怪と幽 vol.014 2023年9月 (KADOKAWA MOOK)

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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041125298

作品紹介・あらすじ

「怪と幽」14号は、特集二本立て!特集1「奇想天外 きのこの怪」きのこは不思議に満ちている。まず、見た目からして奇妙だ。美味しい食物として親しまれながらも、幻覚を引き起こしたり毒により死に至りしめたりする種が存在している点が不気味である。そもそも、きのこはかりそめの姿で、本体である菌糸は地下に広がり、普段は目に見えない。動物と植物のあわいで揺らめく神秘的な生態は、昔から人々を惹きつけてきた。きのこに関する神話・民話・文学は日本のみならず世界に分布している。熱狂的な愛好家がいる一方で、前号の特集「怪奇大特撮」で映画『マタンゴ』が“トラウマ特撮”として挙げられたように、恐怖の対象にもなり得た。幾つものきのこ文学を遺した泉鏡花や宮沢賢治、研究者の南方熊楠はもとより、きのこを存分に語る「キノコデー」を提唱した柳田國男まで──きのこは、お化け好きを虜にする!特集2「幽霊と魔術の英国」数々のお城や建築物には幽霊が現れるとされ、現在王室の面々が住まう宮殿にも幽霊が出るのは「当たり前」。霊の出現が各地で観光名所としてのアピールにもつながっている。そんな「この世ならぬ存在」との距離が地続きの国は、“魔術”の本場でもあり、現代も日常を彩るモチーフでありつづけている。フィクションのジャンルでは、英国発の魔術ファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの勢いは止まらない。幽霊と魔術が息づいているこの国の文化は、日本の我々からしても永遠のあこがれ。日常のなかにある英国の幽霊と魔術の世界に、いざ出発!

感想・レビュー・書評

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  • 観察法のイロハのイ こんなところにも!? キノコ | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」(2018.10.17)
    https://scienceportal.jst.go.jp/gateway/sciencewindow/20181017_w08/

    【きのこ面白情報】きのこ文学研究家 飯沢耕太郎 | きのこらぼ|きのこで菌活(2013)
    https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/fun/1061/

    「怪と幽 vol.014 2023年9月」京極夏彦 [怪] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322201000343/

    特集1 奇想天外 きのこの怪
    特集2 幽霊と魔術の英国

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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