- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041010952
作品紹介・あらすじ
前の筆者がお題とともに、バトンを渡す相手をリクエスト。9人の個性と想像力から生まれた、驚きの化学反応の結果とは!? 凄腕ミステリ作家たちがつなぐ心躍る企みをご堪能あれ!
感想・レビュー・書評
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どれも如何せん短すぎて、食い足りない感じが残って(特に冒頭の北村さんの話はもっと読みたい!)でもサラッと読めて面白かった。竹本健治さんは、お題と舞台設定の組み合わせが巧い!貫井さんは、さすがというか、最初に『愚行録』を読んだのがいけなかったのか、あれでうわぁぁ〜!となってしまい、他は読んでないのよね…。上手でした。一番好きだったのは、最後の辻村深月さん。似たような話を読んだ記憶はあるけれど、いいお話でした。
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殊能将之さん目当てで購入(以下敬称略)。流石、この短い話にさえ「引用」を放り込んできた。この二人の話をもっと読みたい。
9人の作家がそれぞれに「お題」を提案し、それをバトン代わりにしたリレー形式アンソロジー。一番良かったのは、鳥飼否宇。それまでの3作を上手く取り込んでオチをつけてきた。
さらにもう一展開造り出した摩耶雄高も凄い。
そして竹本健治を挟んで、貫井徳郎→歌野晶午の流れも最高。
ラストは辻村深月で爽やかに締めると思いきや、最初の北村薫の話の流れを汲む構成も秀逸でした。
巻末のあとがきリレーも面白かった。 -
貫井徳郎の帳尻、歌野晶午のおれおれが好き。辻村深月のさくら日和は題名通りほんわか
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9人の作家さんのリレー形式の短編。半数以上が初読み作家さん。ファンタジー、怪奇現象は苦手な自分だからどうかと思いながらだったけどやっぱり苦手なところは飛ばし読み。貫井さんから歌野さんへのリレーが好み。それでもそれぞれの作家さんの読みかえしてしまう面白さが味わえる。自分の好みも確認できる。
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3
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リレー短編集とのことですが、次の方を指名してお題を出すという形なので特に縛りがあるわけではありません。一話だけで十分楽しめるのに、ちょっと遊びで前の作品と絡めたりガッツリ設定を引きずったりと本当に楽しいリレーになっていました。バトンを渡すときの一言も楽しかったのですが、アンカーから順に戻ってくるあとがきのリレーもとても良かったです。この作家陣ですからもちろんはずれなし!ラストの重責をきっちり果たした辻村さんに拍手!好みは貫井さんからの歌野さん。鳥飼さんだけは初読みだったので是非他の作品も読んでみたいです。
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一編一編が短くてもの足りない感があるけど、人気作家のリレー小説という面白さがあってよいと思います。
一編読むのに10分もかからないから、スキマ読書にどうぞ! -
執筆者が、次に書いて欲しいお題と共にバトンを渡す相手をリクエスト。
という企画が面白そうだったし、
知ってる作家さんが多数参加されているので買ってみた。
「キラキラコウモリ」 ~ 「ブラックジョーク」 ~ 「バッド・テイスト」
「帳尻」 ~ 「母ちゃん、おれだよ、おれおれ」
この流れがよかった。
お笑いコンビはなんとなくロザンの二人をイメージした(笑)
後者は、2作で1つの作品かと思えるほど秀逸な連作。
「さくら日和」
最後締めくくるにふさわしい作品。
たい焼きにまつわる失恋ストーリーなのだが、春の心地よい雰囲気が伝わってくる。
逆に、「依存のお茶会」は浮いてるかなぁ。