つくもがみ貸します (角川文庫 は 37-2)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784043888023

感想・レビュー・書評

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  • 妖がいっぱい出てきてにぎやかだった。
    妖怪系大好きな私としてはとても楽しく読める一冊。
    文章も軽めだし、あまり時代物を読まない人にオススメしたい。

  • はまりそう。江戸、楽しい!昔の言葉遣いって綺麗だ。神様だから人との一線はあるんだけど、つくもがみは人が日常使っているものだからかな。距離感が近くて可笑しい。

  • 江戸にて古道具屋兼損料屋「出雲屋」を営むお紅と清次、そんな2人の店では時折人ならぬ話し声が聞こえる。生まれて100年経ち魂が宿った物たち、付喪神の声である。
    決して経営が良いとはいえない出雲屋ではそんな付喪神たちも貸し出されていく。
    付喪神たちは貸し出された先で起こった騒動について色々話を拾ってくるのだが……

    なかなか付喪神たちの会話がツンツンで良いカンジでした。
    しゃばけシリーズでは協力的な付喪神たちだけれど、この物語では気位が高く、人とは話をしてやるまいとしているところがなかなか。

    お紅と清次、蘇芳の3人の恋愛模様、煮え切らない関係も面白かったです。

  • つくもがみ借りたい

  • 江戸の小道具屋兼損料屋の姉弟の話。

    妖が出てくるのは「しゃばけ」シリーズと同じだが、
    出てくる妖は、タイトル通り「つくもがみ」のみで、
    主人公も普通の人(とは言え、ちょっと変わってるのかもw)。

    ほんわかとした恋愛要素がある所も、
    「しゃばけ」シリーズとは、
    ちょっと違う仕上がりになってる。

    姉弟のキャラも、「つくもがみ」のキャラもよく、
    読了後に、ほんわかとした気持ちになれる。

    相変わらずの読みやすさで、ざくざく読める上に、
    さらりと江戸文化の説明もあるので、
    小学生からでも読めるし、読んでほしい本。

  • 畑中恵の妖怪可愛い。しゃばけを読んで文庫になるのが待ち切れず単行本で買いました。つくもがみも味のある妖怪

  • でてくるのは、妖と人と両方だからまぁちょっと語弊があるかもしれないけれど、基本的には、江戸の人情話系。一見した印象を、いい意味で軽やかにどんどん裏切ってくれるのが楽しかった。主人公の姉弟がそれぞれいいですな。

  • モノにも魂

  • 時は江戸時代。
    今で言うレンタル業を営む二人が、事件に遭遇し、つくもがみの力を借りて解決していくという物語。
    「つくもがみ」ってのは古道具に宿る霊魂の事で、人間には話しかけないけど、つくもがみ同士でしゃべってる会話は聞こえるという設定。
    ちょっと不気味にも思えるけど、ぜんぜんそんなことはなくかなり庶民的な神様で、二人をけなしたり、励ましたり。

    とまあ、時代劇ホームドラマみたいなもんです。

    で、私はまったく面白いとは思いませんでした。
    途中で投げ出したくなったぐらい。
    日本ファンタジーノベル大賞を受賞してる著者ではありますが、なんでもかんでもコンテストで評価する文学界、これでいいのか?

  • しゃばけやまんまことと比べてしまうと、いまひとつ。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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