人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい。

    AIってそもそもなに?
    なにができるの?
    ってのが分かりやすく書いてある。

  • 最近、良く聞くキーワードについて内容をよく理解できる良書だと思います。

  • 「グーグルがネコを認識する人工知能を開発した」ということの何がすごいのか、その答えが、本を通して読めばわかるようになっている。ここで要約できるほど深く理解できていないが、各時代における人工知能の性能や、人間と人工知能の物事に対する捉え方の差異などの説明を経ると、「なるほどそれはすごい」となる。

    脳の処理が衰えつつある高齢者であっても、過去の経験からよりよい判断を下せることがある、というのは新しい気づき。

    人工知能とは、ディープラーンングとは何か、を入門的に理解する上ではかなり重要な位置づけの本。

  • ディープラーニングにより、人工知能が第3次ブームを迎えるにあたり、気鋭の若手研究者がその可能性・インパクトについて論考した。これまでの人工知能の歴史、フレーム問題などの本質的に難しい課題などを手際よく解説し、さらに第3次ブームをけん引する機械学習、ディープラーニングの入門的な解説として、非常によく書けている。

    ディープラーニングのもたらした最大のブレークスルーは、データが持つ特徴表現を自己符号化器により自動的に学習すること、多層にすることで高次の特徴表現を抽出することができることにある。

    2015年3月の本だが、今でもこの解説・論考は参考になる。

  • 人工知能がどういったものか、わかりやすく説明されていて非常に良い。

  • 人工知能を作るときによく例えられる。
    飛行機
    はばたく→失敗
    はばたかない→エンジンを積んで成功

  • ▼ オントロジーとは、哲学用語で「存在論」の事であり、人工知能の用語としては、「概念化の明示的な仕様」と定義される。情報システムを作るときに、そこに明確な仕様書がなるべきなのと同じように、知識を書く時にもそこに仕様書があるべきだろうという考え方。
    ▼ 結果については賛否両論あるが、「第五世代コンピュータ」プロジェクトはあの時代、確実に「勝つために振る価値のあるサイコロ」だった。
    ▼ 機械学習とは、人工知能プログラム自身が学習する仕組みである。そもそも学習とは何か、どうすれば学習したといえるのか。学習の根幹をなすのは「分ける」という処理である。ある事象について判断する。それが何かを認識する。うまく「分ける」ことができれば、物事を理解する事もできるし、判断して行動する事もできる。「分ける」作業は、すなわち「イエスかノーでこたる問題」である。
    ▼ 今まで人工知能が実現しなかったのは、「世界からどの特徴に注目して情報を取り出すべきか」に関して、人間の手を借りなければならなかったからだ。
    ▼ ニューラルネットワークにとって「過酷な環境」がいろいろと研究されてる。そこまでいじめ抜かないと、データの背後に存在する「本質的な特徴量」を獲得できない。
    ▼ データが多く、短期的なサイクルで回る最適化はコンピュータの最も得意とするところ。
    ▼ 科学技術の発展は今に始まったことではなく、そのたびになくなる仕事も出来るが、代わりに新しい仕事ができる。
    ▼ 人間の仕事としては、(1)非常に大局的でサンプル数の少ない、難しい判断を伴う業務、(2)人間に接するインターフェースは人間の方が良い
    ▼ 日本経済に欠けているのは、「グローバル化等の構造変化が進む中で、個別の強みを業種、組織、市場(国境、地域)、技術分野、ものづくり/サービスの境界等を超えて展開し、組み替える事による、グローバルなトレンドをつくる力」

  • 読みやすくてわかりやすい良書でした。

  • AIというワードを聞くと非現実的に聞こえて内容が理解ができないことが多々あったが、本書を読んで現実感のある話なのかそうでないのかはある程度はわかるようになった。

    また、昔からできていたようなことにもAI搭載を謳ってる製品に違和感をもっていたが、AIのレベル感がいくつかありそこがごちゃ混ぜになって使用されている現状を理解できた。

  • 素人にも分かるように書かれている…らしいが
    終盤に辿り着くまでが素人に修行の様で
    正しく評価出来ず。
    書かれた当時(2014年)に比べてAI技術も
    身近に活用されている場も増えているので、
    多少の物足りなさは仕方ない。

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著者プロフィール

1953 年、新潟県五泉市生まれ。1978 年東京教育大学教育学部芸術学科(彫塑専攻)卒。1989 年、毎日新聞社主催・毎日郷土提言賞富山県優秀賞受賞。
著書に『新潟街角の芸術̶̶野外彫刻の散歩道』(新潟日報事業社,1987)、『富山の野外彫刻』(桂書房,1991)

「2015年 『パブリックアートの展開と到達点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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