- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048734103
感想・レビュー・書評
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葉子のために奔走する姿に感動し、同時に切なくなる。
すべてを終えて抜け殻のようになってしまった姿にまた切なくなる。
紹介文に「喪失の悲しみと“優しさ”の限りない力を描き出した、本年最高の恋愛小説。 」ってあるけれど、本当にその通りの小説。
本当に死を目の前にして、愛する人に「私が死んだら…」なんて言われたら、
私はそんな行動力や力強さを発揮出来る自信が無い。 -
愛する人が死を前にしたとき、あなたは何ができますか?
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泣ける、最後。
主人公の職業には生理的嫌悪感があるけど、だからこその面白さもあるんだよな。フランス、ニースに行ってみたくなる。綺麗な街なんだろうな、なんて。 -
屋上でのやりとりがいい。
あと沢井氏。
でも『パイロット~』のほうがよかったかな。 -
エロ本の編集者でSMの女王様との撮影。こんだけの文字だと単なるスケベさしか出て来ないがこんな単語が散りばめられたこの小説からは切なさや透明感、そして死というものを考えさえられた。端々に出る性表現も文章となると気にならず、ある種不思議だなと。静かさ漂う文面からは作者の作品から常に感じる孤独感・透明感・優しさを感じ取る。ただ優しさの種類は千差万別多種多様なのが面白い。
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本当に切ない物語でした。
1日で読み切ってしまったくらい切ない物語でした。
自分もカメラが好きで、古い一眼レフカメラで写真を撮っています。
葉子の気持ちが凄くよくわかりました。
世界で一番キレイな場所で二人で暮らし最期を迎える…幸せだけど残酷な感じを美しく表現していたように思います。
大好きな本です。 -
(ラストに涙あり!?)