- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087466621
感想・レビュー・書評
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世にも奇妙な物語みたいなお話いっぱい。私はあんまり。
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文庫化したので再読。日常から少しずれた世界を描いた短篇集。好きなのは三篇。「鼓笛隊の襲来」、鼓笛隊についていくのは結構楽しそうな気がします。「象さんすべり台のある街」、セピア色の雰囲気が好き。「遠距離・恋愛」、特殊な離れ方でも互いを想い合える二人の姿が微笑ましいです。それにしてもこの世界の役所は秘密主義で凝り固まっているみたいだけど、仕事の幅があり過ぎて大変そうです。定時に帰れる仕事が少ないのは間違いないでしょう。
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著者の作品の基本パターンである、我々の基準からみれば突拍子もないことが当たり前に存在する社会を描いた短編集。相変わらず目の付け所が絶妙です。個人的には「突起型選択装置」が気に入りました。登場する女性が、何とも言えず魅力的です。
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最後の短編はじんわりときた。
男性目線の恋愛話はじんとくる。 -
着想は筒井康隆ばりの突飛さ。淡々とした文体と流れは星新一のような。いいんではないでしょうか。
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この世界から少しだけ、でも圧倒的にずれた設定が、こんなに出てくるのがさすが。設定に頼らず、物語としてちゃんと深みがあるところも。ただやっぱり長編の方が好みだなあ。
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冒頭、藤崎竜の駄文を思い出した。
全話短くも面白いので2時間程度で読める。
非日常の中の日常ってやつかな。