私が愛して止まない本たち

風変りで奇妙な内容の本。少し古風な言いまわし・内容がある為、読みにくい部分がありますが、これまた一晩で読んでしまった。
懐かしい情景や生き生きとした生物を本のなかに感じました。

久しぶりに長野さんの本を読みました。主人公は淡々とした感じだし、短編だという事でさらっといけちゃいます。相変わらず素敵な言いまわし・雰囲気でした。

Good Luckを聞いてとっても良いですね。迫力のある声で何度も聞いていたくなります。

冒頭が「殺しちゃえば？」から始まっていたのが気になり、これまた一晩でいっきに読んでしまった作品。
内容としては恋愛モノ。以前のあさのあつこさんの作品はカッターのようでしたけど、最近はナイフみたいに鋭く、心をえぐるように響ききますね。
考えてしまい、泣いてしまった作品です。

勧められて読んだ本です。
テンポ良く、さらりと一晩で読めちゃいました。面白い。
ギンポ君、いい味だしてるなぁ。

二人称での始まりはとても奇妙な感じでとてもとっつきにくいものでした。
でも読み進めていくうち慣れていき、物語の行方も奇妙な方向へと向かっていきます。
突拍子もないような…でも上手くまとめられています。

音楽は結構いろいろ聞くのですが、なんだかんんだと一番に好きなんです。tahiti80が。
このとても澄んで綺麗な声や、どこか懐かしさが漂うゆったりとしたメロディ。
いつまでも聞いていたくなってきます。

昔に読み、懐かしく読み返してみました。
緑子の強さに憧れちゃいます。そして性というものについて考えらせられました。

タイトルと表紙が素適でしたが、そのタイトルを裏切ってくれた内容でした。もちろん、いい意味でですが。
何か苦みを感じる作品が多い短編集でした。それでも恩田陸さんらしい雰囲気が溢れていて、これはこれで新鮮でした。苦みとちょっとしたスッキリ感、ゾッとした思いを味わいたいのならぜひ一読を!

この本は…読んでいたらとても泣けてきました。
かけがえのない人を亡くした時、その人を想い泣いてください。そして、自分を想い泣いてください。それでも私はいき続ける……本当にとても共感できる本でした。