白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.91
  • (439)
  • (442)
  • (506)
  • (19)
  • (5)
本棚登録 : 4046
感想 : 291
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104331

作品紹介・あらすじ

発行部数累計600万部の大ベストセラー!

癌の検査・手術、泥沼の教授選、誤診裁判などを綿密にとらえ、
尊厳であるべき医学界に渦巻く人間の欲望と打算を迫真の筆に描く。

国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。食道噴門癌の手術を得意とし、
マスコミでも脚光を浴びている彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。
しかし、現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌い、他大学からの移入を画策。
産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、
あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとする。
初出「サンデー毎日」1963-1965年、1967-1968年。
半世紀経ってもまったく色褪せない、不朽の名作。全5巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 家族からの勧めで読み始めました。
    内容をほとんど知らず、なんとなく医療の話かと思っていたら、教授選!なんて煩わしい世界なんだとうんざりしましたが、その反面、皆が画策している様子は確かに面白い…とりあえず1巻だけ、と思いましたが早く続きが読みたいです。

  • 不朽の名作。

  • 5巻にて感想を。

  • ドラマ化もされている山崎豊子さんの代表作。
    敏腕外科医の助教授財前が教授選に向けて陰謀と名誉欲を全開に挑んでいく。
    第1巻は財前vs東教授メインの内容。
    全5巻の本作。今後の展開が楽しみ。

  • かなり以前にテレビドラマでやっていたので、なんとなく手を出さずにいた本。
    己の欲望によくもまぁこんなにも正直になれるものだと半ば呆れてしまうくらい濃いキャラクターが続々と出てきます。
    改めて顔をしかめるとともに、著者のリアリティへのこだわりに心底感心してしまいます。
    いや、すごい小説です。

  • 第5巻にて。

  • 過去に読了しているシリーズではあるけど、TVドラマの再放送で読み返してみようと積んでる。
    人としての良心とエゴの境い目ってなんだろう、って考えさせられる。

  • 国立浪速大学医学部の第一外科助教授・財前五郎。
    彼は食道噴門癌(エソファーグス・クレプス)の手術(オペ)を得意とし、マスコミでも脚光を浴びていた。
    (胃の噴門部に癌が広がっている場合、その部分を切除したあと食道に繋がねばならず、財前がこの難しい食道・胃吻合手術に特に長けているという説明が、ドラマに比べて詳しかった(p.42))。

    東教授の定年退官が翌春に迫る中、財前が「魔術のようなメス、食道外科の若き権威者」などと世間で喧伝されていることが面白くない東は、他大学からの教授移入を画策する。
    財前が医学部長の鵜飼、医師会長の岩田、舅で産婦人科医である又一らを味方に付け、票田の獲得を目論むのに対し、東は東都大学の船尾教授に頼み、心臓外科の若き権威者である菊川昇教授を後任者にと考える。
    「万一、私が君を推そうにも推せないような突発的な支障が起ったら、どうするかね」
    「万一、そんな時には、泣き寝入りしないような方策を考えますでしょう」(p.321)
    2人の対立は医局員たちの目にも明らかなものとなり、佃は医局内工作に奔走することになる。

    一方、財前と同期で第一内科の助教授である里見脩二は、「綿密な検査」(p.108)にこだわる学究派で、財前とは異なるタイプの芯の強さを持っていた。
    「自分の良心を失ってまで教授になりたいとは思わない」(p.336)
    真っ向から対立する「人生観の違い」(p.170)がある財前と里見であるが、鵜飼教授が胃癌と診断した患者の膵臓癌を里見が発見し、そのオペを財前が執刀して互いの力倆を称え合うシーン(三章)など、2人の描き方の対比が本当に面白い。

    教授選の行方のみならず、自身の退官後の天下り先と娘の佐枝子の結婚相手にも悩む東、教授夫人会「くれない会」で爪はじきにされたことに焦る東の妻・政子、教授選で財前に恩を売り学長選への足固めとしたい鵜飼、さまざまな人物の権謀術数うずまく様が、あまりに見事に描かれていて息つく暇もないほど面白い。

    39歳の若さ(連載開始時)でこれだけの小説を書き上げた山崎豊子さんの知識量、取材力、文章構成力にただただ驚嘆させられる。
    手術の締めとなる縫合のシーン、「ぷつんと大きな音をたてて糸を切った。生と死の別れ目を告げる音であった」(p.62)
    胃潰瘍(ニッシェ)の患者(クランケ)のエックス線フィルムを見、オペの術式について言い争いをするシーン「フィルムが白黒の微妙な明暗を映し出し、それを見る東と財前の心の中の微妙な明暗をまざまざと映し出しているようであった」(p.235)
    のような深みのある、真実を突いた表現もとても好きだ。

