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感想・レビュー・書評
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「風の歌を聴け」同様、よくわからなかった。いつ読み終えたかもよく覚えていない。8月のはじめごろに読了したとしか。
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前作と同じで、何も残らない。
記憶に残らない。
読んで良かった、とかそういう感想もない。
読み終わった。 -
村上春樹氏の初期の作品から読み直しています。でもって、本書はデビュー2作目。
デビュー作〝風の歌を聴け〟の数年後が描かれています。前作同様、謎めいていて、隠喩や比喩が多く、いろんな解釈ができてしまう作りになっています。後の作品の布石ともいえる〝直子〟〝井戸〟〝双子〟などのキーワードも散りばめられていて、シニカルで、退廃的な雰囲気が物語全体に漂い、それが作品の魅力になっています。青春のほろ苦さや、死への憧れのようなものも感じます。
ムリに解釈を試みる必要はないと思うのですが、読者それぞれがいろいろと想いを巡らす楽しみというのは確かにあるでしょうネ。
べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2 -
村上春樹の青春三部作の1つ、『1973年のピンボール』を読んだ。私は3部作になっているとは思わなくて、何年か前に3部、1部、2部の順番で読み進めた。やっと2部を読んだのだが、やはり初期作品だからだろうか、ほかの作品と比べてよく分からない作品だというのが強く印象に残った。鼠の魅力が衰退していく過程とピンボールに惹かれる主人公の気持ちの衰退の過程を重ねて書いているかな、とは思ったけれど。なぜピンボールなのかとか、双子は何者なのかとか、謎な部分が多かった。ピンボールはこの作品でいう魅力の象徴なのかな? このように、色々ともやもやしながら読みました。この次の長編作品に『羊をめぐる冒険』が来るというのがすごいな。
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「風の歌を聴け」同様、村上らしさを感じる作品。