとを去るとき、エヴァンは”君を迎えに来る”と誓った。だが、いつしか時は流れ、エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。エヴァンは幼い頃から、時折り記憶を喪失<ブラックアウト>してしまう少年だった。母アンドレアはエヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。精神科医は治療のため、毎日の出来事を日記につけるようにすすめる。少年時代は永遠に続くと思われたが、エヴァンが13歳の時、ケイリーの兄トミーのいたずらによって唐突に終わりを告げる。エヴァンの記憶にはその瞬間に<ブラックアウト>が起き、気が付いた時には森の中におり、周りには強烈なショックのあまり倒れてしまった友人のレニー、彼を抱きかかえようとするトミー、ただ震えているケイリーがいた。エヴァンは何が起きたのかまったく思い出せなかった。しかし、何か決定的な出来事が起きたのは間違いがなかった。アンドレアはエヴァンを連れてその街を引っ越す。時が流れ、心理学を勉強する大学生となったエヴァン。今では<ブラックアウト>が起きることもなかった。過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。ある日エヴァンは、幼い頃の日記を見つける。懐かしい日記を紐解いたとき、”それ”は起こった。気が付くと、エヴァンの意識は日記に書かれている出来事の中にあったのだ。鮮明に蘇る過去の記憶、あの陽光、あの空気。それは強烈なリアリティを伴っていた。夢なのか、現実なのか。少年時代の空白の記憶の一端に触れてしまったエヴァンは、もう一度、あの頃の仲間たちを訪ねたくなる。
    ケイリー、トミー(ウィリアム・リー・スコット)、レニー(エルデン・ヘンソン)。そしてエヴァンは知る。あの時のいたずらによって、彼らの人生が大きく狂っていたことを……。
    エヴァンは、過去の出来事が記された日記帳を紐解いた時に「タイムリープ」出来る能力を使って友人たちを救おうと奮闘する。
    「僕だけがいない街」などのタイムリープものに影響を与えたタイムリープサスペンス映画。
    過去の出来事が記された日記帳を紐解いた時に過去に戻ることが出来る能力を使って友人のレニーや幼なじみのケイリーやトミーを救おうとするエヴァンの奮闘描くタイムリープサスペンス、タイムリープする度に「みんなが救われるハッピーエンドはあり得ない」と思い知らされながら何度でもタイムリープするエヴァンの思い、「みんなが救われるハッピーエンド」のためにエヴァンが選ぶファイナルアンサーが切ない余韻を残すタイムリープサスペンス映画の傑作。

  • 2008年6月鑑賞。

    これは誰に薦められたのか?

    怖い話かとドキドキしながら見始めた。
    ある意味怖い話。

    そして最後の彼の選択は本当に切ない選択。

    う~ん。
    これは面白かった。

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