昭和の戦争 保阪正康対論集 (朝日文庫 ほ 4-10)

  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022616340

感想・レビュー・書評

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  • 昭和史の第一人者:保阪正康が、同じく昭和史に縁の深い識者12人と対談。どの章も、「へェーっ、そんなことが!」と知的好奇心を刺激する記述が満載で、実に有意義な読書経験になった。特に秦郁彦教授の、「戦争は全ての文明人を蛮族にしてしまう面があるのです」という指摘が強く印象に残る……。

  • 本書は先の大戦について、昭和史研究の第一人者が論者12人と語りあった本である。 
    個々の著作を読むのも良いが、対論の場合、著者の考え方が際立つ事がある。 
    もの事の見方は一面的にみるよりも、角度を変えて多面的にみた方が良い。本書はそのとっかかりを作ってくれます。
    特に渡辺恒雄が、メディアの戦争責任を語っているのが面白い。(読売新聞の先輩を尊敬しないし、当日の新聞を見るのも恥ずかしいとの事)

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著者プロフィール

1939年生まれ。同志社大学卒業。ノンフィクション作家。とくに昭和期の軍事主導体制についての論考が多い。

「2022年 『時代の反逆者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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