  • 国立浪速大学医学部第1外科助教授・財前五郎。
    食道癌の専門家として、マスコミからも脚光を浴び、次期第1外科教授として、自他ともに認めていた…

    現教授・東は財前を嫌い、自身の出身大学・東都大出身者を自身の後継者として、推薦するのだった。

    何としても、教授選に勝ち抜こうとする財前は、義父・財前又一の財力により、OBのバックアップ、医局のバックアップを得ることに成功し、あらゆる手を使っていく…

    財前の何としても教授になろうとする権利欲。
    貧しく、苦労をしてきたからこそだろう。
    実力もあるのだから、何の問題もないと思うのだが…
    東もそこまでしなくてもと思う。

    東からすると、退官後もそれなりに影響力を残したいのだろうが…
    老兵は去り行くのみ。

    やはりおもしろい。

    ドラマで観ているだけに、唐沢寿明、江口洋介、石坂浩二、伊武雅刀…の顔が浮かぶ…
    結末はわかっているのだが。

  • 続きが気になる。

  • 人が多くて頭がこんがらがってしまった、、、

    人を救うという病院であんなパワーゲームが繰り広げられてるなんて、知りたくないと思いつつ
    先輩に勧められて2巻へすすむ!


    純粋に助けたいとか、そんなお医者さんばかりではないのかねー。

  • 全巻感想。

    長かったけど面白かった。とにかく財前っていう欲も実力も人以上にあるキャラクターが面白い、嫌な奴だけどラストは痺れた。

    医学的知識が殆どない状態からスタートしたとあとがきで書いてあったけど、そこからここまでの話を作った事に驚く。

  • 同僚に勧められたので読む。
    (3)まで積読。

  • 国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。食道噴門癌の手術を得意とし、マスコミでも脚光を浴びている彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし、現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌い、他大学からの移入を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとする。
    (1965年)

  • 華麗なる一族に続いて、本作も読了。4、5巻は読者の声に押される形で執筆したとのことを後で知る。医療、裁判シーンの表現には、著者の並々ならぬ勉強が感じられ、どのシーンも気を抜けない描かれ方をしていた。非常に読み応えのある作品。

  • 再読。

    時代の流れを感じさせない筆力。
    「文化アパート」があったり、携帯電話の描写がないことから昭和であることは分かるけれど、古い時代の物語という印象はない。

    1巻は教授選前半まで。

    唐沢・江口ドラマからももう20年くらい経つかな。観たいけれど今のところDVD購入しか方法がない。

    ※唐沢・江口ドラマは2003年、15年前でした。

  • 1-3巻が元の"白い巨塔"、4-5巻が"続・白い巨塔"。
    大学病院内での教授の座をめぐる権力争いとその渦中で起こる医療ミスをめぐる裁判を描く。教授選挙の決着と医療ミス第一審判決までが本編、学術会議会員選挙と控訴審判決までが続編。

    昭和の金と力の時代を描き切った作品。その意味では本編完結までが純粋な作品。
    本編の医療ミス裁判の現実社会での反響が大きく、作成された続編では、裁判と主人公の身に起こる異変が並行して進む。結末は裁判と天命により主人公の人生にけりがつけられる一方、単なる悪役ではない誇り高き医療者の一面を示して終わる。

  • この作品は、主人公の財前は悪役として、財前を告発した患者さん家族の味方となった里見は正義として描かれているが、実際には、財前はむしろ被害者であって、本当の悪人は里見なのではないか。

    物語の序盤、財前は、手術した患者さんの肺転移を見逃す。まわりはそれに気がつきつつ、誰もそれを財前に進言できないままに状態は悪化する。里見もまた、財前に「これは肺転移だ」と進言したはずだけれど、結局生検は行われることなく、患者さんは亡くなってしまう。

    患者さんの経過において、もちろん責任者は主治医であった財前だけれど、患者さんは結局亡くなってしまったとはいえ、訴訟を回避できた可能性は無数にあった。肺転移した胃癌に対して、昭和40年代の医療でできることはほとんど無かっただろうから。
    ところが『正義の人』である里見があの場所にいたことが、そうした可能性を閉ざしてしまった。

    「対等な関係」にある誰かが「正義の人」であったとき、その組織で致命的な失敗が起きる確率は飛躍的に高まってしまう。

    ぶっちゃけ、「白い巨塔」の里見という人は、一緒に働くにはけっこう厳しい。

    何か問題を発見すると、里見は「これは問題だ。君はこうするべきだ」といったやりかたで問題を指摘する。プレゼンテーションのありかたとして、これは微妙に挑発的で、「売り言葉に買い言葉」的な状況に陥りやすい。

