わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 4441
感想 : 265
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784040730196

感想・レビュー・書評

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  • 一時ウェブ広告で1日に何度も見かけたのでそこまで推すかどれどれと購入。
    優しくて読みやすい文体に癒される和風童話でした。
    王道シンデレラストーリーにはときめきが詰まっていますね。
    続巻も購入決定。

  • 漫画の試し読みの広告が出ていて、読んだ後にすぐに本屋さんへ向かったところ、漫画の方は置いてあったのに原作が無かったので取り寄せて読みました。
    漫画の冒頭試し読みをしていると和風シンデレラかと思いきや、異能力もので大正浪漫風ファンタジーという、一粒で二度美味しい作品でした。

  • 漫画から続きが気になって文庫も購入。
    美世の僅かながらの変化が頼もしい。これからの2人が気になる。薄刃の力とは何なのだろう?

  • マンガでこの話を知りました。

    2巻まで読んで続きが気になりすぎて本書を読んだわけですが……

    面白った〜

    美世が誘拐されてからどうなるのかがすごく知りたかったのでスッキリしました。

    そして異母妹・香耶の「何が何でも異母姉以上の地位に立つ」という歪んだ考えにびっくり。

    清霞に一喝された時はスッキリしましたが、歪んだ考えを持った親に育てられたが故の性格なので、ある意味かわいそうな子なのかもしれないとも思ってしまいました。

    彼女とその家族に今後良い変化は表れるのか…

    そして清霞&美世の結婚生活はどうなるのか…

    気になる事はいっぱいありますね。

  • 帯に和風シンデレラと書いてあり、気になって読んでみました。いっきに読み切ってしまった。続きも買ってくるんだった。家族に虐げられてきた美世ちゃんには幸せになってもらいたい。清霞さんは全力で幸せにしてあげて欲しい!不遇すぎて読んでいるとたまに目から熱いものがこぼれそうになる。ゆり江さんと清霞さんに優しくしてもらって、ちょっとずつ笑えるようになる美代ちゃん。おめでとう!!2人の幸せを全力で応援しながら読み切りました。続き買ってきます!

  • 「和風シンデレラ物語」「少女があいされて幸せになるまでの物語」と銘打たれている上にタイトルがこれなので、ハッピーエンドへの信頼ががすごい。

    名家に生まれながら異能の才もなく、継母やその子供(妹)に虐げられながら育った美世は、冷酷無慈悲と噂の軍人・清霞(きよか)への嫁入りを命じられる。
    他に居場所のない美世は、いくつもの婚約を破談にしたという噂に怯えながらも彼のもとをたずねた。最初こそ美世を冷たくあしらう清霞だったが、彼女のひたむきさに惹かれ、2人は次第に心を通わせていく。

    意地悪な継母と妹に虐げられて不遇な日々を過ごした少女が、心優しい名家の当主に嫁いで幸せになる、王道すぎるシンデレラストーリーだ。
    継母や妹などの悪役は分かりやすく悪役だし、婚約相手の清霞はひたすらに格好いい。勧善懲悪的というか、キャラクターの役割がはっきりしているので安心感がある。

    気になった点。外面を気にする名家ならば、娘にろくな教育も受けさせずみすぼらしい格好をさせるだろうか。娘の格好が使用人以下では外聞が悪くないか?家柄的に話題性のある結婚だったろうし、奥さんが亡くなったことも娘がいることもある程度噂が回るのでは…?それから、美世を罵る妹の発言が、教養があって外面もいいお嬢様にしては頭が悪そうな言い回しが多いのも引っかかった。
    あまり読まないジャンルの作品だったので、こういう分かりやすい表現が好まれるのもジャンル柄なのかもしれない。

    奇抜な展開はないけれど、綺麗なイラストも相俟ってキャラクター小説として楽しかった。というか元からキャラクターを楽しむための小説なんだろうな。

    〈追記〉
    ストーリーやキャラクターの都合の良さが引っかかってしまったけど、よくよく考えればシンデレラも一族の外面とか関係なくシンデレラを虐めてたし、そう思えば本当に正しくシンデレラストーリーだったのかも。

  • 人に害をなす、妖や鬼などと呼ばれる異形なものたち。それらを討伐するには、異能を持たねばならない。その稀有な異能を継ぐ血を残すため政略結婚をした両親から生まれた斎森美世(さいもりみよ)だが、その意向に反し異能の才なしと判定される。母の死去後、父は再婚。その後生まれた義妹には、美世が継げなかった異能の才があった。義母と義妹に虐げられ使用人のような扱いを受け育ってきた彼女は、縁談を機に実家から追い出される。縁談の相手は、冷酷無慈悲と噂があったが──。
    後書きによると、明治大正時代の日本をアレンジした世界らしい。作者本人も苦労したと仰っていますが、残念ながら序盤は登場人物の心境よりも、どんな国のどの時代の設定なのかが気になって仕方なかった。登場人物の名前からして日本のようだなと思いつつ、国の名前が全く出てこない(確定しているのは「帝都」が舞台ということだけ)し、路面電車を使う場面から意外と科学進んでいるなと焦りました。美世が前向きになる、婚約者の久堂清霞(くどうきよか)が美世を愛する、それぞれの過程は良かった。しかし、それに加えて異能の要素は余分だったのではないかと思う。正直どれほど清霞が優秀なのかイマイチ伝わってこない。また、美世の隠された才能については、本書で明らかにならず、続編(小説になろうで連載投稿中)を匂わす形で終わったことに驚き。続刊がいつ出るか分からない状態なのだから、結末を上手くまとめられなかったのかと不満に感じた。

  • 「出会いと涙と」
    嫁ぐ様に言われた先は。
    望むような子にすら育たなかったとはいえ、これだけのことをされているというのに無視とは最低な父親だな。

    「初めてのデエト」
    いつまでも怯える理由。
    どれだけ言葉や態度で示したとしても、長年に渡り家族から与えられた酷い仕打ちを忘れるのは難しいだろう。

    「旦那さまへ贈り物」
    鬱憤を晴らすどころか。
    乏しめることにより感じる優越感を知っているからこそ、どんな場所でも傷つける言葉を口にできるのだろう。

    「決意の反抗」
    絶対に譲らない意思を。
    産まれてから甘やかされて生き続けてきたからこそ、こんな醜いことをしても平然とした様子でいれるのだろ。

    「旅立つ人」
    焼け跡に残った切り株。
    余計なことをしなければ今すぐに没落することはなかっただろうが、自分たちを優先し続けた罰なのだろうな。

  • Kindle Unlimitedで読みました。
    美世の生い立ちが辛すぎて読んでいて涙が出てきました。
    久堂さんのイケメンぶりに終始キュンキュンでした。

  • 良くも悪くも、アニメ版もコミック版も、原作を完全に踏襲している……。
    大体は、原作のほうがやっぱ良いとか、漫画版のアレンジがすごいとかあるけど、全くない。
    ストーリーは面白いけど、そういう意味での驚きはないので星3つ。

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著者プロフィール

長野県在住。小説投稿サイトにて作品を発表し、2019年、『わたしの幸せな結婚』で作家デビュー。

顎木あくみの作品

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