牧野信一のおすすめランキング

プロフィール

1896(明治29)年〜1936(昭和11)年、小説家。幼少時よりオルガンや英会話を学ぶ。文学への関心を抱くようになり、1914(大正3)年に早稲田大学高等予科に入学する。1919(大正8)年に早稲田大学を卒業後、時事通信社に入社し、雑誌の編集記者となり、同窓の下村千秋らと同人誌『十三人』を創刊。短編「爪」が島崎藤村に認められたことが文壇への足がかりとなる。藤村の紹介で翌1920(大正9)年には『新小説』に「凸面鏡」を発表した。1923(大正13)年に作品集『父を売る子』を刊行する。父母を題材とする私小説的な作風だったが、昭和に入ると、ギリシャや中世のイメージを導入した明るい幻想的な作風に転じ、「ギリシャ牧野」と称されるようになる。「ゼーロン」(1931年)や「酒盗人」(1932年)などを発表しながら、雑誌『文科』を主宰する。その後、「夜見の巻」「天狗の洞食客記」(ともに1933年)、「鬼涙村」(1934年)、「淡雪」(1935年)などを残し、1936年3月24日縊死自殺。享年39歳。

「2022年 『嘆きの孔雀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

牧野信一のおすすめランキングのアイテム一覧

牧野信一のおすすめ作品のランキングです。ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。
『ゼーロン・淡雪 他十一篇 (岩波文庫 緑 128-1)』や『(059)客 (百年文庫 59)』や『地球儀』など牧野信一の全1077作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。
※同姓同名が含まれる場合があります。

ゼーロン・淡雪 他十一篇 (岩波文庫 緑 128-1)

145
3.47
牧野信一 1990年11月16日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

 大学のゼミでとりあげた作家。  むしろゼミでの課題にならなかったら、一生読まなかったであろう本のうちの一冊。(だから大学は面白いと思う)  古き... もっと読む

(059)客 (百年文庫 59)

56
3.25
吉田健一 2011年1月13日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「馬」の読書会のために読んだ。このシリーズはテーマが同じでも3つの味が楽しめるしさっと読み終われるしよいですね。 吉田健一「海坊主」:この人の文章は... もっと読む

地球儀

39
3.27
牧野信一 電子書籍 2012年10月5日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

祖父の17回忌法要で、孫の純一が小田原に帰省した折のお話しです。久方ぶりの母親との会話から、祖父が買い求めた「地球儀」を見ながら、純一の父親が渡米したまま... もっと読む

牧野信一 風媒結婚 (日本幻想文学集成)

34
3.43
牧野信一 1992年11月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

星の数すくなくてびっくりしたので評価あげるために投稿した。 ミクロの愛。顕微鏡、双眼鏡、カメラ、望遠鏡をのぞくことが好きな人は、絶対好きだと思うけどな!絶... もっと読む

父を売る子,心象風景 (講談社文芸文庫 まB 1)

23
3.50
牧野信一 1993年6月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

4年くらい前に買ったんだけどぜんっぜん進まなかったのを漸く読み終えた。「熱海」「スプリングコート」「父を売る子」の3作は、筆者の家庭、とりわけ父親について... もっと読む

新編日本幻想文学集成 第6巻

22
宮沢賢治 2017年6月21日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

第6巻の収録作家は、宮沢賢治、小川未明、牧野信一、坂口安吾の4名。 帯の『幻妖メルヘン』という惹句に相応しい内容だった(牧野信一と坂口安吾はやや違うかも... もっと読む

ゼーロン

19
2.90
牧野信一 電子書籍 2012年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

うーん、どうやらギリシアとかの素養がないとこの作品の真価は分からんということらしい。 でも、前半のネタフリが活きているようにも思えないし、若干説法じみて... もっと読む

地球儀

17
3.00
牧野信一 電子書籍 新字新仮名 2009年10月31日 青空文庫で見る 青空文庫

感想・レビュー

なるほど、これがセンター試験にでたら頭を抱えるだろうなと、可哀想な受験生たちを想像しながら楽しく読ませて頂きました。 大正時代の作品だけれども、描か... もっと読む

フアウスト

17
2.00
牧野信一 電子書籍 2012年10月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

早稲田作家処女作集 (講談社文芸文庫)

12
4.00
正宗白鳥 2012年6月9日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

明治、大正、昭和にかけて活躍した早稲田出身作家の処女作を集めたアンソロジーを再編集した一冊。 名前を知っている作者もそうでない作者もいたが、処女作と知っ... もっと読む

父を売る子

10
2.50
牧野信一 電子書籍 2012年10月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

★2.5かなぁ。 私小説かぁ、日本という男社会の甘えの構図の一つの形式かもしれませぬ。その意味では今や消えゆくジャンルというのは当然のことなのかも、です... もっと読む

I Am Not A Poet, But I Am A Poet.

9
2.50
牧野信一 電子書籍 新字旧仮名 2011年5月22日 青空文庫で見る 青空文庫

感想・レビュー

掌編小説なので気軽に読めました。 私は高校時代に文芸部だったので、この話の主人公の言わんとしていること、苦悩に少し共感しました。 もっと読む

日本の文学〈第34〉内田百間,牧野信一,稲垣足穂 (1970年)冥途 東京日記 磯部の松 ゼーロン 鬼涙村 淡雪 地球 白昼見 弥勒 他

8
3.67

感想・レビュー

足穂の作品選びは三島由紀夫がやっているみたいで、内容というよりも付録の澁澤龍彦との対談目当てで見ています。たとえば「稲垣さんは男性の秘密を打ち立てて…」と... もっと読む

鬼涙村

7
3.00
牧野信一 電子書籍 2012年10月1日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

「鬼涙村(きなだむら)」では、踊りの晩に村人の反感を買った人物がリンチを受ける。小説家の「私」は、この村の酒蔵の二階を仕事部屋にして「御面師」と同居してい... もっと読む

西瓜喰ふ人

7
3.00
牧野信一 電子書籍 2012年10月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp

感想・レビュー

私小説作家的な共感  『文学の淵を渡る』で大江健三郎と古井由吉がほめてゐたので読んだ。幻想的に感じたが、そんなにいいかなといふ印象を受けた。技巧的には凝っ... もっと読む

「風博士」

7
4.00
牧野信一 電子書籍 2012年10月4日 Amazon.co.jpで見る Amazon.co.jp
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