流星ワゴン (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749985

感想・レビュー・書評

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  • 電車の中で泣きました

    • yhyby940さん
      こんばんは。「いいね」ありがとうございます。私も電車の中で泣きました。著者の「その日のまえに」では電車の中で嗚咽が漏れました。恥ずかしかった...
      こんばんは。「いいね」ありがとうございます。私も電車の中で泣きました。著者の「その日のまえに」では電車の中で嗚咽が漏れました。恥ずかしかったですね。未読であれば、機会があれば是非。
      2021/09/17
    • sinsekaiさん
      yhyby940さんコメントありがとうございます。
      重松清は面白いんですが、内容がかなり重いものが多いので気軽に読めない感じなのですが、「そ...
      yhyby940さんコメントありがとうございます。
      重松清は面白いんですが、内容がかなり重いものが多いので気軽に読めない感じなのですが、「その日のまえに」機会があれば読んでみたいと思います。
      2021/09/17
    • yhyby940さん
      機会があれば、読んでみてください。ご返信ありがとうございましたら。
      機会があれば、読んでみてください。ご返信ありがとうございましたら。
      2021/09/17
  • 2002年度本の雑誌年間ベスト1

    結果は変えられなくても、全てを理解した上での現状なら本人にかかるストレスが軽くなるんだな、と思った。前向きに捉えられて、少なくとも死んじゃおうかなとは思わないくらいに。
    コテコテのハッピーエンドの方が好きなので、あんまり救いがないなぁと悲しい気持ちになった。
    プレゼント、黒ひげ危機一髪って、、、受験合格とかもうちょっといいプレゼントを期待してたけど、この物語は甘くないらしい。

  • なんて作品なんだ。

    亡くなった人と旅をし、変えられない現実世界を変えようとする。

    現実にはありえないストーリーですが、ここまで心を打たれるとは...

    著者の作品は「とんび」以来でまだ2冊目を読み終えたところです。

    父と息子、旦那と嫁、家族...

    自分と重なる部分もあり、読み始めてすぐに本作の虜になりました。



    説明
    内容紹介
    死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――? 「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。


    38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。
    僕らは、友達になれるだろうか?

    死んじゃってもいいかなあ、もう……。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして――自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか――?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
    内容(「BOOK」データベースより)
    死んじゃってもいいかなあ、もう…。38歳・秋。その夜、僕は、5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに拾われた。そして―自分と同い歳の父親に出逢った。時空を超えてワゴンがめぐる、人生の岐路になった場所への旅。やり直しは、叶えられるのか―?「本の雑誌」年間ベスト1に輝いた傑作。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    重松/清
    1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。話題作を次々発表するかたわら、ライターとしても、ルポルタージュやインタビューなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • ずいぶん前に読んだのだが、感想を書いてなかった。
    ネットでドラマ版鑑賞を機に記入。
    そもそも若い女性社員に勧められて読んだのだ。エロい描写が満載で、感想を伝えられなかった。今思うと、ドラマ版だけ観て原作は読んでなかったんだな、きっと。
    重松清お得意のネットリとした人情ものを軽いSFと濃厚なエロで味付けした作品。面白いけど、人には勧めない方が良いかも。
    あとドラマ版は香川照之のチュウさんが強烈なので、原作を先に読んだ方が良いです。

  • 最近は重松清にはまっている。親が放置してた本を拝借。伝えなければ伝わらないこと、聞かなければわからないこと、見なければ見えないことが、積もり積もって人はすれ違うのかな。現実では流星ワゴンには乗れない。お話のように「あの時はこう思ってたんだ」なんて後出しで言うことも聞くこととできない。でも、それぞれが大切なことに気づくまでの葛藤が、流星ワゴンに乗ったことになるのかなあなんて。サイテーサイアクのもうめちゃくちゃな現実でも、そこからやっていくしかないんだなって、覚悟を持つために寄り添ってもらえた感じがした。

  • 夜な夜な怪しげな外出を繰り返す妻、中学受験に落ちて公立中学に通いいじめを受けている息子、リストラで仕事を失った主人公となかなかの苦境。
    そんななか、5年前に交通事故で亡くなったという親子との不思議な出会いから、過去に戻る体験をしてうんぬんという話。
    過去を変えられるならという希望を持たせつつも、結局はドン底に落とされても、受け入れてがんばるしかない、という至極現実的な話だった。父親というところにフォーカスしてたということですが、主人公とその父との関係も悪く、なかなか辛い話で読んでてしんどかった。

  • 以前ドラマをみて、たまたま図書館で見つけて手に取りました。どちらも面白かったです。
    いずれも上手くいっていない父と子の模様が三家族分描かれてます。上手くいっていないにせよ、子ども想いの父親で。はて自分はどうだろうと思いながら。
    タイムファンタジーものですが、過去は変えられなくても、未来は変えられる、ということでしょうか。

  • もう、死んでもいいかな…と思っている主人公。そして終電で自宅の最寄り駅に着くと、古い型の赤いオデッセイがとまっている。導かれるようにそのワゴンに乗って旅をする。人生の岐路(過去)を再度体験できるんだけど、うん。よかった!主人公の人生は暗くって、『さふぁ~!』って読んだ後の爽快感はないけど、面白い本だと思った。きっと、チュウさんがいい味を出したからだろう。
    ふと、友人がこの赤いオデッセイに乗っていたなぁ~って思い出して、久々に連絡を取ろうかと思った。そんな作品でした。

  • ドラマで号泣。本で号泣。

  • お父さんに会いたくなった。

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著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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