鼓笛隊の襲来 (集英社文庫)

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感想 : 106
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087466621

感想・レビュー・書評

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  • 三崎亜紀の世界、最高です!
    特に短編が上手いと思っています。

    「鼓笛隊の襲来」は、わくわく感に怖い気持ちが入りこみ、興味をそそるような心情が何とも言えない。
    台風が来る気分が鼓笛隊の音楽にそわそわさせられます。

    後は、「彼女の痕跡展」と「覆面社員」や、「校庭」は今すぐ短編ドラマにできそうなお話です。
    切なさと、人間の心の表と裏、そして、リアルにありそうな恐怖体験に近い部分が、非現実的ですが、そのユーモアが人を引き付ける気がします。

  • 奇抜なファンタジーと現実感のある教訓めいたものとをミックスしたことで、互いの良さを消し合って中途半端になっている印象。

  • 少しずつ不思議で、少しずつずれている…。心温まるものから、ちょっとぞっとするものまで。最後の同じ夜空を見上げて、が悲しいけど好きだな。

  • 最近、三崎亜記に再びハマっています。

    表題作の「鼓笛隊の襲来」は文句なく面白くて好みの作品。
    その他の短編はこんな感じのは少なくて、わりとシリアスで残念。

    校庭や同じ夜空を見上げて、が好きかも。
    校庭はジワりと効いてくる感じで、同じ夜空〜は切ないけどちょっとあったかい感じ。

  • 不思議に納得できる不思議なお話。

  • この世界、好きです。

  • 正直あまり印象に残らなかった。
    玄人SF作家の短篇集といった体で、馴染むのに苦労したため、印象が薄くなったのではないか。

  • 三崎亜紀さんは好きな作家ですが・・・。
    表題の「鼓笛隊の襲来」は良かったですが、そのほかの作品は
    私は、あまり好きじゃないです。

  • テレビで紹介されていたので買った本です。一つ一つがとても短くいのにちゃんと面白くて良かったです。これからもこの方の作品を追っていこうとおもいました。

  • 「星がとってもきれいだから、一人で見るのはもったいなくて」

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著者プロフィール

1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞しビュー。同作は18万部のヒットとなり直木賞にもノミネートされた。著書に『廃墟建築士』『刻まれない明日』『コロヨシ!!』『決起! コロヨシ!!2』など。

「2021年 『博多さっぱそうらん記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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