- Amazon.co.jp ・電子書籍 (172ページ)
感想・レビュー・書評
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脳と体を連携させてすぐやる習慣を身につけること。
本書は八章に分けて様々な「すぐやる」方法を紹介している。個人的に勉強になった事は「ミラーニューロン」という現象。脳は、他人の行動を見ただけで、自分がその行動をしている時と同じような状態になるという。例えばテレビでマラソンを見ているだけで、脳はあたかも走っているように反応する。そうした脳の習性があるため、自分の周りにだらだらした「すぐやらない人」がいればそれは脳があたかも自分がだらだらしているかのように反応し、伝染するという。「すぐやる人」より、「すぐやらない人」の方がだらだらと時間を掛ける為、伝染力が強い。そのため、ミラーニューロンを効率的に作用させる為には「すぐやる人」を身近に置く事が大切。環境が大切だということだろうか、確かにだらだらと物事を先送りして、愚痴ばかりいってる人の周りにはそういう類の人があつまる。意識的にすぐやる、行動力が高まる環境を整えていきたいと思った。
本書全体を通して思った事は分かりにくい、要点が掴めなかったことかな。著者は八章に分けて8つの切り口で紹介しているというが、一つの章での要点はなんだったのか、何を1番気をつけるべきなのかが掴みとれない。大抵の本は目次を見たらその章ごとの要点を読み取れるが本書にはそれがない。これをやったらいいという事が沢山あって、それをだらだらと読んでる感じかな。最後にまとめの章があれば良かったがそれもない。著者が作業療法士であり、それぞれの方法には根拠があり、説得力はある。各章の要点をわかりやすく、また、まとめの章を設けてくれたらより良くなるのではないかと個人的に思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示