- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784040730196
感想・レビュー・書評
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一時ウェブ広告で1日に何度も見かけたのでそこまで推すかどれどれと購入。
優しくて読みやすい文体に癒される和風童話でした。
王道シンデレラストーリーにはときめきが詰まっていますね。
続巻も購入決定。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画の試し読みの広告が出ていて、読んだ後にすぐに本屋さんへ向かったところ、漫画の方は置いてあったのに原作が無かったので取り寄せて読みました。
漫画の冒頭試し読みをしていると和風シンデレラかと思いきや、異能力もので大正浪漫風ファンタジーという、一粒で二度美味しい作品でした。 -
漫画から続きが気になって文庫も購入。
美世の僅かながらの変化が頼もしい。これからの2人が気になる。薄刃の力とは何なのだろう? -
帯に和風シンデレラと書いてあり、気になって読んでみました。いっきに読み切ってしまった。続きも買ってくるんだった。家族に虐げられてきた美世ちゃんには幸せになってもらいたい。清霞さんは全力で幸せにしてあげて欲しい!不遇すぎて読んでいるとたまに目から熱いものがこぼれそうになる。ゆり江さんと清霞さんに優しくしてもらって、ちょっとずつ笑えるようになる美代ちゃん。おめでとう!!2人の幸せを全力で応援しながら読み切りました。続き買ってきます!
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「和風シンデレラ物語」「少女があいされて幸せになるまでの物語」と銘打たれている上にタイトルがこれなので、ハッピーエンドへの信頼ががすごい。
名家に生まれながら異能の才もなく、継母やその子供(妹)に虐げられながら育った美世は、冷酷無慈悲と噂の軍人・清霞(きよか)への嫁入りを命じられる。
他に居場所のない美世は、いくつもの婚約を破談にしたという噂に怯えながらも彼のもとをたずねた。最初こそ美世を冷たくあしらう清霞だったが、彼女のひたむきさに惹かれ、2人は次第に心を通わせていく。
意地悪な継母と妹に虐げられて不遇な日々を過ごした少女が、心優しい名家の当主に嫁いで幸せになる、王道すぎるシンデレラストーリーだ。
継母や妹などの悪役は分かりやすく悪役だし、婚約相手の清霞はひたすらに格好いい。勧善懲悪的というか、キャラクターの役割がはっきりしているので安心感がある。
気になった点。外面を気にする名家ならば、娘にろくな教育も受けさせずみすぼらしい格好をさせるだろうか。娘の格好が使用人以下では外聞が悪くないか?家柄的に話題性のある結婚だったろうし、奥さんが亡くなったことも娘がいることもある程度噂が回るのでは…?それから、美世を罵る妹の発言が、教養があって外面もいいお嬢様にしては頭が悪そうな言い回しが多いのも引っかかった。
あまり読まないジャンルの作品だったので、こういう分かりやすい表現が好まれるのもジャンル柄なのかもしれない。
奇抜な展開はないけれど、綺麗なイラストも相俟ってキャラクター小説として楽しかった。というか元からキャラクターを楽しむための小説なんだろうな。
〈追記〉
ストーリーやキャラクターの都合の良さが引っかかってしまったけど、よくよく考えればシンデレラも一族の外面とか関係なくシンデレラを虐めてたし、そう思えば本当に正しくシンデレラストーリーだったのかも。 -
「出会いと涙と」
嫁ぐ様に言われた先は。
望むような子にすら育たなかったとはいえ、これだけのことをされているというのに無視とは最低な父親だな。
「初めてのデエト」
いつまでも怯える理由。
どれだけ言葉や態度で示したとしても、長年に渡り家族から与えられた酷い仕打ちを忘れるのは難しいだろう。
「旦那さまへ贈り物」
鬱憤を晴らすどころか。
乏しめることにより感じる優越感を知っているからこそ、どんな場所でも傷つける言葉を口にできるのだろう。
「決意の反抗」
絶対に譲らない意思を。
産まれてから甘やかされて生き続けてきたからこそ、こんな醜いことをしても平然とした様子でいれるのだろ。
「旅立つ人」
焼け跡に残った切り株。
余計なことをしなければ今すぐに没落することはなかっただろうが、自分たちを優先し続けた罰なのだろうな。 -
Kindle Unlimitedで読みました。
美世の生い立ちが辛すぎて読んでいて涙が出てきました。
久堂さんのイケメンぶりに終始キュンキュンでした。