    里見の助言は、それを受け入れる側に「ただ負ける」のではなく「大きく負ける」ことを強要する。兵隊の位が異なっているのなら、特に相手が明らかな上役ならば、こうした言い回しは全く問題にならないけれど、対等な関係という、組織においてバランスを保つのが難しい状況において、「大きく負ける」ことを素直に呑むのは難しい。

    同じ状況に置いて、里見が常にヘラヘラとした、いっそ財前に「ちゃん」付けで呼びかけるような態度の人物であったら、白い巨塔のような問題は発生しなかった。
    財前に見逃しがあって、里見がそれを見つけたとして、「財前、お願いだからこの検査をやってくれないか?」とか言って、財前の肩にでも手をかけながら頭下げていれば、必要な検査が提出されて、問題はそのまま収拾したのではないかと思う。

    火が嫌いな人と、火を消すのが好きな人とがいて、同じ「消す」ことを目指しても、問題に対する態度はずいぶん異なる。
    火が嫌いな人は真っ先に火を消すけれど、火を消すのが好きな人は、結果的に火を大きくする方向に舵を切ることが多い。
    火消しを公言する人は、火が大きくなるまで待ってしまったり、案外放火が好きでもあって、こういう人と一緒にやるのはリスクが高い。
    この手のタイプは、公務員、それも学校教員に多い気がする。

    大ざっぱに「クズ」と「正義」がいるとして、患者さんの状態悪化を見逃した財前は人間のクズであったのかもしれないけれど、里見も同じようなタイプのクズなら、白い巨塔の物語は成立しない。

    「クズ」と「正義」には使いどころがある。対等な関係を作らざるを得ない場所に「クズ」と「正義」を配置すると、たいていろくでもないことになる。対等に組んだ「クズ」同士はうまくいく。同じことを「正義」でやると殺しあいになる。
    「正義の人」は、上司と部下しかいない、対等が存在しないところに置いて、上下を「クズ」で挟むと馬車馬のように働いて、組織全体の生産性が向上する。

    白い巨塔の物語というのは、財前の失敗ではなく人事の失敗であって、同僚に恵まれなかった財前の物語であったのだと思う。

    #読書記録 #白い巨塔 #正義の人 #公務員 #組織内人事

  • いつか読みたいと思っていた作品。

    国立浪速大学附属病院の第一外科の助教授、財前五郎は医長の東教授の停年退官を受けて時期教授の有力候補とされていた。しかし東教授、財前が優秀で雑誌にも取り上げられたりと目立っていくことに不快感、嫉妬心を感じるようになり、次期教授を外部から呼んでこようと目論む。色んな派閥があり、大学病院内の思惑だけにとどまらず、様々な思惑がぶつかり合う。波乱の次期教授選挙が始まる。

    医療系の話もちょいちょい出てくるが話の中心は権力と金と名誉...根回しや政治力、駆け引き。僕にはとことん興味のない分野ではあったのだが、うまい餌を吊るしたり、金をばら撒いたり人心を掌握するための手練手管を見てるとなるほどなぁと感心してしまう面白さがあった。全5巻なのでこれからどんな展開になっていくのか楽しみ。

  • 社内、院内政治とはどういうことかを示す良い例だと思う。山崎豊子の緻密さがすごい。

    実力があっても、人間関係の部分が大きいというのが政治。実力があることは前提として、その上でどう立ち振る舞うか。

    相手のメリットとこちらのメリットをつなぎ合わせること。財前に票を投じれば、鵜飼教授にとって鵜飼派が一人できるし、今後医師会の支援も得られる。財前が教授になれば、金子は助教授になれる。菊川が教授になれば、東都大の枠が広がる。

