こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログスタッフによる最近読んだ本のコラム記事!
第5弾は、顎木あくみさん著『わたしの幸せな結婚 七』のレビューコラムです。
ぜひ、この機会にお読みいただけると嬉しいです。
顎木あくみ『わたしの幸せな結婚 七』(富士見L文庫)
あらすじ
様々な困難を乗り越えて、ついに迎えた祝言の日。美世は朝から気が気ではなかった。前日に緊急の呼び出しがあり仕事に向かった清霞が、婚礼の始まる時刻が近づいても帰ってこないのだ。花嫁衣装に身を包み、「誰よりも私が、明日を心待ちにしている」という清霞の言葉を信じて待つ美世。けれどその裏では、五道と深い因縁のある強力な異形の影が動いていた——。
アニメも話題の本作、ついに祝言を迎え「幸せな結婚」へ
2023年7月からアニメも放送され、実写映画化もされたこちらの作品。
実家で虐げられていた主人公・美世の嫁入り先が決まるが、婚約者は冷酷無慈悲と噂される久堂清霞(くどう・きよか)。嫁ぎ先でも希望を持てずにいた美世だが、少しずつ自分を取り戻し希望を見出してゆく……鉄板のラブストーリー。「異能」などファンタジー要素もあり、一筋縄では行かない問題がたくさん二人を待ち受ける。この二人のすれ違いながらも一つずつ問題を乗り越え、絆を深めてゆくところは、もどかしくもこの作品の強い魅力だと感じる。
さて、そんな二人が最新7巻でついに結婚!ただ何かと邪魔をされる二人なので、今回も事件が……。しかし、読み終わった感想は「よかった!おめでとう!」のみ。ちゃんとタイトル「幸せな結婚」を見せてくれた。今回で美世と清霞の物語は一つ区切りがついたが、今後もあるようなのでどうなってゆくか楽しみである。そしてコミック版でこの結婚式を見るのも待ち遠しい。
そうそう、ユーザーさんの中には、今から7冊読むのは……と二の足を踏む方もいるだろうが、文章は読みやすく文庫サイズのため、みなさんであればあっという間に読んでしまうと思う。ぜひ一度手にとってほしい。
(文=ブクログスタッフ・keyone)
おすすめ度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★☆
胸キュン度:★★★★★
「幸せな結婚」度:★★★★★
ブクログユーザーさんのレビュー
あのクールな清霞さんの心をつかみ、特別な存在となった美世さんは実は凄い人ですね。今回の作品は、甘~い空気が流れ、幸せが伝染します。読後は、満足感と幸福感が溢れ、いつまでもニヤニヤが止まりませんでした!続編があるらしく、嬉しすぎます !