可燃物 (文春e-book) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 徹底的に状況を洗い出す警部が,事件の真相を見出すミステリー短編集。米澤先生らしさが出てて面白かった。自分はみごと全部引っかかったので,警部にはなれないな~

  • kindle本。この著者の作品はいつも水準以上なのですが。。。面白いんです!!いつも面白いんです!!この作品もよくできてるんです!!でも。。。期待値が高いせいで、どうしても辛口気味にならざるを得ない。。。短編4本ですが、主人公の刑事(葛)が変わらないことで連続性を与えています。事件→解決の流れは一緒だし。でもきちんとストーリーもあって面白いんですが。。。★3つで。

  • 主人公に魅力を感じないのもあって、引き込まれることもなく、ストーリーも驚くようなものではなかった

    米澤穂信さんは大好きで期待してだけにその反動でということだと思います

  • タッチが重厚で読んでいて安心感があってとてもよかった。

  • 「今年のミステリー3冠」に惹かれて読んだんだけど、語り口が好きではなかった。
    ミステリー好きには面白さがわかるのかもしれないけど、ストーリーとして面白くない。

  • 米澤穂信が警察小説を書くのは珍しい。どうせなら長編が読みたい。
    ちょっと葛の手際が良すぎる。短編で書き込む余裕がない印象。

  • 著者の短編集はいくつか読みましたが、それらと比べて内容が薄いように感じました。
    今まで読んだ作品が良かっただけに、期待しすぎていたのかも知れません。

  • オーディブルで聴いた。メリハリのついたストーリー、論点を絞った謎解きがオーディブル視聴ととてもあっている。
    命の恩が良かったー他の作品もただの殺人ではなく、人の弱い部分を明らかにするようなトリックで痺れる。

  • 群馬県警を舞台に、淡々と事件に取り組む頭脳派刑事の短編集。

    主人公の葛刑事による主観が一切排除され、人間関係(周囲とぶつかったり、師弟関係とか、家族の存在とか)も語られず(どうやら周囲には疎まれている空気はあるのだが)、とにかく淡々と事実が語られていく。彼の仕事ぶりこそ仔細にわかるけど、人となりはまるでわからない。菓子パンとカフェオレしか食べてないし、言葉遣いもいつも敬語。なんというか余計な情報がまるでない。

    だけど事件解決までの流れを追うだけでもこのくらいの短編だと充分おもしろいんだね。というか、ここまでソリッドに事件解決だけを書いても面白く読ませられるんだな、と。

    鍵となる関係者との話は自分で聞くが、聞き込みなどの足回りは部下が行って本人は捜査本部で資料にあたっていることも多く、そこからの閃きで解決したりするので、安楽椅子探偵的な面白みもあった。

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著者プロフィール

1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。

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