    自分にツンツンする態度を取ったり、蔑ろにされれば嫌がらせもする。これが人間だよなあ。

  • 他の本と並行しながらですが、2ヶ月弱もかかって読みました!もう全ての語彙力を圧倒的という言葉に置き換えたい所存でございます。去年五話連続でやってたドラマのキャストでイメージして読んだので、財前は岡田くん。里見は松山ケンイチ。ケイ子は沢尻エリカ。東佐枝子は飯豊まりえちゃん。などなどが頭の中で物語を展開してくれました!
    人間の命の尊厳さと地位や権力への欲望の共存する「白い巨塔」。この白い巨塔に敗北したのは里見や地方へ飛ばされた医局員ではなく財前だった。本当に圧巻。実際医学会がここまでのものかは分かはないけど、少なからずこういう風潮はあると思う。
    全ての登場人物がこの物語を考えさせるのに必要な人物で、こういう人間がいたらどうだろうと思うキーパーソーンが本当に全て揃ってるなぁと。里見先生がなんだかんだ財前を尊敬してるところがめちゃくちゃ良くないですか??
    個人的に1番好きなのはケイ子。最後の方でこの人花森って名字だったんだとかしょうもないこと思ったのはさておき、結局財前のことを一番理解してたのがこの人。自分の語彙力でこのケイ子の凄さを文字で表現できない笑。とにかく聡明で物事の本質を見抜いていた感じがしてカッコ良かった。
    あとは里見と東佐枝子の関係。佐枝子があの両親に染まらず純粋で真っ直ぐな里見に惚れるのがいい。でも友人によってできた壁をお互いが意識して、最後は佐枝子の方から会わないと決意するところが切ないけど意志の強さを感じてとても良かった。普通あんな両親に育てられたら、無理してでも地位を築きたいと思うけどなー。意志が本当に強い証拠だと思った。ここもあっぱれ。
    またこの小説、里見が財前と正反対で焦点当てられがちだけど、関口弁護士もなかなか逸材というか憧れるべき人だと思った。患者の泣き寝入りを防ぐために、医学に素人な弱い立場にもかかわらず佐々木家族のために、むちゃくちゃ勉強して国平弁護士に立ち向かうところとか。里見が医者としてのあるべき姿を見せつけたなら、関口は弁護士としてのって感じがした。というか、財前側に立たずに証言した方々皆すごいよ。柳原くんもよくがんばったよ。運が悪かったねー。
    この小説では医学という人を救うための学問においても人間のいろいろな欲望が絡まり合って、プロとしてのあるべき姿を見失ってしまう設定だけど、医学界以外にももちろん通ずるものがあると思いました。やはり人間。技術があっても人情がなければダメ。逆も然り。本当の意味で敬われる存在になるためには両方兼ね備えないとなと!医学の基礎知識に加えて、医療裁判の難しさ、人間のあり方など多くを学べた最高の小説でした!
    里見先生目指します! 

  • 昔ドラマやってたなぁ、見てないけど。

    医者の世界もこんな派閥や出世欲に満ちているのか、、、
    人は大人になるにつれてよく深くなっていくものかもしれない。

    続きがたのしみ。

  • この作品には、組織の中で生き抜いていく為のコツが書かれている。

  • 権力争いの描写がこの小説の中で最も面白いところではあるものの、ほんの一部の医者がその権力争いには興味を示さず、確固たる信念の元で真面目で愚直な研究を続ける姿勢が映し出されており、会社生活の人間関係で疲れてるせいか、その姿の方に惹き込まれるところがあった。

  • 社会派小説で知られる山崎豊子の作品を初めて読んだ。
    医学書を読んでいるのかと錯覚するほど専門的であり、医療現場の緊張感までもがリアルに描かれている。徹底した取材による小説といわれる意味がわかった。
    大学病院の封建的な人間関係と医療の腐敗に対する痛烈な批判を感じた。

  • ドラマで見るより本の方がずっといい、そんな原作がときどきあります。まさにコレ。

  • 10代の時に読んだのですが、再読。
    先ず一巻は、登場人物の紹介と同時に教授選という、人間の嫌な好奇心が擽られる描写で巧みに翻弄させられる。
    ドラマを観て再読したくなったけれど、迫力のある作品です。
    医師の世界に時折蔓延っている人間模様が生々しいです。

  • 一度読んでみようと思っていながら、やっと読み始めたところ。
    医学部教授戦を巡る選挙戦が始まる。腕は確かだが、名声が却って教授から疎まれる財前。人間の欲があからさまに描かれる。
    ちょっと古い関西弁が面白い。
    物語のスタートが昭和37年だったとは。

  • 地位や名誉は、努力をしても手に入れられないものの1つだと思うけど、それを必死に手に入れようとする姿がなんとも虚しい気がしてしまった。


    一巻はひたすら教授選の駆け引きの話。
    これから、この私利私欲にまみれた人たちがどう変わっていくのか楽しみ。

  • 学生時代からいつかは…と思っていてようやく読み始めました。

    駆け引きが凄いです。
    ほぼ皆自分の利益しか考えてません。

    ドラマも見てなく、どんな展開になるのかわからないので先が楽しみです。
    財前助教授はどうやって駆け引きしていくのかを楽しみに続きをいきます。

全291件中 1 - 30件を表示

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×