- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953046993
感想・レビュー・書評
-
2011年日本公開。監督はロマン・ポランスキーで、主演はユアン・マクレガー。
元イギリス首相(ピアース・ブロスナン)の自叙伝のゴースト・ライターになった主人公(ユアン・マクレガー)は、不可解な出来事に巻き込まれ、不審な状況での執筆を余儀なくされる。そして、元首相はスキャンダルに晒されるが、元首相の過去の矛盾を知ることになった主人公は・・・。
ポランスキー監督お得意のサスペンス・ミステリーですが、その抑えた事件展開と、冬の孤島という状況や暗闇を上手く活かし、緊張感の漂うサスペンスをよく演出していたように思います。
登場人物として、主人公であるユアン・マクレガーをはじめ、元首相役のピアース・ブロスナン、元首相妻役のオリヴィア・ウィリアムス、元首相秘書役のキム・キャトラルとミステリアスで魅力的な演技も光っていました。
ところどころ散りばめたお約束的なユーモアにもクスリ。(笑)ピアース・ブロスナンが英国首相としてテロとの戦いに取り組んだという話には、どうしても代表作のアレを思い出さずにはいられません。(笑)それに、元外相との話し合いのシーンで、真面目な顔でアノ話をジェダイ・マスターにするなんて・・・!(笑)また、ユアン・マクレガーの「尻」も話題だったようですね。(笑)個人的には、ブロスナンの次のボンド候補ともなっていたマクレガーがBMW X5をiDriveで乗り回していたのはカッコ良かったなあ。(笑)
ミステリーの結末は意外性のあるものでしたが、元首相の政治活動の断片と少し辻褄の合わないような気も・・・。ラストの余韻を引っ張る映像演出は面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公の最後の行動に疑問。なんであんな墓穴を掘る事をしたのかなぁ?
-
最初からどれもこれもが怪しいがそれを解決して行くと…まさかの人物で。
最近見た中では一番内容良かった -
しょっぱなの音楽で、引き込まれる。
そのあと普通な感じで進んで少し落ち着くが、徐々に何かおかしいと気づく。
ほんで、ユアンのユーモアに富んだセリフが、途中で飽きさせることなく、観ていられる。
WOWOWで水丸さんが「袋小路」に似た閉鎖感があってよいと言っていて、この人の発言で初めて なるほど!と思った。笑
ポランスキーの作品は音楽の使い方が良くて、好きです。 -
たまには良いかなと、久々にサスペンスのDVDを手に取った。
なんだか信用ならない人々。センスゼロの怪しいホテル。色の無い街。怪しさ満点でググッと興味をそそられる。
人の原稿を読んで眠くなってしまったり、勘も弱く、重要な内容もペラペラ喋ってしまう主人公ユアン。そのお陰でずっとシリアスな雰囲気ではなく、軽い気持ちで物語りに引き込まれます。
ラストに向かって、知りすぎた男は危険が迫り、物語りが盛り上がって来て……え〜〜!!どう言う事!!?
と私には全部納得出来ず、消化不良。。。「だからどうした!?」も映像にして欲しかったです。 -
映画は劇場の観客を騙せれば論理破綻していても良い、というような事が言われるが、そんな感じ。よく考えると色々不自然なところは残る(ラストシーンに係る一連のシーンとか)が、1回観ただけなら、上手い映画だなと思うはず。
嫌いではない。 -
米国元首相の自叙伝を執筆ゴーストライターが突然の死を遂げ、2代目ゴーストライターとなった人物が自叙伝に書かれた人物を追ううちに事件に巻き込まれて、、、って話なんだけど、元首相の秘書役がSATCのサマンサだったせいでイメージが違いすぎて入り込めなかった(笑
あのキャラが拭いきれない。
世の中ゴーストライターてどのくらいいるのだろう。信じて読んでる自叙伝とかエッセイ書いてるのが本人じゃないってシラけちゃうよね。 -
緊張感がある作品だった。内容はCIAやイラク戦争、米国と英国の関係などが出てきてあまりその辺に詳しくなくぴんとこないところもあったけど楽しめました。ゆっくり原作を読んでみたいなあと思いました。
-
よく考えたら初ポランスキー。
派手なドンパチもカーチェイスもないが
グリグリと見せてくれる。
監督の底力を感じる。
良くも悪くもユアン・マクレガーは悲壮感が漂わなくていい。
語り部にはもってこいだなぁと思う。
最後のシーンは映画的。
好き嫌いが分かれるかもしれないが
記憶に残るシーンである。
★四つでも良いくらいだろうけど
前評判に期待値のハードルを上げすぎた…(笑)