- 放課後 (講談社文庫)
- 東野圭吾
- 講談社 / 1988年7月7日発売
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東野圭吾の最初の作品。
女子高の放課後、部活動の時間に殺人事件が起こる。
トリックが図入りで説明されてたから、分かりやすかった。
個人的には、動機が「それなの!?」という感じでした。
2010年4月20日
- まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫 み 36-1)
- 三浦しをん
- 文藝春秋 / 2009年1月9日発売
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初めて三浦しをんさんの作品を読んだ。
便利屋の多田が、彼の同級生・行天と遭遇し、
2人で便利屋の仕事をしていく。
お人よしの多田、はちゃめちゃだけど憎めない行天。
合わなそうな相性の2人だけど、
そこには確かな男の友情みたいなものが存在していると思った。
実在する街を舞台にしているので、
知ってる人が読むと、どの辺りのことを言っているのか分かるかも。
キャラクター設定が面白かった。
2010年4月15日
- パーフェクト・ブルー (創元推理文庫) (創元推理文庫 M み 1-1)
- 宮部みゆき
- 東京創元社 / 1992年12月10日発売
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宮部みゆきのデビュー長編小説。
元警察犬「マサ」の視点で物語が語られていく。
今の作品よりも読みやすい。
2010年4月9日
- 13階段 (講談社文庫)
- 高野和明
- 講談社 / 2004年8月10日発売
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冤罪の疑いがある死刑囚を救うため、
元刑務官と前科のある男が組んで奮闘するストーリー。
途中、誰もが真犯人に思えてきて、どんどん読み進めたくなった。
単なるミステリーではなく、
死刑制度についても考えさせられる内容。
死刑執行を迎える死刑囚、
実際に現場で執行する刑務官の心理状態。
その描写がリアルだった。
2010年4月9日
- その日のまえに (文春文庫 し 38-7)
- 重松清
- 文藝春秋 / 2008年9月3日発売
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この本でいう<その日>とは
大事な人が亡くなる日。
自分や大事な人が<その日>を迎えることになった時の過ごし方、
心の持ち方、というのが書かれていて考えさせられる。
亡くなるのは悲しいことだけれども、、、
不思議とこの本を読んだあとは、悲しさよりも清々しさを感じた。
自分の生きてきたこと、死んでいくことについて、
ちゃんと考える時間があるということは、幸せなことなのだと思った。
それは残される人にとっても。
2010年4月9日
- 超訳 ニーチェの言葉 (ディスカヴァークラシックシリーズ)
- 白取春彦
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2010年1月12日発売
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哲学本というと、堅苦しい感じがするけどこれは読みやすい。
ネガティブになってる時に開いてみると、前向きになれそう。
2010年4月12日
マンションの一室で殺人事件が起こる。
だが、殺されていたのはその部屋の住人ではなかった。
誰が犯人で、殺されたのは誰なのか?
というところから、話が始まる。
いろんな登場人物が出てきて、それぞれの視点から話が進んでいく。
途中、話が混乱することがありながらも、
最後はそれらが1つにまとまって、スッキリと終われる感じ。
2010年4月9日
- きみの友だち (新潮文庫)
- 重松清
- 新潮社 / 2008年6月30日発売
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本当の友達ってなんだろう?と思ったときに読みたい本。
本書の中で、「一生忘れない友達が1人いればいい」
と言う女の子が出てくる。
谷川俊太郎さんの言葉で
「一人の本当に深くつきあえる友達は、
十人の浅いつきあいの友達より大切だし、あなたを成長させてくれます」
というのがある。
この本の中で出てくる女の子の言葉と重なる気がしました。
子供でも読みやすい内容だし、
大人になって人間関係に悩んだ時などにオススメしたい本。
2010年4月9日
- 流星ワゴン (講談社文庫)
- 重松清
- 講談社 / 2005年2月15日発売
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ファンタジーなのかと思いきや、親子・家族関係についてはリアルに書かれている。
人生の岐路にたち、あの時こうしておけば・・・という後悔がある人は少なくはないと思う。
この物語ではそんな人生の岐路に戻り、主人公の家族の真意を知っていくことになるのだが。。。
過去には戻れても現実は変えられないという設定。
何も知らないで過ごすより、知りながら過ごしていく方が辛いかもしれないが、
その中で主人公は父や妻子との関係を見つめなおすことができた。
精神的に成長できたのだと思う。
自分の親が今の私と同じ年だった頃は、どんな思いを抱えてたのか、
読み終わってからふと、そんな気持ちになる1冊でした。
2010年4月6日